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ミドフォー・ワーママ。10年弱フリーランスをやってます

信濃まちと言います。
2024年の時点でミドフォー、個人事業主、家族は夫・子供一人の3人家族。


職務経歴的な自己紹介

氷河期に大学を卒業して、なんとか中堅メーカーに滑り込み。
中堅規模の会社のいいところは若手でも任せてもらえたりすること。
色々やらせてもらって、仕事も楽しかった。

でも大企業も見てみたくなったり、その後キャリアアップのために転職を考える。
業界最大手メーカーに、ここでもなんとか転職で滑り込み。

仕事もスケールがかなり大きくなって楽しかった。
本当にいい人ばかりだったし、仕事が恐ろしくできる上司や同僚との出会いもあったり。
何より社風が新卒の会社の時よりも合っていたのもあり、「一生ここで働けたらいいな」と思っていたけれど・・・
転職先の会社では、ステップアップするには、職務は同じでも分野の違う事業の部署を一つは経験する必要がありまして。
「大きい会社は事業がたくさんあるからな」と納得しつつ、30後半〜40歳くらいからの昇格とともに違う事業へ初めて異動する人もすごく多いので「異動は10年後より先くらいかな?」とタカを括っておりましたが、私の場合転職組にしては早い年次で回ってきました。
異動先が自分的に本当に興味のない事業分野なこともあり、「人生短いけれど、出世するためにはこれでいいのか?」「自分の好きなこととは?」と自問自答。
本当に本当に悩んだけれど、ご縁のある会社に内定をもらい転職することに。

転職した先は外資系。
業界を絞って転職活動をしたので、新卒からずっと担当していた分野をキープ。
HQがあってAPAC担当がいて、その二つとやり取りしながら日本市場のローカル展開を行う仕事。
グローバルでの展開の方法を知れたり、ローカライズとは?と言うのを考える機会があったりとても勉強になった。
一方で、HQの言うことは全然間違っていないけれど、そうは言ってもローカルとの齟齬がバリバリ生まれがちな『外資あるある』をしっかり経験。
ここで気づいたのは、「私、やっぱり日本の良さを世界に広める方が興味あるわ。」と言うこと。
これは多分私が新卒時点で日系の会社で育っているのが大きいと思う。
とはいえ担当している事業分野はすごく好きで、外資なんだけれど「外資っぽくない社風」らしく、社風も合っていた。
職場環境にも人にも恵まれていたので、「そのうち日系に戻ることもあるかもな?」と思いながら、ここで仕事を続けます。

ところがどっっこい、夫の仕事の都合もあり退職することに。
人生って本当に予測がつかない。

自分尺度では「辞めるまでは仕事においては結構頑張って働いていた方」だと思っていました。
なので仕事そのものを辞めたらアイデンティティがなくなるのでは・・と思ったのだけれど。
退職してみたら仕事のない生活を、想像以上に数ヶ月満喫してしまう。

たった数ヶ月という短い期間なのもあるけれど、怖いほどに全く仕事に未練がなくなった私。
「このまま専業主婦として生きるんだな」と思っていたところに、知人から「暇なら仕事しない?」と声をかけられたのが、フリーランスのスタート。

そこから「就職するタイミングを逃した(自分談)」のもあり、ずっと個人事業主。
一旦専業主婦になってしまうと就職するか税務署に開業届を出さない限り子供を保育園には入れられなかったので、社会的ポジションは「開業した個人事業主」として生きていくことになります。

私の仕事のドメイン

そんな私のキャリアのメインは、ずっとマーケティング戦略。
企業に属していたら「事業部のブラ戦部(ブランド戦略)」「マーケティング部」と言われるような部署の仕事がキャリアのメイン。


フリーランスなので、企画もするし、広告・販促もやるし、デザインやコンテンツディレクションもするし、デジタルも手を動かせるし、CRMも見るし、リサーチもやるし、イベントも開催したり、KOLとも名刺交換したり、PRも見たりする、動画編集もできるし簡単なクリエイティブだったら自分で作る。
マーケティングカテゴリーの中で何かに特化できているゴリゴリのスペシャリストではなく、マーケターの中ではかなりゼネラリストのポジション。
ただその中でも専門はブランド戦略、いわゆるブランディングが得意。

ここ数年は、月の総仕事時間の半分〜半分ちょっとを1つの契約企業さんのマーケティング部の仕事を丸っと請け負っていることが多いです。
スタートアップだろうと老舗だろうと、マーケティング部やブランド戦略部(部でなくチームもあり)を立ち上げ・力を入れたいみたいな過渡期の段階がほとんどです。

「ようやくマーケティングにお金や力を入れれるようになったので、マーケティング担当者をつけて強化したい」「ずっと営業中心でやってきたけれどブランド戦略という視点でプロダクトやサービスを伸ばしていきたい」みたいな会社の仕事を引き受けることが多いです。
「マーケティングってなに?広告費ってどうすればいい?」という段階からの立ち上げもお手伝いします。
長期的に関わることが多いので、数年単位で関係を築くことが多いです。

ポジション的にはマネージャーやマーケティングディレクターなどの肩書きの名刺を頂いています。
いただく肩書にはこだわりがないけれど、マーケティングは社外の人とお付き合いすることも多いので便宜上頂く感じ。
基本は在宅で仕事しつつ、必要や要望があれば出社の対応も柔軟にしています。

残りの稼働時間は、プライベートの状況やメインの業務委託の繁忙期なども鑑みて。
もう一つ大き目の仕事を並行したり、短い業務委託の時間契約やプロジェクト単位で仕事をお引き受けしています。
単発でロゴ開発手伝ったり、商品企画を手伝ったり、SNS担当したり。コンサルの会社のメンバーとして手伝ったり。
基本は「なにそれ楽しそう」を基準に仕事を決めています。

報酬はタイムチャージ方式。
自分で自分の時給を決めて、それを受け入れてもらった企業と契約をして働いています。
時給単価が自分に対する第三者からの評価・価値、そんな世界で生きています。

「もう会社に戻る気ないって本当??」

「個人事業主としてベテランだね」「もう会社に戻る気ないでしょ?」「社員になるなんて嫌でしょ?」といろんな人によく言われるけれど、実はそうでもなくてですね。

ずっとフリーランスを続けておきながら何を言うんだ?って感じですが、ここは未だ定期的にグラグラ迷ってしまう部分。

就職氷河期世代だからか、団塊世代の親を持つからか、「企業に入っていたら安心」という感覚が心の奥底に染み付いているんだと思う。


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