堕ちてくれないかな(2021/12/25.お題:天使)
私にとって妹は天使だ。
とても可愛くて、優しくて、頭も良い。私とは全然違った。
全然違うのに、私と妹は周りから比べらる事が多かった。
ただの人間である私が、天使と比べられてきて耐えられるはずがなかった。
だから、私はどうにかして妹に人間に堕ちてもらいたかった。
私は寝室で寝ている妹の身体を揺さぶった。
「なに……お姉ちゃん」
妹が目を覚ました気配を感じると、私は妹の服の中に手を潜り込ませた。
手探りで胸の柔らかな膨らみに指を這わせ、強く握る。
妹は小さく声を上げた。
妹が寝間着として着ているTシャツを捲り上げ、履いていたジャージのズボンを脱がせる。
そして、私は妹の上に馬乗りになった。
妹は一切抵抗せず、声を押し殺して泣いていた。そして、微かに「良いよ……お姉ちゃん……大丈夫だから」と聞こえた。
もしも、妹が抵抗して私を拒絶してくれたら、私にとって妹は優しい天使じゃなくなる。
逆に、万が一妹も私を求めてきたら、妹も人間なのだと思えた。
でも、妹はただ耐えて私を受け入れようとしている。
駄目だ。このやり方じゃこの子を天使から引摺り落とせない。
妹の頬に唇を寄せて、そこに伝う涙を舐めた。しょっぱかった。
妹の頬から唇にかけて口付けを落としていく。
そして、妹の唇の間に自分の舌を捩じ込み、歯茎、舌、頬の内側、妹の口内を蹂躙していく。
妹の下着の中に手を入れると、ひゃっと小さな悲鳴が聞こえた。私はそのまま、妹のデリケートな部分をまさぐる。
どうすれば、この子は私と同じ人間に堕ちてくれるんだろうか。