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【CS優勝】君もクローシス覇覇覇ジャオウガを使おう!《デュエマ解説記事》

こんにちは、りっきーです。

今回はCSで個人週3回優勝を果たした超HOTなデッキ、"クローシス覇覇覇ジャオウガ"について解説していこうと思います。

最終更新 : 2025/2/17 トレカフェスチーム戦準優勝リストと質問箱を更新しました。



1 クローシス覇覇覇ジャオウガって何?

クローシス覇覇覇ジャオウガは新弾の鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ(以下ジャオウガ)を軸としたメタビートです。

まずはジャオウガの長所と短所について確認していきましょう。

長所
・手札まで含めて相手のリソースを削り取れる
・墓地さえ準備できれば出したターンにそのまま打点を形成して勝ちまで持っていける
・想定以上にジャオウガ出してターンエンドが強い

短所
・ハッター・ルピアもポッピ・冠・ラッキーもキツい
・墓地にアーテル・ゴルギーニがいないと情けないビートダウンになる
・色が思っていたよりも弱い
・ハイパーエナジーで出す以上、盤面依存度が高い
・デッキを組む時にジャオウガへの依存度が高くなりがち

こんな感じで、強いものの課題もいくつかあるかわいくて強いカードになります。

この短所を極力カバーするためにジャオウガ自身のカラーリング(赤黒)に青を足して、メタ耐性やトリガーケア能力、ジャオウガへのアクセス力を補っています。

自然と同期の妖精、シャッフ、5000VTといった青黒COMPLEXにも入っている強いカードを採用できるので、ジャオウガがなくても戦うことができるようになっているのも青採用の良いところですね。

このデッキの魅力はざっくりと以下の3つです。

・環境上位のデッキ(ファイアーバードやマーシャルループ、アナカラーマルル)に対して高い勝率を出せる
・確定枠が少なく色の制約さえ守れば環境に合わせて構築を大幅に変えられるため初見殺しの性能が高い
・盾を刻むかどうか、ジャオウガを出した後ためるかどうか等、分岐が多くて楽しい

構築力もプレイも試されるデッキになっているので、ぜひこの記事でデッキをチェックしていってください。


2 実績

12/21 アクアCS in TSUTAYA金沢店 優勝 (Lim選手)
12/24 GIRAFULLオタロードcs with ダリア 優勝 (筆者)
12/25 GIRAFULLオタロードcs with ダリア 優勝 (筆者)
12/25 二本槍CS in ポンポコ 優勝 (かいこちゃん選手)
12/27 GIRAFULLcs with ダリア 優勝 (筆者)
12/28 はっちCS in Bee本舗 優勝 (suga選手)
12/28 萬屋CS アドバンス 準優勝 (KSK選手)
1/5 第50回西友岡崎CS (空腹のワニ選手)
1/8 二本槍CS 準優勝 (haru.選手)
1/10 オーサカCS 優勝 (筆者)
その他多数

新弾"悪魔神、復活"発売から一週間で筆者の3優勝含む7件の入賞報告がありました。
非常にうれしいです。


3 リスト

この部分では環境適応力が一番高い3回目の優勝の時のリストを取り扱います。
最新のリストに関しては有料部分で載せています。


4 採用したカード解説

■鬼星の絆 フウジン天&ライジン天

主にマーシャルループの対策として採用しているカードです。
天門のバウ・M・ロマイオンのEXライフ対策としても使えます。
ただ、マーシャルの効果でシールドに置こうとすれば盾回収だけは可能なので注意!
"えっ!?じゃあ弱いじゃん"と思うかもしれませんが、シールドからガレックor立ち上がるを最低限要求するので、実はそれなりに圧をかけられます。

このカードの比較対象として、ピッピ修ピヨッコが挙げられると思います。
修は手札を墓地におかないといけないため、序盤は強い一方、中盤以降は元気をくれ〜る等で手札を抱えられると逆にマーシャルを墓地に送られてしまい要求値が下がります。
マーシャル対策としての強さはあまり変わらないように感じたので、GS持ち、盾0でスピード・アタッカー、理想と平和の決断で盾に送られない分を評価してフウジンライジン採用としました。

■異端流し オニカマス

主にファイアーバードの対策として採用しているカードです。
選ばれないため、ジャオウガのハイパーエナジーの種としても優秀です。
オニカマス(or同期の妖精)→鬼丸終斗で盾を刻んでいくと、4ターン目にGSが効かないリーサルを押し付けることができます。

■終止の時計 ザ・ミュート

序盤はジャオウガを探しにいくルーターとして活用し、中盤以降は盾から踏ませてジャオウガからの切り返しに繋ぐためのカードです。
手札からカードを捨てられるので、ハイパージャオウガから蘇生したいカードは優先的に捨てていきましょう。

