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漫画家・森薫と入江亜紀展
「北北西に曇と往け」
みなさんはこの作品、ご存知でしょうか。
厳しくも美しい自然に囲まれたアイスランドを舞台に繰り広げられる主人公とその周りの魅力的な人間が繰り広げられるドラマが惹きつけられる作品だ。
私はいつか覚えていないが、この作品の記念すべき一冊目が発行された時に、本屋さんでこの作品に呼ばれたような気がして、手に取った。
漫画のはずなのに、開くとアイスランドの風を感じる。
アイスランドは私にとって未開の地のはずなのに感じるのだ。
えらい本を手に取ってしまったと思った。
そこからはや数年。
なんとこの大好きな作品の原稿などが展示されるという。
もっと早くに行っておけばいいものを、展示終了まで残り3日を残しての見学。
会期が始まったと同時くらいに行けば良かったと後悔ばかり。
しかし、行かなかった場合を考えるとさらに恐ろしい。
何度か別の作家さんの展示は拝見したが、今回の感動はかなり大きかった。
ライブでもそうだが、やはり生で見ると作品が生き生きしている。
まるでその世界に迷い込んでしまったかのようだった。
感動のあまり、ブワッと鳥肌が立ち、涙目になってしまった。
私はとくに芸術面において、感動が込められた作品が大好物だ。
マンガ、アニメ、音楽、ときには茶道や花道もその類だ。
その場に流れる空気を肌でひしひしと感じられる。
そのひりつきとも取れる空気がなんとも愛おしい。
それらに触れると、表現が伝わりづらいかもしれないが、マリオで言うハートに触れたような、エネルギーの泉を見つけた感じ。
私の内からエネルギーが湧き出てくる感じになる。
この感覚を味わうことができる。
まさに生きた心地がするのだ。
これだから新しいものに出会うのをやめられない。
ここまで読んでくれてありがとう。
このお話はここまで。
続きはまたあした。
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