
21/22ドイツ・ブンデスリーガ第20節ホッフェンハイム対ドルトムン試合結果
Lemです。今回の投稿はホッフェンハイム対ドルトムントの試合結果を振り返っていきたいと思います。
本当によく勝てたなと思う試合になりましたね。ただ、試合の流れを見ていくと予想でもポイントにしましたが、前半入り10分、後半入り10分に自分たちの時間を作ってそこで得点できたことはかなり大きかったのではないかなと思います。
全体的に見ると全くいいとは言えませんが、要所を締めて勝利できたということは今季ブンデスリーガで2位、3位以下に8ポイントの差をつけているだけのチームだなと感じました。
逆に言えば、ホッフェンハイムは自分たちの時間が多かったなかで、決定機を決めることができず、勝ち点を取れたにも関わらず、取れなかったということは、ドルトムントととの差になってしまっているのかなと思います。
今節どういった内容だったのか、どういった展開になったのか振り返っていきましょう。
では、本編へ。
スタメン予想答え合わせ
前回の投稿で予想しましたスタメンは以下です。
今節のスタメンは以下のようになりました。
HOMEのホッフェンハイムは11人中8人、AWAYのドルトムントは11人中10人的中しました。
HOMEのホッフェンハイムは負傷者が多く、スタメン予想したアクポグマが間に合わなかったり、グリリッチュもコロナ陽性から間に合わなかったりとドルトムントに比べるとかなり離脱者が多かった。
AWAYのドルトムントはムニエが筋肉系の怪我ということで代わりにヴォルフが起用されましたね。今季怪我人が多く、右SBもしくはWBで起用され、ポカール、CL、リーグ戦とフル稼働していたことを考えれば、むしろよくここまで怪我無く、出場していたなと思い、しっかりと休んでいただきたいですね。
試合展開
前半開始早々ドルトムントが最初のチャンスで試合を動かす。
前半6分 マレン、べリンガム、ゲレイロで左サイドを崩し、べリンガムがマレンにスルーパス。マレンが狭いエリアを抜け出し、ハーランドへクロス。ハーランドが落ち着いてシュート。ゴール!!!
TSG 0-1 BVB
前半開始早々ドルトムントがゴールを奪い、試合の主導権を握るも、試合のペースは掴むことはできなかった。
前半11分 ホッフェンハイムのCKからルターヘディングシュート。コベルがナイスセーブ。
前半23分 ホッフェンハイムはショートコーナーからクロス。リチャーズがヘディングで合わせるも、ポストに阻まれる。
前半41分 裏に抜けられてしまい、ホッフェンハイムGKと1対2の大チャンスを迎えるも、アカンジが戻り、ギリギリでボールに触れ、事なきを得る。
前半得点以降ドルトムントは決定機を作れず、シュートチャンスもなかったが、ホッフェンハイムは多くのチャンスを作り、ゴールに迫っていた。
前半45分 べブーのクロスにクラマリッチが合わせ、ゴール。
TSG 1-1 BVB
ついにゴールを許してしまい、前半を終える。
後半開始早々ドルトムントはピンチを迎える
後半47分 ヴォルフのパスミスから、ホッフェンハイム決定機を迎えるもルターのシュートは枠外に。
後半開始早々ドルトムントはピンチを迎えるもここからドルトムントの時間となる。
後半54分 PA内でマレンが倒されるも判定はノーファウル。
後半56分 ヴォルフOUT→ザガドゥIN
ブラントOUT→アザールIN
この交代でドルトムントは3-4-3のような形に。この交代、システム変更が吉と出る。
後半58分 フンメルスの縦パスをハーランドがレイオフ。斜めに走るマレンが受け、ロイスにスルーパス。ロイスが抜け出し、シュート。ゴール!!
