鳴るためのスペースを
昨夜、近所から鈴虫が鳴いていました。
夏がそろそろ終わりを迎えていると感じました。
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夏の風物詩として頭に浮かぶのは「蝉」。
蝉の一生を考えると、"生きるって何だろう"と考えさせられます。
ご存知だと思いますが、求愛行動としてオスのみが鳴いています。
蝉の身体の大部分にあたるお腹のあたりは空洞です。
その空洞に、羽を擦る音が響いて大きな音が鳴ります。
アコースティックな楽器も同じく、例えばギターのボディは空洞であるからこそ、弦の音を響かせます。
スペースがあるからこそ、波が生まれます。
(ドレッシング・ボトルに材料を満杯に入れると混ざり辛いですが、少しスペースを持たせることで波が生れますね。)
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私たちも同じです。
心に"余裕"を、身体には"スペース"を作ろうと心掛けることで遊びが生れます。
それによって、生命という波動は更に波打ち、生きている悦びは大きく鳴り響きます。
蚊も蝉も、我々も、生れて生きているだけで既に素晴らしいことです。
別に、蝉も相手を見つけられなくても、天寿を全うできないとしても、この世に生を受けたこと以上の悦びはないと私は考えています。
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我々も、何かを成し遂げなくてもいいのです。
こうして過酷な猛暑を生き抜いていることだって奇跡です。
まずは身体を拡げ、呼吸と共に内側からスペースを拡げましょう。
そこに既にある悦びの波動を大きく響かせましょう。
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