サッカー日本代表の話
日本代表の試合が2日連続であったのでその話をします。
A代表 日本対韓国
3-0で日本の勝利ということで、日本の圧勝でいいと思います。もう2点くらいは取れてもよかったと思います。個人の質で圧倒した感じがありました。一人一人の選手の質で韓国を上回った試合でした。個人的に期待していたのは守田・遠藤のダブルボランチと右サイドバックの山根です。これが後出しと思われても仕方ないようなパフォーマンスでしたね。守田は攻撃でボールを展開して、ゴール前にも飛び出すシーンがありましたし、守備でもパスカットしてカウンターの起点になってました。遠藤は言わずもがなという感じで、ドイツでみせるデュエルマスターぶりはすごかったです。攻撃でもボールをもらって味方に縦パスつけるシーンが多くて、すごい選手だなと改めて感じました。山根はフロンターレでしているプレーができてましたね。初めて見る人は驚いたかもしれませんが、Jではああいうプレーをよく見せていたので、納得という感じです。他の選手も素晴らしかったので語り切れないんですけど、一つ気になったことがあります。それは攻撃時の左サイドです。左サイドの佐々木と南野ですが、佐々木は守備の選手ですよね。3バックの左を務め、相手を潰しに行く選手だと思います。攻撃で高い位置に上がってクロスやドリブルは得意じゃないと思います。実際、上がるタイミングが遅かったり、上がっても詰まってました。南野は点取り屋タイプなので、中に入っていくプレーをします。トップ下に入ること多いので当然です。点は取れなかったですけど、惜しいシーンも何度かありました。このように左で幅を取る選手がいない問題がありました。途中で小川に代わり改善されましたが、森保監督は以前も同じようなことをして、左が機能不全を起こしていました。このような選手のかみ合わせを間違えることが多いので、相手のレベルが上がると勝てなくなるのは当然のように感じます。
U24 日本対アルゼンチン
0-1で日本が負けました。いくつか記事を見ると三苫が通用しなかったみたいな記事が流れてきて悲しいです。全然そんなことはないし、むしろ普通にやれていた。持ち味を発揮する場面もあったので、これからが楽しみな選手であることに変わりはないと思います。なんかあーいう選手ってメッシみたいな活躍しないとすぐ通用しなかった扱いされるのが不思議でならない。1対1の場面も優位に立てていたと思うし、自陣で引っかかってピンチになった部分の改善は必要だと思うけど、能力の高さは見せていたと思います。試合を通して技術的な部分ではアルゼンチンを上回ったと思います。フィジカル的な部分では厳しい場面もありましたが、勝てない試合ではなかったと思います。久保建英は両チーム通して一番上手いように見えました。同年代でも抜けているプレーヤーだと思います。気になったにはビルドアップの部分で、パスコースを作れていないシーンが多く攻撃で詰まったように思います。ああいうのってちょっとしたポジショニングで変わると思います。ただ、渡辺剛なんかはおそらく、普段からそういった指導をされていないので、作れていないシーンがありました。こういうのってできてない選手が悪いのではなくて、指導できていない指導者に問題があると思います。ただ、Jでも指導できる監督とできない監督がいて、巡り会えない選手が可哀想だなと思います。
まとめ
両試合を通じて思ったのは、選手のレベルが確実に高くなっているということです。U24とはいえ、アルゼンチン相手に技術でひけをとらない選手が増えています。後は選手の力を引き出せる監督が日本代表監督になることだと思います。これは今の監督に対する批判になりますが、そう思っています。そしてそれができる監督は確かにいます。それを選んでいない協会の責任も大きいと思います。