【音の波に揺られながら何を体感していくのか?】
吹奏楽コンクールの全国大会。
コロナ禍の中で、沢山の人達が
活動がままならず、無念さや悔しさを
感じて来たのだろう。
楽器が吹けて、コンクールに出場できる
ことが奇跡のような気がしてきます。
未知のウイルスに揺れ動きながらも
耐え忍んできた数年だったことを思うと。
ステージに上がっている人達の
魂の叫び、そしてその音が波動となって
私を包みこんだ時間。
人の奏でる音が、天国にいるかのように感じられて涙をさそいました。
声が出せないので、手が痛くなるほどの拍手を送ってみました。
自分が奏者ではないのに、何度もトイレへ行きたくなり。
身震いする程の音の塊が飛んできました。
人が楽器を通して振動を届ける時。
何を思うのだろう。
聴いている私は、大きな揺るぎなく流れる
音楽の中で言葉に出来ない程の体感を感じられて幸せ過ぎて涙がこぼれました。
途切れない川の流れは、浄化作用しかなくてそれが音となって私全体を、包み込んでくれる。
全国の人達が、上を目指して鍛錬された音の波動はこの上なく私の心を震えさせる。
素晴らしい景色を想像してみせてくれる。
そのような、空間を演出してくれるかのようでした。
そんな空間での体感したことは、一生残り続けてそれは忘れることの出来ない出来事として鮮やかな記憶として心に留まり続けます。
落ち込んだり、苦しかったり、辛かったり
するような時。
感情を認めて、受入れてそしてそういう経験もあるからこそ動く心のひだを揺らす。
音楽に、出会い。
音楽を、知り。
音楽を、奏でて。
音楽を、慈しみ。
音楽を、愛して。
いつも、側に音楽を。
そして大切な人達へ。
ひとりでも、生きてて良かったと感じてくれるような音の波動を届け続ける。
長いひとり旅を、しているかのような
感覚になったりしながら今日も楽器を
奏でていきます。
楽器との対話、音の研究。
絶え間なく流れ続けていく音の川。
淀むことなく。
静かに優しく。
時にちから強く。
出会いをありがとう。
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