【散歩】たみ散歩(リモートワーク編) 二子玉川拠点 Vol.3 多摩丘陵の多摩川沿岸に位置する街を散策する!
多摩川の左岸、武蔵野台地の南の縁に位置する狛江市。全国で面積が二番目に小さい東京都狛江市は、面積が6.39平方キロメートルというコンパクトな街。この日は、ADDressさんの二子玉川の拠点で週末を過ごしていましたので、近隣の狛江市がある「狛江駅」をたみ散歩致します。
狛江駅は東京都狛江市東和泉一丁目にある、小田急電鉄小田原線の駅です。
駅番号は「OH16」。駅名称は自治体名「狛江」から取られたそうです。
今回の散歩マップ。
6.3kmを3時間8分41秒かけてぶらり散歩致しました。
今回の散歩コース。
今回も両隣の喜多見駅、成城学園前駅方面には足を運ばずあくまで狛江駅周辺を散策してまいります。
駅前にある「エコルマホール」。
狛江市民ホール(愛称エコルマホール)は、狛江駅から歩いて1分のところにあるコンサートホールです。 建物の4階に位置しており、歌手の方のコンサートなどのイベントが催されています。
駅前にいきなり大きな建物があったので、駅ビルかなにかと思ってしまいました。ここから「狛江弁財天池緑地」のほうに歩いていきます。
この日は天気も快晴で本当に気持ちが良いです。いつも雨男の小生ですが、この日は天も味方してくれたようです。
素敵なお店がございました。「Vino uno/ヴィーノ ウノ」
手作りパンに石窯で焼いたピッツァという本格ぶりが自慢のイタリアン店です。2階は「泉の森会館 カフェ」になっているようですね。
早速お腹がすいて参りました。今どの辺りかと申しますと「元泉一丁目付近」。
まだ駅からも徒歩数分の場所です。狛江駅北口を出てすぐ左側にある緑地保全地区「狛江弁財天池緑地」。雲松山泉龍寺の境内及び弁財天池を含んだ2.1ヘクタールが特別緑地保全地区として指定されています。
駅数分の場所にいきなり大自然が出迎えてくれます。なんと駅のすぐ近くにありながら、自然に近い状態の緑地が保全されており、野鳥や昆虫の棲み処ともなっているんです。この日もお子様連れの親子がザリガニ釣りを楽しんでいました。
読者の皆様は子供の頃、ザリガニ釣りなんかしませんでした?小生は田舎町だったので、そこら中にザリガニがうろうろしていました。あとナマズやウシガエルも取りましたね!
泉龍寺は、曹洞宗の寺院です。伝説によれば、765年(天平神護元年)に、東大寺を開山したことで知られる良弁僧都によって法相宗・華厳宗兼帯の寺として創建されたといわれます。
泉龍寺の敷地には弁財天池が含まれており、弁財天池は、本地区の「和泉」という地名の由来となった池です。『江戸名所図会』などに書かれた伝説によれば、奈良時代、全国的な干ばつが起こったとき、良弁僧都が雨乞いをしたところ泉が湧き出したといわれます。また、『江戸名所図会』によれば、池の中島に良弁作といわれる蛇形の弁天像が置かれました。現在、この像は泉龍寺に収められています。
過去には、立川段丘の浅い谷にあり、砂利層を通って地下水が湧き出していました。この泉はいかなる干ばつでも枯れることはなかったといわれていましたが、1972年(昭和47年)に湧水が途絶えてしまったんです。現在では井戸を掘削することにより水が確保されています。
駅前にある「ダイソー」。
100円ショップって本当に助かりますよねぇ。食器類なんかも100円で売ってたりするんで、よく利用しています。同じ100円でも原価が安いやつと高いやつがあるので、高いやつを買いましょう(笑)
小田急の線路の高架下を「和泉多摩川駅」方面に歩いていきます。
といっても今回はそこまで足を運びません。「狛江第三中学校」。
小生は中学校の頃の思い出はほとんどないんだよなぁ。窓際族だったし、友達もほとんどいませんでした。
