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ルームメイトがゲイだったのは別にホラーでもなんでもない

怖い話をしてほしいと友達が言ってきた。幽霊を見たやUFOに連れ去られそうになったというような話を聞くのが好きらしい。自身も幽霊を見たりUFOを見たことがあるらしい。とても楽しそうに話してくれた。

そうは言ってもそんな実体験を持っている人はそうそういない。一緒に話していたグループ数人の中にもそんな人はいなく少し変な空気になってしまった。そんなときにある1人が「そういえばルームメイトの1人がゲイだったんだ」と言った。グループに笑いが起きた。僕も「それはちょっとジャンルが違うよね」と言って笑った。

少し時間が経つと茶化すべきじゃなかったとどんどん思うようになった。どうにかうまく諭すべきだったんじゃないか。差別や偏見はいけないとは常々思っている。けれど、それを普段の生活で実践するのはずっと難しい。空気を悪くするかもしれないし、うまく伝らないかもしれない。真面目に話すより楽しく話す機会の方がずっと多いから、深く考えずに笑い話にしてしまうこともある。なんとかうまく言えるようにしていきたい。この先ずっと茶化すことしかできないのは絶対に良くない。

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