ギガマグネットディアルガ【ジムバトル全勝優勝】
概要
特性:ギガマグネット をもつ ジバコイル でエネルギー加速をする ディアルガVstar のデッキでジムバトル全勝優勝したので、デッキレシピとカードの採用理由、動かし方など簡単に紹介します。
はじめに
以前からどうにか ディアルガVstar でうまく勝てないものかと考え、ザシアンV(ふとうのつるぎ)や メタルトランス の ドータクン などを組み合わせるタイプのデッキなどでしばらく試していましたが、エネルギーを場に増やすフェーズから攻撃フェーズに移る際に必要なカードが多いという理由で厳しいものでした。
そんななか、現ポケカ四天王のとーしんさんが YouTube にジバコイルディアルガデッキの動画を投稿されました。初めは「マジ?w」と思いましたが、それをベースに実際に組んで動かしてみると意外にもやりたいことを通しやすいデッキであることが分かり、こういうディアルガもいいなと思いました。結果としてジムバトル(4試合)で優勝できるぐらいには強いデッキでした。
デッキレシピ
最終的なレシピ
先に結論を。
参考元レシピ
とーしんさんが紹介していたものがこれです(以下「元リスト」)。
基本鋼エネルギー27枚!!
カイ や セキ で ジバコイル を準備し、スタークロノス を絡めながら絶対に相手の攻撃ペースが間に合わない盤面を形成することだけを考えたレシピです。シンプル。
動画:
採用カード詳細
ディアルガV, ディアルガVstar
元リストでは4-3採用でしたが、3-3にしました。
基本的に ディアルガVstar が3匹並ぶことはなく、最初に出していた ディアルガV が先に倒されることで3匹使うというパターンが多いです。後述しますが かがやくゲッコウガ が序盤に出せないとかなりしんどいデッキなので ヒスイのヘビーボール を採用しましたが、その結果として ディアルガV の枚数を削ることにしました。
コイル, ジバコイル
3-2です。
特に言うことはないです。ちなみに ジバコイル は自分の技で ミルタンク を倒せます。
かがやくゲッコウガ
デッキを駆動するキーカードでありこのデッキの急所でもあるカード。
序盤にこれを立てられなかったり 頂の雪道 で止められたりして何も出来ずに負けることがままあります。
ネオラントV
感覚としては2枚は必要最低限の枚数だと思います。
序盤にボールやカイから持ってきて次のサポート(次のカイやセキ)を準備します。当然負け筋になりますがこれは対戦ゲームなので駆け引きを楽しみましょう。
ボール類
クイボ3, 進化のおこう4, ヒスイのヘビーボール1, バトルVIPパス1
クイボとおこうの枚数は元リストから逆転しました。デッキを回していく中で、場に出た ディアルガV が進化できずに負けるというパターンが多いように感じたためおこうを増やしました。逆にたねポケモンを並べられなくて困るというパターンはほとんどなかったのでクイボを減らしました。
ヒスイのヘビーボール は絶対に かがやくゲッコウガ を出すという固い意志のもと採用しました。シンプルにたねポケモンを持ってこれるカードとして重宝。
バトルVIPパス は元リストから1枚減らしました。サイド落ちしてしまうとリターンは減りますが、このカードの特徴である「初手に来なくとも事故札になりにくい」という点がこのデッキでは顕現しにくいので(このカードをコストとしてトラッシュできるのは クイックボール しかない)、必要最小限の1枚に抑えて他のカードに枠を渡しました。
ふしぎなアメ
2枚。1枚にはできないです。
エネルギーリサイクル
かくしふだ や セキ の効果でトラッシュしたエネルギーを山札に戻して ギガマグネット の当たり札を増やすカード。1枚あれば良し。
メタルソーサー
元リストでは採用されていませんでした。このデッキの器用さや瞬発力を上げるカード。一度4枚入れてみましたが必ず余らしたので2枚になりました。正直なくてもいいとは思いますが、これを抜いた代わりに入るのはおそらくエネルギーなので、「カイの価値・デッキの瞬発力/対応力」と「ギガマグネットの期待値」のトレードオフだと思います。
ポケモンいれかえ
これも元リストでは採用されていない、デッキの器用さを上げるカード。ポケモンいれかえ というカードは「自分のやりたいことを押し付けるデッキ」にとってはかなり強いカードだと個人的に思っているので入れました。
サポート類
元リストと同じ。
