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【競合編】The Marketing Research.-競合からあらゆる情報を得て、自社を優位にする戦略。-

②競合

まず具体的な手順としては、

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⑴競合の定義

どのブランドが「どのブランドと競合しているか?」を深く理解することが重要。また「自社と近しい価値を提供しているブランドはどこか?」という視点が重要になる。

⑵競合を見る

具体的に競合を分析する段階。

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以下で詳しく解説していきます。

❶競合の定義

つまり言い換えると、ターゲットが選択を行う際に自社と比較されるブランドはどこか?選択の過程で比較対象になりうる対象はどこか?これを明確に定義しておきます。

これが明確でないと「何みてるんだこれ?」ってなります。競合リサーチで
まず初めに重要なのは「どこを競合と定義するのか?」なのです。ちなみに、競合は2種類存在していて、両者を正しく定義する必要があります。

⑴直接競合
=同じ商品ジャンルで争うことになる競合

例:Apple/Galaxy=スマホで争う

⑵間接競合
=異なる商品を提供しているものの、似たようなニーズや問題を解決している競合

例:映画館/Netflix
異なる形態でエンタメを提供しているが、娯楽ニーズを満たす点で競合しているため、間接競合関係にある。

また例えば、ハーゲンダッツの競合は単なる『アイス』ではなく『仕事終わりのちょっとした贅沢スイーツ』です。ここまで明覚に定義づけするとリサーチしやすいです。

「あなたと近しい価値(ベネフィット)を
 提供しているライバルはどこか?」

を考えてしっかりと的確にライバルに標準を合わせましょう。競合の炙り出し方にはいくつか種類がありますし、自分で頑張って探すのもいいのですが、

〇〇というニーズを
満たす商品orブランドは知っていますか?

また、それはどんな商品orブランドですか?

このような聞き方ができればあなたの競合を的確に定義することができます。「あなたと近しい価値(ベネフィット)を提供しているライバルはどこか?」なのでね。

これに関してもクラウドワークスでアンケートを取ればいけます。もしくはあなたの既存のお客様とか。これを経て、「あ、ここが競合になりそうじゃん」と目星をつけて競合として定義するのです。

ただし条件として「自分のブランドがどんな価値(ニーズを満たすもの)を保有しているのか?」を的確に把握しておかないと的確な競合の定義はできません。そこは十分な注意が必要です。

❷競合を見る

ここでまずは競合を見る視点を提供しておきます。競合をリサーチする際は下記の3つの重要な視点でリサーチを行います。

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