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【映画】伊吹有喜氏による小説を映画化!原田泰造主演の「ミッドナイト・バス」

今週末は久しぶりに映画でも見ようと、第27回山本周五郎賞と第151回直木三十五賞の候補となった伊吹有喜氏による小説を映画化した「ミッドナイト・バス」を見ました。

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以下、「ミッドナイト・バス」の予告編。

出典:シネマトゥデイ

東京から故郷の新潟に戻り深夜バスの運転手として働く男と元妻の再会をきっかけに、離れ離れになった家族が再出発するさまを、バスの乗客たちの人間模様を交えて描いた作品。主人公に原田泰造がふんするほか、山本未來、小西真奈美らが共演。原田主演の『ジャンプ』でメガホンを取った竹下昌男が監督を務め、音楽を川井郁子が担当しています。(Yahoo 映画より)

新潟の白鳥交通、深夜バスの運転士を勤める高宮利一(原田泰造)はバツイチで、2人の子供を引き取り育てていました。利一には東京で定食屋を営む恋人・志穂(小西真奈美)がいました。東京と新潟を往復する利一には志穂との逢瀬がささやかな楽しみだったのです。

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私も実家が物流業を営んでいるので、大型一種の免許を持っています(バスは大型二種ですが)。バスの一番前の席に乗ると、今でも大型の切り替えしやひこずりと呼ばれる後輪2軸でワンデフの最後輪の位置をバックミラーで見ながらついつい確認してしまう癖があります。

それにしても小西真奈美さんは本当に老けないしいつになってもキュートですよね。いつも彼女が主演の映画を見ると、その映画よりも彼女の笑顔に脳天がくらくらとしてしまいます(笑)

ある日、利一が乗務するバスに16年前に離婚した妻・美雪(山本未來)が乗り込んできます。それから数日後、美雪から会いたいと連絡が入ります。彼女の実家は新潟にあり、高齢の父の面倒を見ているらしいのです。美雪自身は東京に住んでいて、父のために月一で新潟へ通っていると言います。彼女は全てを1人で抱え、更に更年期障害を患い体調もあまり良くないらしいことを利一は知ります。

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僕も実はバツイチです。前妻と離縁したのは私の精神的な面が原因でしたが、素晴らしい女性でした。また今の妻とは全く性格も異なる女性です。前妻の千葉のお父様、お母さま、そしておばあ様にも本当によくして頂いて、週末になると千葉の市原や養老渓谷がある大多喜町で週末を過ごすのが楽しみでした。

一方で今の妻のお父様、お母様は病を患っており、大変な苦労をして育ってきたんだなっていうことが分かります。でもこの映画のミッドナイトバスのように人に甘えるのも一考だと思います。甘えられる人がいるのであれば、甘えたらいい。そこで意地を張ってもしょうがないと思うし、世の中には甘えられる環境にもない人もいるのだから、その人たちの気持ちを背負って一緒に頑張っていったらいいと私は思っています。

話は戻り、子供達とは一切、連絡を取っていなかった前妻・美雪。このことがきっかけとなり、利一は志穂との関係を見直します。彼は彼女と再婚するつもりもなく、このままでは志穂のためにならないと思い、別れを決心。志穂は一人にしないで欲しいと泣いたが、利一は心を鬼にして彼女の元から去ったんです。

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この後の話は映画のネタバレになってしまうので、ブログでは書きませんが、離別というものは何々ならぬパワーを要する人生での一大事です。僕ももうあんな経験は二度としたくはないので、女性関係ははっきりとしていると思います。若い頃は何度、女性関係でトラブったか数えきれないほどです。たぶん読者様にいうと、本当にドン引きするような女性遍歴でした。でも、その経験があるから、今は女性に対してなんとも思いません。そりゃ男性ですから美しい女性を見ると、確かに目を奪われますよ(笑)。黒歴史は若いうちにですね。

利一はこの後、志穂を探しに彼女のレストランに向かうのだが・・・。

「覆水盆に返らず」ということわざもありますが、「雨降って地固まる」ということわざもあります。私も今の妻とは「雨降って地固まる」との諺通り、最初はどしゃぶりの雨でしたが、だんだんとぬかるんでいた土もしっかりとした土壌ができ、若葉が生えるまでに至りました。

皆さまも、夜行バスに乗って窓に移る街の夜景を眺め、改めて今までの自分とこれからの自分を再確認してみては如何でしょうか。

written by パープル@いつでもどこでも働ける、リモートワーカーという生き方

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