カイは3枚使う試合が多いです。そもそも水ポケモンは3枚しか入ってないですが ネオラントV で次ターンの セキ から ジバコイル を立てる流れを(手札にエネルギーが余っていれば)これ1枚で確定させられるので強力。
一方でセキは使わない(使えない)こともあります。基本的には しんかのおこう + ふしぎなアメ を持ってきて ジバコイル を立てるために使います。場合によっては ポケモンいれかえ や ヒスイのヘビーボール を拾ってきます。
ボスの指令 は2枚目がめちゃくちゃ欲しいです。なのですが意外にも1枚採用で勝てているのでこれ以上は欲張りかもしれません。
エネルギー
24枚です。試合終盤までエネたっぷり。一度 21枚 でやりましたが足りませんでした。
その他採用されていないカード
ハイパーボール:コストにできるカードがない
スタジアム:雪道を割るために欲しいが セキ でしか持ってこれないため割り切り
ドローサポート:ドローなどでは状況は変えられない
動かし方
先攻/後攻
後攻を取るようにしていました。先攻を取った場合は最初の手札に複数のたねポケモンか クイックボール か バトルVIPパス を持っていないと相手の後手1でポケモンなしの負けが容易に発生するうえに、そもそもデッキとして後攻を取った場合のデメリット(というより「先攻を取った場合に得られるメリット:先にエネルギーを手貼りできる/早く進化できる」が得られないこと)を、「ギガマグネットによる急激なエネルギー加速」と「スタークロノスによるターンスキップ」によって低減できることが主な理由です。
立ち回り
基本的に相手からすればこちらの コイル を倒すことは攻撃回数が増えるだけであまりおいしくなく避けられることが多いですができれば2匹場に出しておきたいです。相手のデッキが早々に ディアルガV をワンパンできる火力が出せるようなものなら ディアルガV も2匹出しておきたいところ。ただしパルキア相手の場合は、コイル ×2 + ディアルガV ×2+ ネオラントV + かがやくゲッコウガ などのようにフル展開してしまうとベルト付きの あくうのうねり で ディアルガVstar がワンパンされてしまうので コイル は1匹にしておきます。
とりあえず カイ を使って ネオラントV と バトルVIPパス を拾い、次ターンのサポートとポケモンを準備したいです。
その後はジバコを立てつつ相手のアタッカーを ディアルガVstar で小突いて スタークロノス 圏内に入れ、スタークロノス でアタッカーを倒したうえで追加ターンにボスでさらに相手の次のアタッカーを倒して盤面を破壊する、というのが理想的な目標です。また、余裕のあるタイミングで ジバコイル にもエネルギーを貼っておき、バトル場で縛られないようにしておくとなお盤石。スタークロノスを打つターンと追加ターンで相手がどうやっても受けきれないような盤面を目指しましょう。
相性
パルキア:微不利
パルキア側が先行2ターン目に げっこうしゅりけん でこちらのコイルを2枚抜きするというプランを持っており、それを通されると負けに繋がります。当然パルキア側からすればそんなことは毎試合できることではないですが。
それを除くとお互いの運の良し悪しでかなり変わってくると思われるので微不利としました。
ミュウ:五分
先行2ターン目のメロディアスエコーでこちらの場から ディアルガV がいなくなってしまうことを回避できれば普通に戦えます。ミュウ側としてはミュウを常に複数出しておくことが他のデッキが相手の場合よりも重要になると思います。
アルセウスジュラルドン:微有利
ジュラルドンVmax 2体を 「中打点の メタルブラスト」+「スタークロノス」+「ワンパン火力 メタルブラスト」で倒し切れるので微有利ですが、壁になる アルセウスVstar を ボスの指令 でうまくかわす必要があります。
アルセウスインテレオン:微有利
チェレンの気配り による回復を スタークロノス で無視できるうえ、終盤はお守り付きアルセウスをワンパンすることができるようになるので微有利。
レジギガス:微不利
スタークロノスしたところで取れるサイドは合わせて2枚だけ。ジバコイル の技で倒せるのは レジエレキ(テラスパーク)のみ。こちらは ネオラントV のせいで1回の攻撃でサイド2枚取られるので微不利。
さいごに
ターボディアルガと一度対戦しましたがその時は負けました。
あと全体的に試合時間は短く疲労感も出にくいです。