21/22シーズンドイツ・ブンデスリーガ第12節ドルトムント対シュツットガルト試合結果
Lemです。代表ウィーク明け1試合目となったこの試合ですが、2連敗していただけに勝ててよかったですね。私は、今節の印象はマレンのリーグ戦初ゴールうれしかったです。あとは、ラファエル・ゲレイロはこの試合ベストコンディションには見えませんでしたが、やっぱり、いるといないとでは全く違うなと思いました。また、日本人目線で見た時にシュツットガルトの伊藤洋輝選手がすごくよかった。デカくて、左利きで、足も速くて、ロングボールも精確。普段あまり思いませんが、久々に代表で見てみたいなって思った選手でした。皆さんは今節の結果、内容についてどう感じましたか?
ここから本編へ行きたいと思います。
スタメン予想答え合わせ
前回の投稿で予想したスタメンは次の通りです。
今節のスタメンは次のようになりました。
まず、ドルトムントはスタメン11人中10人、シュツットガルトはスタメン11人中8人正解ということで、ドルトムントに関して言うと、人自体は10人あっていましたが、フォーメーションは外してしまいました。3バックにした理由はゲレイロのスタメンの可否も含めて、負担を考えると復帰1戦目からかなり負荷がかかってしまうかなと考えたので、3バックを予想しましたが、前節のロイスの発言をすっかり忘れていて、それを加味するとスタートはゲレイロを起用して4バックで来ることが予想できたかなと振り返っています。シュツットガルトの前の選手は本当に予想するのが難しかったです。怪我人が多く、エースも不在で、最近の試合を見ても固定できていないポジションであったので、見事に外してしまいまいした。
試合展開
前半の入りは完全にドルトムントペース。攻撃のテンポもよく、ハイプレスもすごくハマっていた。DF陣特にアカンジの試合の入りもよく、裏への対応、パス、守備対応が落ち着いており、かなり好調に見えた。
前半5分 べリンガムがいい位置でFKを獲得。ロイスがキッカーを務め、枠内は捉えられなかったがかなりいいFKを放った。
前半は終止、ドルトムントペースであったが、決定的なシーンは中央をしっかり固めるシュツットガルトの守備陣を崩し切ることができず、創出できなかった。逆にシュツットガルトは自分たちの時間は無いに等しかったが、カウンターで前半14分、前半37分に2度決定機を創出した。
前半14分 ソサのクロスにフェルスターが滑り込むも、合わず枠外に。
前半37分 遠藤のロングボールにマンガラが抜け出し、ヘディングでクリバリにパス。クリバリシュートを打つもコベルがスーパーセーブ。
前半お互い無得点で迎えた後半は、入りはシュツットガルトペース。しかし、徐々に押し込まれていきドルトムントペースに。
後半55分 マレンのミドルシュートがDFにあたりゴールへ。
BVB 1-0 VFB
このゴールで一気にドルトムントペースになると思われたが、
後半62分 アカンジがフェルスターに相手陣内で奪われて伊藤につながり、カラゾルへとダイレクトでパス。カラゾルがマッシモへスルーパスしマッシモが受けてフンメルスを躱し、落ち着いてゴールに。
BVB 1-1 VFB
このゴールでわからなくなるが、後半66分のアカンジのポスト直撃のシュートや後半79分のマレンのシュートなど惜しいシーンをいくつか作り、ペースはドルトムント。
後半84分 シュツットガルトのCKからカウンター。ロイスが自陣から敵陣深くまで持ち運び、ななめに走るアザールにスルーパス。アザールがDFを躱しシュートもGKにはじかれるがそのボールにロイスが詰めてゴール。
BVB 2-1 VFB
このゴール以降お互い決定的なシーンは作れず試合終了。
Lem目線の選手採点
最高10、最低1、平均6
コベル 7.0
守備機会自体少なかったが、前半のビックセーブは見事。失点シーンは致し方なし。
フンメルス 6.0
コンディションが悪いなと感じた。失点シーンのポジショニング、躱されたシーンはよくなかった。躱されてしまうシーンが他にも見られ、不安定なパフォーマンスであった。
アカンジ 7.0
失点の起点となってしまったプレーで評価を下げた。90分を通したプレーは今季一番調子がいいのではないかと思わせるぐらい良かった。調子が良かったがゆえにあのプレーとなり、ポジションを離れすぎた。
ムニエ 6.5
しっかりとバランスを取ってプレーし、守備の対応も悪くなく、時折攻撃参加もみせておりよかった。しかし、守備時のポジショニングが悪く、改善しなければならない。
ゲレイロ 7.0 64分OUT
64分までプレーし、本来のパフォーマンスではないように見えたが、明らかにチームを変えた。アシストを記録し、キーパスも出していた。ボール保持時のポジショニングもよかった。
ヴィツェル 7.0
パス成功率は毎度のことではあるが高く、ボールロストも少なく安定していた。守備の時は若干相手選手を捕まえ切れていないように感じられた。
べリンガム 7.5
効果的なドリブルでいい位置でFKを取ったり、DFを引き付けてスペースを作るプレーは見事。狭いスペースでのプレーはさすがであり、デュエルもかなり強かった。
ブラント 7.0 75分OUT
創造性が高く、キーパス、決定機の演出も際立っていた。
ロイス 8.5
ゴールシーンは見事。カウンターからアザールと2人だけで攻撃を完結させてしまったシーンは別格。90分を通して、キーパスや決定機の創出数も多く、後ろからのビルドアップにも貢献し、効果的なプレーが多かった。
アザール 6.5
ロイスの得点シーンのプレーはよかった。強いて言えば決めて起きたかったが、得点につながったことを考えればよかった。しかし、このシーン以外、際立ってよかった、悪かったプレーはなく、消えていたかなと印象。
マレン 7.5 89分OUT
ブンデスリーガ初得点おめでとう。調子が悪いのではないかと予想していたが、ドリブルを見る限りかなり調子よさそうだった。持ちすぎてしまうという悪い癖はあったが、調子がよく、奪われる回数は少なかった。前線からのプレスもよかった。
エムレ・ジャン 6.0
復帰1戦目となったこの試合で、安定したプレーを見せることができた。
ティゲス 6.0
攻撃ではあまり効果的ではなかったが、短い時間の中でしっかりとプレスにいき、守備に貢献。試合を締めてくれた。
クナウフ 評価なし
出場時間が短いため評価なし。
総括
試合を終えて、ドルトムントはここ数試合で見られなかった攻撃のテンポの良さ、強度の高いハイプレスが見られたのでかなりよかった。中央を固めてくるシュツットガルトに対してなかなか決定機を作れていなかったが、合計20本のシュートを放ち、なんとか勝てたという印象。攻撃面では本当に良かったが、カウンターを受けるシーンは相手選手を捕まえ切れていなかったため、改善が必要。
シュツットガルトは守備にどうしても多く時間、人数をかけないといけなかったので、攻撃の厚みはなかったが、それでも1点決めたシーンは見事。敗因は、ドルトムントのやりたいようにやらせてしまったこと。デュエル勝利数3位のチームであるものの、ドルトムントの精度の高い選手の前に奪いきれず、苦戦していた印象。
最後に、今節はマレンのブンデスリーガ初ゴール、選手の復帰、3連敗回避、首位バイエルンに勝ち点差1に迫れたことなどドルトムントにとっていいことだらけとなった。また、日本人プレイヤー主に伊藤洋輝の活躍も同じ日本人としてうれしかった。
最後まで読んでいただきありがとうございました。では、また!
Heja BVB!!
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