大丈夫かな?TSMC
半導体や半導体製造装置には警戒をすべきだと思う。今日もそう思わせるニュースが1つ。エヌビディアの下方修正。エヌビディア、5-7月売上高見通し引き下げ-ゲーム業界低迷で - Bloomberg
5-7月期の売上見通しを67億ドルに下方修正。従来見通しは81億ドル。前年の5-7月期の売上が65億ドルだから3%増収。ぜんぜん成長していない。成長していないのにPERが30倍を超えていて、エヌビディアはPERの低下になりそう。
エヌビディアはTSMCに生産を委託。TSMCにとってエヌビディアは6番目のお客さん。売上の約4%分。
TSMCの上位顧客(1-5位)を順に並べるとアップル、クアルコム、AMD、メディアテック、ブロードコム。
メディアテックは先日、インテルに発注するって報道があった。米インテル、台湾メディアテックの半導体受託製造へ | ロイター (reuters.com)
あ、この記事によるとクアルコムもインテルに発注するんだ。
こういった状況でTSMCがこれまで通りの設備投資を続けるとは思えない。設備投資計画の引き下げになるのでは。エヌビディアとは関係なくTSMCの設備投資は来年は前年比で減少になるのではとの報道もあった。Press Center | TrendForce - Market research, price trend of DRAM, NAND Flash, LEDs, TFT-LCD and green energy, PV
TSMCへの主要サプライヤーを順に並べると以下。
ASML、AMAT、KLA、東京エレクトロン、ラムリサーチ、スクリーン。
半導体製造装置オールスターズみたいな感じ。
エヌビディアの売上下方修正は5-7月期分。今は8月。半導体不足はもうすでに終わっているかも。
半導体不足に悩んでいた自動車セクターには良い話だと思う。