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「収率とTDS」でコーヒーを考える。 現代浅煎り抽出概論vol.02

さて、コーヒーにおける「TDS」と「収率」をご存知ですか?
この言葉を理解していて実際の抽出に応用できるようでしたら、かなりのコーヒーオタクです。

しかし、多くの方はご存知でないでしょう。

なので今回の記事では「TDSと収率」を解説し、実際の抽出に応用できる事を目標として進めていきます。

今回の記事は「コーヒーの「抽出効率」って知ってますか?」からの続きとなります。
なので、そちらを読んでからこちらを読む事をお勧めします。

レシピ

TDSと収率の解説に入る前に、コーヒー抽出レシピに必要な変数とその例を紹介しておきます。
後々重要になります。

・豆量:注湯量=15g:225g=1:15(ブリューレシオと呼ばれます。)
・湯温:90°C
・挽き目:中挽き
・注ぎ分け:5投 (225gを5回に分けて注ぐ)

豆と湯量の比率をブリューレイシオなどと呼んだりします。ここが当然濃度にも影響を与え、味の傾向を決めるといっても過言ではありません。
かなり重要な変数の一つです。

湯温や挽き目はいいとして、注ぎ分け回数も割と重要な変数だったりします。
これは後々詳しく解説します。

次から本題に入っていきます。

TDSとは

TDS(Total Dissolved Solids)とは総溶解固形物といい、水分中に溶けているコーヒー成分の量です。
つまりこの数値が高いほど濃度が高いコーヒーって事ですね。

100gのコーヒー液に1gの成分が溶けている場合
  1gの成分/100gのコーヒー液=1/100(1%)

つまり、TDSは濃度に直接的に関係あるって事です。

収率とは

収率とは、「コーヒー豆からどの量の成分が抽出されたのか」を示す数値です。

10gのコーヒー豆から1gの成分を抽出した場合
  1gの成分/10gのコーヒー豆=1/10(収率10%)

さて、直感的には先のTDSだけで十分なように思えます。
なぜ収率が必要になるのでしょうか。

ここからは有料で解説していきます。
図や実際にある問題を用いて大容量で話していきます。
ちょっといいコーヒー一杯分くらいの金額ですので、ぜひ読んでいただけたらと思います。

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