こんな所に農園が。
こんな都心部でも農園や畑がいたるところにあるのにはびっくりしました。ここも農園です。「生産緑地地区」に指定されているようです。
引退したら庭いじりもいいですね。でもきっと僕はおそらく死ぬまで働いていると思います。
引退して庭いじりをするイメージがどうしても自分の中で湧きません。それなら若いうちにやることをやっておくかなぁ。いつ病気になるかもわからないですしね。
「元和泉公園」
この辺りは本当に公園や緑も多くて住みやすそうな街です。
「多摩川に 緑豊かな 大樹さす」 by パープル
一句詠んだところで「狛江市立古民家園」にやってきました。
通称「むいから民家園」。
むいから民家園は市民有志によって保存が行われた古民家です。
狛江市内に残されていた江戸時代の古民家を移築復元し、年中行事の展示や体験教室を行っています。
見て下さい。「むいから」がこんなに。ちなみに「むいから」とは、古民家の屋根に使う麦わらのこと。こんな古民家が小田急の狛江駅で楽しめるんです。
主屋と園庭があり、主屋の中には、積み木遊び、お手玉、剣玉、パズルなどの遊び道具が置いてあり、誰でも自由に遊ぶことができます。
「むいから村役場」。
村役場もこんな場所にあるんですね。見てください。長屋門。
古民家フェチの私としては一人でテンションが上がって参りました。いよいよ古民家の主屋を探索いたしましょう。
早速母屋に入ってみましょう。
わぉ!コングラチュレーション!!
民家の母屋の中には貴重な文化財が保存されています。
これは「唐箕(とうみ)」です。
唐箕は、稲、麦、豆類、菜種などの穀物(穀粒)を風力を起こして選別(精選)するための農具。昔はこうやって麦やら稲やらを選別してたんですね。高機能のコンバインが主流になっていますので、唐箕を使う機会は滅多にないんじゃないでしょうか。
うちも祖母がよく田舎に帰るとコンバイン機にお米を運んでと言われて軽トラで米袋を運んでおります。
これはなんでしょう。「万石通し(まんごくどおし)」。
米(玄米)ともみ殻を分けたり、くず米を取り除いたりするための道具。斜めに張った網の上に米を落とすと、細かいもみ殻やくず米は網の下に落ちる仕組みになっています。江戸時代の中ごろに江戸で発明され、農作業の効率を飛躍的に向上させたといわれます。
「種まき器」やら「田打車(たうちぐるま)」も展示してあります。
種まき器はその名の通りわかると思いますが、田打車は中耕効果に重きをおいた転車をもった器具です。中耕は、物を栽培中に、固くなった土を浅く耕す作業のことです。
でも農具一つ一つを発明した人ってすごいと思いません?いまでしたらノーベル賞ものですよ。
これは郵便局かな?
昔のポストが置いてありました。
今このポストを見かけることも少なくなりましたよねぇ。今の現代式よりも、このデザインのほうがイケテルと思うんですがどうでしょう。
「お釜(羽釜)」がございました。
本体の中央に鍔(つば)がつけられている釜を羽釜(はがま)といいます。この鍔の部分にクド(煮炊きをする石組などの火どこ、かまど)の上部をかけて下部を浮かせた状態で使います。底は丸くなっているので、均等に温まります。昔はお米を炊飯器でなくこのお釜(羽釜)で炊いていたんですよね。
厚い木の蓋は米をよく蒸らすことができ、底が深く、鍔(つば)のある羽釜はかまどにかける時に熱を逃がさず効率的に米を炊くことができるんです。
母屋の縁側で庭を見渡すとここが都会であることを忘れさせてくれます。
一句詠んでみましょう。
「枯園に 冬鳥あつまり にぎははし」 by パープル
もうちょっと母屋を散策します。
「土間抜けて 母屋匂ひと 花あかり」 by パープル
土間です。土間土間じゃありませんよ!
