生まれて初めて聞いた貫入音の自然な音にときめいた秋の日
去年、生まれて初めて貫入音を聴きに行きました。
とても美しい、風鈴のようなガラスの音みたいでした。
陶器の窯出しの時にだけ聴ける音なので工房の職人さんの都合で、日程を合わせる感じです。
大きな釜を開くと同時に聴こえる音🎶✨
夢の世界に来たかのような、自然な音が沢山こぼれます。
油薬が冷える時に、ヒビの入る際に音がでます。。。
沢山の風鈴が風に揺れている情景が思い浮かび、不思議な体験でした。
窯出しの生まれたての器を譲って頂き持ち帰ったところ。
車の中で、数回チリンと。。
生きものみたいに鳴りたい時に、なるんです。耳をすませて。
夜は、器を耳に何度かあててみました。
次の日に初めて熱々のほうじ茶をいれたら。
またチリンと✨🎶
可愛らしい音が熱に反応して、なりました。
なんか、とても愛着がわきました。大切にしようと思いました。
大切な人が来るときに出すお茶は、必ずそのお湯呑に入れてます。
職人さんの丹精込めて作られた器。土が変化する時に出る貫入音。そんな音が出た器。
美味しいお茶をまた、入れて飲もうと思います…。何気ない日常に、少し豊かになる気持ちをありがとう。
読んで下さってありがとうございます。