■霊淵 ゴツンマ=ダンマ

特に先攻で出すとジャオウガ着地や次の妨害までに必要な1ターンを稼いでくれます。
また、ゴツンマをアンタップさせた状態でジャオウガを着地させられると、ジャオウガを寝かせてゴツンマハイパー化→攻撃時2ハンデスで手札を0にすることができます。

■アーテル・ゴルギーニ

ジャオウガから蘇生して十分な打点を形成できる他、破壊されたメタカードを蘇生して再利用できます。
ジャオウガからの早期決着を狙う場合にはザミュート等で墓地に送って、メタカードを軸にゲームを組み立てる場合には手札にキープして戦います。
また、ジャオウガ着地で1ターンもらえる場合、アーテルをキープできていると8枚墓地肥やしで必要なパーツを探しに行けることを覚えておきましょう。

■鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ

このデッキの切り札。
出た時効果で手札・盾・盤面すべてに干渉することができ、1体からジャスキルまでつくることも。
特に手札を2枚にできるのが強力で、ジャオウガを受けるための手札にするのか次のアクションのための手札にするのか、選択を押し付けることができます。
そのため相手の手札読みが重要になっており、出したターンに攻めるべきかそれともためるべきか慎重に判断する必要があります。

■偽りの希望 鬼丸「終斗」

現環境にマッチしている除去兼リソース札です。
ファイアーバード、マーシャルループ、アナカラーマルルは多色を初手で逃がしがちなので、初動を破壊して1ターンもらうことができます。
またオニカマスの解説部分でも書きましたが、純粋にスピードアタッカーの2打点として運用可能なのでジャオウガに頼らずにゲームをつくることができます。
あまり意識されていないからこそ採用できるカードなので、警戒されてきたら枚数を減らして調整しましょう。

■奇天烈 シャッフ

トリガーケアカードその1。
ジャオウガから直接出すことはできないものの、アーテル・ゴルギーニ経由で出すことができます。
ジャオウガ下ではスピードアタッカーになるので、2回効果を使える局面も。

■同期の妖精 / ド浮きの動悸

トリガーケアカードその2。
2コストの生き物なので、4ターンジャオウガの再現性を高めるのにも一役買ってくれます。
同期の妖精の横のジャオウガが一番強いのでできれば増やしたいカードですが、青のカードの枠の都合で2枚に抑えています。

■飛翔龍 5000VT

すべてのメタカードを吹き飛ばすデュエマ最汎用カードです。
色の都合で3枚にしていますが、最新の構築では4枚に増やしています。
基本的に着地ターンが5ターン目なので、メタカードを飛ばした次のターンにそのままジャオウガを着地させられます。

■邪心臓の魔法陣

このデッキの色基盤のバランスをギリギリ保ってくれているカードです。
タマシードなのでジャオウガの着地が1ターン遅れてしまいますが、ジャオウガ着地後の蘇生先を準備してくれます。
増やせば増やすほど色配分は安定するものの、他のカードと比べてプレイ優先度は低いので、他に採用したいカードがある時は減らします。

■忍蛇の聖沌 c0br4

このデッキはクリーチャーS・トリガーを踏ませると、6マナあればジャオウガからカウンターでワンショットを決めることができます。
ジャオウガで盾を詰めさえすれば、50%で踏ませて勝てるようにザミュートの5枚目として採用しました。
また、ジャオウガから蘇生して打点を増やしたり山札を掘ったりできる点も高評価です。
S・トリガーとしての価値は非常に高いですが、手札から使うことは基本ないので不採用でもいいと思います。
ゴツンマのデッキとのかみ合いが良すぎて黒単色を取れる枠がかなり限られているので、1枚か色基盤を破壊しての2枚までしか採用できないカードです。

■単騎連射 マグナム

トリガーケアカードその3。
マーシャルループや青白天門、青黒COMPLEXの厄介なS・トリガーを封殺してくれます。
受けが硬いデッキがいる以上、採用必須のカードになります。

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ここまでご精読ありがとうございます。
実績があり、構築やプレイ難易度が高いデッキになっているので一部有料とさせていただきます。

有料部分では

・採用候補カード解説
・オリジナルと2ブロックの最新構築解説
・プレイ指針(追記予定)
・各対面の立ち回り(現状5対面、更新予定)
・少しでもうまくなるための小テク(更新予定)

この4点について詳しく解説しています。
"わからない"をなくすための質問箱もあるので、興味のある方はぜひご購読ください。
正直、オリジナルでTier1をとるだけのデッキパワーがあるかといわれると否なので

・クローシスジャオウガを使って遊びたい
・大会で見かけるのでどんな動きをするのか知っておきたい

というプレイヤーにオススメの記事になっています。


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