お座敷です。
昔の母屋にしては結構な広さではないでしょうか。
お庭も散策しています。
農園もありました。なにを栽培しているんだろう。分かる読者様います?
民家園の庭に「被爆榎2世」があります。
1945年(昭和20年)8月9日、長崎市に原爆が投下され、爆心地から1.6kmの浦上地区で樹齢300余年、高さ20mの椋木と榎が被爆。強烈な熱風で幹は折れて黒く焦げましたが、その後、椋の木も榎も折れた部分から新しい枝を伸ばし再生したんです。
65年経った2010年(平成22年)、その根元に芽生えた「被爆榎2世」は、狛江に来て鉢で育てられ、2015年(平成27年)10月、ここ、むいから民家園に植樹されることになったんです。原爆体験を語り継ぐ木として、原爆、戦争、平和についてか語り合う契機となることを願うと説明書きにありました。
人間もどんなにどん底でも黒く焦げになっても新しい枝がきっと生えてくるものです。
ここから「西河原自然公園」のほうへ行ってみます。
緑豊かな西河原自然公園に着きました。
西河原自然公園は東京都狛江市の公園は、自然豊かな公園で、水と緑で安らぎを与える憩いと集いの場所になっています。
ごらんの通り、園内を流れる小川の水の音を聞くことができます。本当に狛江市は緑豊かだなぁ。
こんなに美しい公園や古民家があることはあまり知られていないんじゃないでしょうか。
「西河原 あるけば水音 心地よく」 by パープル
ここでゆっくりと時間が過ぎるのを黄昏れたくなってきました。
「四十過ぎ 老い感じるも 時遅し」 by パープル
あ、ちなみに2月1日で齢40になってしまいました。子どもが2月に生まれますが、二十歳になるころには60ですよ。
お蕎麦屋さんがございました。「増田屋」さん。
コンビニでしょうか。「iida-ua」
小生の子どもの頃はまだ街かどにタバコ屋さんがあったものです。小さい頃はお使いで100円玉を握りしめてお菓子を買うのがたのしみでした。
今の子のお小遣いの相場っていくらなんでしょうねぇ。古墳につきましたよ。
「兜塚古墳」。
兜塚古墳は6世紀前半に造られた直径約43mの円墳で、同じ狛江古墳群にある亀塚古墳(5世紀後半~6世紀初頭)の次世代の盟主墳と考えられるそうです。
兜塚古墳は、昭和62年(1987)と平成7年(1995)に行われた確認調査により、墳丘の残存径約43m、周溝外端までの規模約70m、高さ約4mの円墳と考えられます。周溝の一部の状況から、円墳ではなく帆立貝形の古墳の可能性も指摘されています。墳丘の本格的な調査を実施していないため主体部などは良くわかっていませんが、土師器や円筒埴輪が出土しています。円筒埴輪の年代から6世紀前半の築造年代が考えられています。
兜塚を含む狛江古墳群は南武蔵で最大規模の古墳群と推定されていますが、墳丘の形状を留めているのは僅かで、本古墳は良好な状態で遺存している貴重な古墳といえます。狛江古墳群では二ヶ所の主体部が発掘調査され、神人歌舞画像鏡、鉄製刀身、玉類、金銅製馬具などが出土した亀塚古墳が有名です。亀塚古墳は5世紀後半から6世紀初頭ころの狛江古墳群の盟主墳と考えられますが、兜塚古墳は亀塚古墳の次世代の盟主墳と考えられています。(東京都教育委員会より)
そう狛江市には古墳が沢山あるんです。
「田中橋」の交差点。
ここから駅方面に戻りますよ。こんな場所に社がございました。
この町の守り神様なのでしょうか。詳しい名前はわかりませんでした。美しいプロムナードを歩いていきます。
駅方面へは右ですね。泉竜寺のほうへ歩いていきます。
お店もだんだん増えてきましたよ。そう、まだ腹ごしらえをしていないのでお腹ペコぺコです。
飲み屋さんも多くなってきました。この辺りで夜にしっぽりと飲むのも粋なものであります。
今日は何を食べるのかいって。それは後程のお楽しみに!もう食べるものは決めてあります!
