春の知らせ

春は本当に色々なことが起こる。この目まぐるしく変わる四季の中でも特によく起こる。音楽を志すものとしての観点でみると、それはバンドの解散や活動休止、メンバー脱退なんかの知らせが多い。4月から新たに社会人として、もしくはまた別の道を歩むことを決める人が多いんだろう。新たな出会いが多いのも事実である。新たに生まれるバンドも多い。

俺個人としては、地元の友達に会えるから基本的にはめっちゃ楽しみな季節。これ無しじゃあ、もうこれから生きてくの無理なんじゃねってくらい好き。今回の春も広島、愛媛と3泊4日の旅をしてきた。マジで楽しくて、疲れて、これ以上何もいらねえって感じだったのだ。そんな友達に出会えた事に本当に感謝している。大好きだ。

ここから1年経ったら俺はもう大学生というレッテルを剥がされる。もう剥がれかけだ。自分の人生をどうやって納得させて、どうやったら死ぬ時に悔い残さずに死ねるかなんて考えるけど、死ぬときに悔いない人そんなに沢山いるのかなあ。音楽で1つ、何か残したい。地元のみんなの自慢になりたい、だなんていつも考えてるけどそんな簡単じゃないし、俺1人の問題でもないのだ。バンドってマジで難しいんだ。とりあえずは何か仕事しようかな。とかね。

メールボックスを開けたら、マイナビやら就活関連のメールばっかで嫌になる。俺はどうしたいんだろう、本当は普通に働いて、休み作って友達と旅行行って、地元帰ってはその友達と昔話に花を咲かせて、くだらない話を朝までしていたいんだろうか。春は本当に複雑で色々考えさせられて鬱陶しくて美しい。もうちょっとだけ春あるから、もうちょっとだけみんなと遊んでから、また頑張りゃ良いのさ。弟はさっき飛行機に乗って東京に帰った。またなー、頑張れよ、俺も頑張る。

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