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Sonnox Oxford Inflator V3 - DTM機材レビュー

宮内です

キャプチャ

最近Mixをしていて「高域のサチュレーションが欲しいなあ」という場面に結構遭遇していました。

手持ちのテープシミュも思ったような効果を得られずどうしようかなと考えてぼーっとメディアインテグレーションさんを眺めて目に飛び込んできたのが「Sonnox Oxford Inflator V3」がセールでなんと7000円!

定価では17000円ぐらいするので半額切ってますね。

僕はプラグインを買うとき必ずデモってから買うという自分ルールを作っているのでまずはデモから。

なにこれ。フェーダー四つしかないのにめっちゃ楽しい!

すぐ買いました。


パラメーター解説

これについては同梱のマニュアルと聴感上なにか違うような気がしたので自分の感覚で書かせて頂きます。

・INPUT

音源をどれくらいの量Inflatorに入れるか決めます。基本は弄らなくていいと思います。

・OUTPUT

文字通りどれぐらいの量アウトプットするかをここで決めます。Inflaorは仕組み上、特定の帯域が圧縮され音圧があがる傾向にあるのでこちらは微調整がオススメです。

・EFFECT

恐らくこれはどれぐらい圧縮しますか?というフェーダーです。上にいけばいくほど圧縮率が上がります。

・CURVE

Inflator信者の中でも謎の項目と言われているようです。僕は上にいけばいくほど高域にフォーカスされる傾向を感じます。ここでフォーカスしたポイントを先ほどのEFFECTで調整してあげるという使い方で落ち着いています。


メリット

音像が笑ってしまうほど自由自在ですね。上下左右はもちろん奥行き調整まで。存在感を出してあげることを目的としたプラグインですが使い方次第では奥にひっこめてあげることも出来ます。

デメリット

これは同梱されているマニュアルの書き方が悪い気がするのですが、そこには「InflatorはEFFECTフェーダーをMaxで使うのが本来の使い方だよ!」といったことが書かれています。これを鵜呑みにすると手痛い目にあいます。

EFFECTフェーダーをMaxにした状態でMixを組もうとするとサチュレーションが飽和していてかなり聞き苦しい状態になります。楽曲やジャンルにもよりけりですが僕としてはもう少しナチュラルにかけるのがオススメかなと思います。

以上「Sonnox Oxford Inflator V3」のレビューでした。


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