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爪を青く染める。
私は世間に反抗したい時、不満がある時、爪を青系の紺や水色に染める。
青は爪に乗せると、それだけで存在感が出る。
もちろん赤やゴールドなんかも存在感は出るが、肌がほの赤いために肌馴染みがいいように感じる。
そのため、あえて異物感の出やすい青色で染めていく。
正直なところ職場のルール上かなり黒寄りのグレーではあるが、それでも染めている。
オフィスネイルと呼ばれる類のものの中には濃い青系はなかなか少ない。
目立つことでその存在を有無を言わせず認めさせたいという隠れた欲があるのかとも思う。
あるいは人目を気にせず振る舞う私を見つけて欲しいのかもしれない。
なかなかの矛盾である。
人目は気にしていないはずなのに、他人の目に見つけて欲しい。
いや、違うな。
きっとこうだ。
人目を気にする人の目に留まって、その人が人目を気にせず、人目から解放されて自由に生きて欲しい。
もっと人生は自由でいい。
決めているのは全て自分。
爪の色ひとつでもあなたが自由に決められる。
自由を選ばないのもあなた自身と気がついて欲しい。
こちらな気がしてきた。
(人目を気にするのが決して悪い、というわけではないが。)
こうしてここに発信することで私の中の考えの形がどんどん平面から立体的にどんどん具体的になっている。
小学生の頃に展開図を学んだり、二次元の図形の面積から三次元的な円錐や球の体積を学んだりすることで、ある事象は一面からではとらえられず、あらゆる面があるというのを学んできたことがここでも繋がるようだ。
私という人間を私自身が知れることでどんどん自由に近づいている気がする。
1ヶ月どんな形でも続けられるのはこの抽象的な自由への渇望か、ただ単に楽しいだけかもしれない。
それでも続けた先にあなたがこの世界を少しでも好きになれたら、あなたが少しでも生きてて良かったと思えたなら、私はそれを喜びとして受け取るでしょう。
ここまで読んでくれてありがとう。
このお話はここまで。
続きはまたあした。
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