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アフリカ縦断記(8)エチオピアについて考察してみる

こんにちは!盗難、強引な客引きなどに翻弄されてきたエチオピアですが、今回はそんな彼らの違う側面を発掘するためエチオピアを深掘りしていきたいと思います。

前回の記事はこちら



世界一うざい人種??


エチオピア人は世界一うざい人種と言われています。
しかし、個人的にはエジプト人などと比べても、ひきは早いと感じます。飛行機の時は菩薩のようになんでも引き受けていましたが、一度noと言えるようになると彼らは全く不快に感じません。もしかしたらビジネスのような場面では違うのかもしれません。ツアーの参加のための交渉も意外と負けてくれるなという印象でした。(私がかなり強気というのものあるかもしれませんが笑笑)

これは完全な主観ですが、エチオピア人は性理解の遅れや男尊女卑のような発想があるのかなと感じました。ツアーガイドと同行したレストランでたまたまレズビアンの外国人カップルと同じ席になったのですが、ツアーガイドはレズビアンに対して非常に悲観的。エチオピア人の女性だったらパンチしてやるという冗談をしていたり、女性がタバコを吸うことを頭ごなしに否定していました。

エチオピア人の日本へのイメージ


エチオピア人に日本人についてどう思っているのかについて聞いてみました。

まずは、ホテルに滞在していた人によると日本をハイテクな国と答えたのち、日本人をとても喜んでいました。サッカー選手のが人気のようで、ミトマの名前を出すとみんなテンションが高くなります笑 ちなみに圭佑本田は誰も知らなかったです。

ムルシ族のツアーガイドも日本人が大好きだと言っていました。資本主義国なので初めから良い印象を持っている人が多いのかなと感じます。しかし、私のように物を盗まれる格好の対象とされがちなので日本人の皆さんはぜひ用心しながら交流をとることをお勧めしたいです。

エチオピア人の精神


一つエチオピアで特徴的だと感じたのは共助の精神が確立されていることです。電車の中、バスが停留している時などたくさんの場面で物乞いをする人が現れます。その度にたくさんの人が彼らにお金や食べ物を落としていくのです。

私がインジェラというエチオピアの薄いパン(すごく酸っぱくて旅人泣かせと言われています)を残した時、ガイドの人がそれを持って近くの物乞いに与えていました。

また私がスマホを盗まれた時、その話を相談したタクシーの人は「私は今、働いている。しかし、盗むことが必要な人もいる。私も物を盗んでいた時期があった。人は何かしらの方法でお互いを助け合うしかない」と語っていました。

なるほど、国全体が貧しいとお互いに助け合う精神が芽生えるのか。日本と違い、制度として“助けあう“ことが確立していない分、自然に生まれる国民性の違いを実感しました。

喫煙率の低さ


エチオピアで驚いたことの二つ目は喫煙率の低さです。街を歩くとタバコを吸っている人がほとんどいません。調べてみると喫煙率は5%台で、世界でトップ10の喫煙率の低さでした。(ちなみに日本は30%程度、かなり違いますね。)

エチオピアで唯一美味しいと思ったのはダッチです。ダッチは蜂蜜でできたエチオピアのビールで、酸味がつよめの味ですが、ふんわりと蜂蜜の味が広がります。 
とても美味しいのですが、食あたりにあった分、警戒しながら飲む必要があり、心ゆくまで味わえなかったのは悲しいです。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。はちゃめちゃな経験をしたエチオピアですが、ここからはアフリカの中心部ケニアに向かいます!



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