TSG 1-2 BVB
この得点を機にドルトムントペースになるかと思われたが、ペースはホッフェンハイム。
後半61分 右サイドを突破され、ピンチを招く。
後半64分 ハーランドOUT→ヴィツェルIN
しかし、ドルトムントは少ないチャンスで得点を奪う。
後半66分 マレンのクロスが相手DFに当たってしまい、オウンゴール。
TSG 1-3 BVB
しかし、ホッフェンハイムも返す。
後半77分 ダブールからルターに。ルターがシュート。ゴール。
TSG 2-3 BVB
後半83分 マレンOUT→ムココIN
アカンジOUT→ポングラチッチIN
後半86分 ヴィツェルロングシュートも枠外
後半89分 ホッフェンハイムの決定機もシュートは枠外に
試合終了
Lem目線選手採点
平均3.5、最高1.0、最低6.0
コベル 3.5
前半11分のヘディングシュートを防ぐビッグセーブを見せ、枠内シュートこそ少なく、失点2と数字だけ見るとよかったとは言えないかもしれないが、まずまずのパフォーマンスであった。
ヴォルフ 5.0 56分OUT
久しぶりの先発出場。活躍を期待しましたが、なかなか厳しい結果となってしまった。守備対応が悪く、簡単にクロスを上げさせてしまい、後半開始早々の相手のチャンスのキッカケとなるパスミスもよくなかった。本職ではないかもしれないが、期待された働きはできなかった。
アカンジ 2.0 MOM 83分OUT
相手の決定機をいくつも防ぎ、ドルトムント守備陣を支えた。デュエルでも強さをみせ、スプリント能力、危険を察知する能力もかなり高かった。
フンメルス 3.5
フィード能力の高さを見せた。一方で、空中戦は物足りなさを感じ、一歩目の判断にも疑問が残った。ものすごく悪いという点はなかったが、ものすごく良いという点も少なかった。
ゲレイロ 4.0
アタッキングサードで脅威となったことは間違いない。一方で、守備時には完全に穴となってしまい、実質2失点に絡んでしまったのではないか。ポジショニング、守備時の判断は全く良くなかった。期待されていることをやれたという点では評価が高いが、もっと守備での貢献が求められる。
ダフート 3.0
パス精度は期待値を上回らなかった。しかし、ビルドアップの貢献はわずかながら期待値を上回り、守備対応、カバーは期待以上であった。よかったとは言えないが決して悪いわけではなかった。
ブラント 4.0 56分OUT
ロストが目立ち、パスの質も低かった。なかなかいいところを見せられず、ブラントらしさが垣間見えたシーンはあったが、全体的なパフォーマンスは低調であった。
べリンガム 4.0
1点目に絡むマレンへのスルーパスはよかった。積極的な姿勢はよかったが、軽率なパス、判断、タックルが非常に多く、今節はいいところよりも悪いところが目立った。また、継続性も感じられなかった。
ロイス 2.5
90分を通して見ると攻撃的な影響はあまり高くなかったが、守備での貢献はなかなか高かったのではないか。加えて1-1の状況下でのゴールは今季のロイスを象徴するようなゴールとなり、勝ち点への影響力はブンデストップクラス。
マレン 2.0 83分OUT
2アシストを記録。オウンゴール誘発も含めれば3アシスト。間違いなくドルトムントのオプションの1人となった。やや強引に見えるプレーでも完結させてしまうだけの打開力、突破力は見事。
ハーランド 3.0 63分OUT
ゴールを決めたという点では、高評価。それ以外ではあまり影響力を感じることはできなかった。
アザール 3.5 56分IN
オウンゴールを誘発した。守備的な役割も求められた中で、期待に応えたのではないか。
ザガドゥ 4.0 56分IN
連携不足感は否めなかった。ポジショニング、ボールの処理には課題あり。
ヴィツェル 4.5 63分IN
試合の展開的に前へ速く速くという展開ではなかったので、ヴィツェルのところでボールが止まるのではなく、戦術的に遅らせているのかなと感じたので、前への推進力がなかったことは今回問題にはならなかった。しかし、あまりにも簡単にロストしてしまったり、時間を使っているのではなく、判断が遅く、パスコースがなくなっているように感じるシーン、味方を探すシーンが本当に多かった。
ムココ 評価なし 83分IN
出場時間が短いため評価なし。
ポングラチッチ 評価なし 83分IN
出場時間が短いため評価なし。
今節の注目ポイント
①3バックの可能性と大きな欠点。
②ミドルプレスに苦戦するドルトムント
総括
内容を見ると良くはなかったものの、システム変更やそれに伴う交代はかなりよかったのではないかなと思います。
次節に向けて3バックの大きな可能性は感じたものの、見逃せない欠点もあった。隙を生んでしまう可能性、これまでの経緯を考えると次節も4バックスタートになるのではないかなと感じています。
なによりも勝ち点3を得ることができたということはでかい。課題も残って、勝ち点も失うよりかはずっとまし。バイエルンに差を開けられないという意味でも、3位以下を放すという意味でも、ホッフェンハイム、前節のフライブルク、前々節のフランクフルトといった上位チームに3連勝できたことはかなり大きいなと思いました。
次節は少し空いてホームでレヴァークーゼンですね。上位の対戦が続きますが、年内リーグ戦負けなしの3連勝中という勢いのまま、勝利してほしいですね。(怪我人や戦術面で課題がありますが)
最後までお読みいただきありがとうございました。
では、また。
Heja BVB!!!!