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完全独学受験の私が、FP1級試験の合格までに費やした費用とは

FP1級試験には、学科試験と実技試験がありますので、それぞれを分けて書いていきたいと思います。

学科試験

  • 試験料:8,900円

  • テキスト代:約20,000円

  • カフェ代:約50,000円(500円*概算100回)

  • 模擬試験受験料:0円

  • 計算機:1,000円

・学科試験費用合計:約80,000円

  • 合格テキスト FP技能士1級 (1〜6) 2160円*6冊

  • 合格トレーニング FP技能士1級 2016-2017年 (よくわかるFPシリーズ) 3456円

  • スッキリとける 過去+予想問題 FP技能士1級 学科基礎・応用対策 2016-2017年  3024円

コメントと補足

私の場合、講義に参加して教えてもらうということが非常に苦手であったため、スクール等には通わず独学で勉強をしていました。また、通信講座で勉強スタイルを縛られるのも好きではないので、それらも利用していません。

ただ一方で、家で勉強が出来るタイプでもありません笑。

テレビは見ないのですが、パソコンがあるとついついyoutubeや、アニメ・マンガなどを見始めてしまい、就寝時間までずっと見ているということになってしまいます。ですので、基本的には仕事が終わってからは、カフェやファミレスで勉強してから帰るのですが、その費用が結構バカになりません。飲み会とかに誘われなければ、基本的には毎日行きますので、なかなかの金額になります。

また、休日で集中的に勉強する日などは1日に4〜5件、カフェをハシゴするので凄まじい出費になっています。ただ、とはいえ必要経費ですし、浪費というやりは完全に自己投資の一環ですので、一切糸目をつけずにお金を突っ込んでいます。私にとっては、カフェが自習室のようなものなので、しょうがないと思っています。

テキストに関しては、各分野毎(6分野)のテキストに加えて、問題集を2冊買いました。テキストについては、どの出版社が出している参考書もそれなりに分かりやすいので、正直何を使っても良いと思います(好みで選んでください)。私の場合には、薄さと持ち運びやすさにかなり重点を置いていましたので、上記に挙げた「合格テキスト FP技能士1級シリーズ」を利用していました。

問題集に関しても、正直どの出版社の問題集でも良いと思います。ただ、FP1級試験というのは、試験範囲が広く論点が細かいという事もあり、問題集を2冊購入し網羅性を高めるようにしました。特に、応用問題については、あまり問題数が多くない参考書も多いので、FP1級に限っては問題集の複数購入もありだと思います。

トータルして計算すれば、学科試験で約80,000円の出費でした。

実技試験でかかった費用

  • 試験料:25,000円

  • テキスト:約8,000円

  • カフェ代:約15,000円(500円*概算30回)

  • 模擬試験受験料:0円

・実技試験費用合計:約48,000円

  • FP技能検定1級実技(資産相談業務)対策問題集 【第五版】 4320円

  • 2016年度版 FPマニュアル 3538円

実技試験に関しては、参考書は実質的には1冊しか存在しません。しかも、収録されいている問題も2014年から過去3年分でした(直近2年分の過去問はネットで拾ってきて勉強しました)。FP1級の実技試験(きんざい)に関しては、全国合計で年間1500人程度しか受験しない試験ですので、コストを考慮しますと数年に1回の書籍改定でもしょうがないかなと思います。

FPマニュアルに関しては、問題集だけでは心許ないと思ったのでamazonで購入した訳ですが、実技試験に充てられる勉強期間があまり無かったこともあり、殆ど参考にせずに終わりました。

試験料に関しては、25000円は高いですよね。これも大きな出費です。他の難関系の資格試験と比較しても、2~3倍高いです。

ただこれについても、受験者数が少ないにもかかわらず、全国(東京2会場、大阪、福岡、名古屋など)で開催する必要があり、かつ地方から新幹線で受験に来る方も考慮して、割と好立地の場所に試験会場を複数日程押さえなければいけないという事を考えれば、試験料の高さは致し方ないのだと思います。

実技試験対策に関しても、カフェに通って勉強しました。実技試験対策は試験本番の2~3週間前から行ったこともあり、あまりカフェには通っていません笑。

勉強に利用したが、既に所有していたもの

FP1級取得以前から既に所有していたのでカウントしていませんが、勉強においては、appleのMacBook Air(12万円くらい)とBOSEのQuietComfort(2つ合計で7万円くらい)を利用しました。

MacBook Airは、カフェに持ち込んでマインドマップを作成するために利用していました。軽くて薄いので、休日などでもいつも持ち運んでいました。

QuietComfortに関しては、これはノイズキャンセリング機能付きのイヤホン・ヘッドホンなのですが、低い音量でクラシック音楽とかを再生すると、外界の雑音が殆ど聞こえなくなるという優れものです。一度充電すれば数十時間は利用できるので、使い勝手も良いです。

両アイテムともに値段は張りますが、短期間かつ効率的に資格試験に合格する為には必須アイテムだと思っています。快適な環境で勉強するための必要な先行投資だと思いますし、将来的に得られるであろうリターンを考慮すれば安すぎますから、ジャブジャブお金をつぎ込んでいます。

まとめと補足

私は受講していませんが、予備校等のスクールに通ったり通信講座を受講するという勉強方法もあります。

FP1級試験はそこそこの難関資格ですし、独学での対策がしづらい試験ですから、プロに合格までの勉強プロセスを指南してもらうと同時に、出題傾向や最近の法改正の動向などを解説してもらうというのは非常に有効な手段だと思います。

ちなみに、仮にスクール等に通おうと思った場合、予備校にもよるとは思いますが10万円くらいします(TACの学科対策コースは税込12.3万円)。スクール形式の場合、予備校に通うための往復交通費も案外バカにならない金額になるようですね(知人談)。ちなみに、実技試験に関しては、そもそもスクール等が存在しません。もしあるとすれば、個人でFP1級対策講座を運営しているようなケースか、金融機関が社内的に対策講座を準備しているケースだと思います。

いずれにせよ、スクールを利用する場合には、独学で勉強するケースと比べると費用が掛かります。ただ、自分で勉強計画を立てられない方やプレッシャーがないと勉強できないという方にとっては、むしろスクールの方が経済的かもしれません(不合格になって、複数回受験するリスクが減るため)。

FP1級試験の対策に当たっては、ご自身の懐事情と性格のタイプに合わせて、独学かスクールかを検討していただければと思います。


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