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【鑑賞レポ】貴重なプライベートコレクションがここに集結‼️|フィロス・コレクション ロートレック展 時をつかむ線

こんにちは!PRチームのmaayaです🦢
いつもリムゼをご覧いただきありがとうございます💖

今回は、9月末までSOMPO美術館で開催されていた「フィロス・コレクション ロートレック展 時をつかむ線」のレポート記事になります📨

筆者撮影

展覧会の詳細について

ロートレックや展覧会についての詳細は、こちらで詳しくご紹介していますので、下記リンクから見ていただけたら嬉しいです!

展覧会を見て

この記事では展覧会の様子と感想についてご紹介したいと思います!

ロートレック展は一部作品を除き、ほとんどの作品が撮影不可となっていました。5つのテーマで構成されており、ロートレックの素描作品から出版、ポスターなど様々な作品をテーマ別に鑑賞することができました🕸️

展示に進んでいくと、まず動物や人を中心に鉛筆などで描かれた素描作品が多く展示されていました。一見走り書きのように見える作品もよく見るとその物の特徴をしっかり捉えており、描きたてのような新鮮味も感じ見ていてとても面白かったです…!✨

ロートレックは人物や動物を描いたことで有名ですが、伯爵家に生まれたロートレックは乗馬や狩猟などの馬に関連した作品も多く描きました🐎
ロートレックによって描かれた様々な馬のスケッチは今にも動き出しそうな素早い描線でとらえられており、とても見ごたえがありました!!

さらに進んでいくと…

キャバレのアリスティド・ブリュアン (文字のせ前)|筆者撮影

こちらは、展覧会のメインビジュアルにもなっている作品です!

19世紀末パリ モンマルトルが生んだ伝説の歌手といわれ、作曲家であったアリスティド・ブリュアンが描かれています🎩

エルドラド、アリスティド・ブリュアン、彼のキャバレにて|筆者撮影

そして、こちらはそのアリスティド・ブリュアンが出演する舞台「エルドラド」のためにロートレックが制作したポスターです。赤いマフラーを巻き、黒く大きな帽子をかぶったブリュアンが堂々と描かれており、とても迫力のある作品でした🧣また、このようなロートレックのポスターによりアリスティド・ブリュアンのイメージが人々に浸透し、さらなる人気を集めたと言われているそうです✨

ジャヌ・アヴリル|筆者撮影
『ラ・ルヴュ・ブランシュ』誌のためのポスター|筆者撮影
ディヴァン・ジャポネ|筆者撮影

そのほかにもロートレックが制作した様々な挿絵やポスターなどが展示されていました!

また、写真を撮ることはできませんでしたが、ポスター制作の際にロートレックが使用したリトグラフの石板の展示が個人的にとても印象深く面白かったです!

お土産

展示を見終えた後はミュージアムショップに向かいました!
どれもかわいいグッズばかりですごく迷いましたが、私はこちらのポストカードを購入しました🐎

ドイツのバビロン|ポストカード

この作品は、私が今回の展覧会の中で見つけたお気に入りの1枚です!

バビロンは当時、”悪徳の都”といわれており、在仏ドイツ大使館から出版の差し止めが要求されていたそうなのですが、なんとロートレックは自ら印刷費を負担しこの作品の制作を進めたそうなんです!制作背景なども踏まえ、作品はとてもかっこよく状況が目に浮かんでくるようで沢山ある作品の中でも特に印象的でした。

感想

最後に…会期が迫ってていたこともあり、平日に行ったのにも関わらず沢山の人が鑑賞に訪れていました!

素描作品から、ロートレックを取り巻いたパリ、ポスターなどなどロートレックの画家人生を振り返るような作品構成はとても面白く見ごたえのある展示でした。今回逃してしまった方も、またロートレック展が開催されたら是非行っていただきたいです🥺

また、ロートレック展が開催されたSOMPO美術館はゴッホが描いた「ひまわり」を所蔵していることで有名ですが、ゴッホとロートレックは友人であり、ロートレックはゴッホの画家活動においてとても深く影響しています。

既にご存じである方も多いかと思いますが、ゴッホが晩年を過ごし沢山の素晴らしい作品を描き上げた南仏アルルに行くよう勧めたのは南仏出身であるロートレックだったそうです!

アルルに移住してからのゴッホは連作「ひまわり」を含む沢山の有名作品を描いており、ロートレックの勧めがなければこのような作品は生まれなかったのかもしれません!!

⬇️ そんなゴッホについてはこちらの記事でも紹介しているのでぜひ読んでいただけたら嬉しいです!

少し長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!次回の記事もお楽しみに🍒

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