狛江駅北口のストリートに出てました。
お肉屋さん「SHIRAI」。この辺りに住んでいる方はここでお肉を買ってるのかしら。
狛江「風月堂」。
餡がとにかく絶品だそうです。お土産に買って帰りたいところではあります。
これまた美味しそうなパン屋さんを発見。「盛岡製パン」
なんでも岩手のソウルフードのコッペパン専門店だそうです。2018年のパン・オブ・ザ・イヤー・コッペパン部門でも金賞を受賞しています。
ここは買おうか買わないか暫く考えましたが、食事前ということで諦めました。是非、一度岩手のソウルフードのコッペパンを食べてみたい!
「狛江市役所前」の交差点。
ここから狛江南までの通りは「狛江通り」と呼ばれています。狛江市東和泉の世田谷通りの狛江三叉路交差点から調布市国領町の旧甲州街道の国領駅入口交差点に至る延長3kmの2車線の都道です。狛江通りを通り、狛江市を抜けると甲州街道にぶつかります。
小田急線下り高架線沿いの通りは「ふれあい側道」と呼ばれています。
一旦駅前で昼食を食べるのでふれあい側道を通り、狛江駅の南口へ歩いていきます。
こんなところにBARを発見。「BAR iCHi」
季節のフレッシュフルーツのカクテルが飲める素敵なbarだそうですよ!
「寿し処おお田」さん。
そうなんです。今日はここで江戸前寿司を食べるために頑張ってきたのでございます。芸能関係者が、読売でゴルフした帰りに寄るという寿司店でもあります。この後、そのお寿司の食べ歩きもお届けします!(記事はこちら)
実はお寿司を食べただけで満足したわけではありません。せっかく狛江駅まできたのでもう一軒梯子しようと、日本料理の「扇屋」さんへ。
日本料理の伝統文化を大事に守り、お客様に本物の料理を提供し喜んで頂ける事に生きがいを感じ、30年の営業を続けている懐石料理のお店です。店主本人が築地に仕入れに行き、又八丈島から穫れたての魚を空輸、それを一流の板前が心をこめて調理しているそうです。あとで何を食べたか読者の皆様にもご報告しますね!(記事はこちら)
折角なんで駅の南口方面も散歩してみました。
スーパー「SANWA」さん。地元のスーパーでしょうか。調べてみると東京都23区西部、多摩地域、神奈川県東部で、「三和」、「FOOD ONE」の名称で店舗展開する中規模スーパーマーケットチェーンのようです。あまり地元では見かけないので珍しいです。
東京都道・神奈川県道3号世田谷町田線。通称「世田谷通り」。この道をまっすぐいくと三茶に出ます。
「狛江三叉路」に出てきました。ここからさきほど紹介した「狛江通り」を通り駅へ戻ります。
狛江駅前に戻ってきました。南口まで歩きましたので、7.4kmぶらり散歩致しました。
如何でしたでしょうか。多摩川の左岸、武蔵野台地の南の縁に位置する狛江市。全国で面積が二番目に小さい東京都狛江市は、面積が6.39平方キロメートルというコンパクトな街であり、緑や自然や豊かな街として住むには持ってこいの街です。
皆様もADDressの二子玉川拠点で過ごすときには、小田急の狛江駅でおり、古民家や並木道、そして川の流れを感じてみては如何でしょうか。
written by たみと@いつでもどこでも働ける、リモートワーカーという生き方
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