新感覚?最新版【5Cペガサ.star】 解説記事〈アドバンス〉 ~5Cドラグナーコントロールらしきもの~
みなさんお久しぶりです、rikky(Loser_Duel)です。
VDuelでですが、優勝4回、準優勝1回、3位1回という成績を残している大阪あたりにいるDMPです。
最近は、なむたろうさん(namunamustar)とオリジナルの【アナカラージョー星ゼロルピア】について記事を書いていました。
めちゃくちゃガチデッキでCSでも結果を残しているので、是非読んでみてください。
さて、今回の記事では環境で活躍しているデッキ、というわけではなくこれから活躍する可能性のある新型デッキ【5Cペガサ.star】について紹介します。
以前も【5Cカツキング】の解説記事を書きましたが、また"別方面からのアプローチ"となっているので是非読んでみてください。
今回も全文無料で公開しています。
※現時点ではまだ書ききれていない部分もあります、ご了承くださいませ🙇♂️
1.デッキ概要
・【5Cペガサ.star】について
みなさん、《アアルカイト ペガサ.star》してますか??
というわけで今回はこちらのカードを主体とした、"超展開しながら制圧可能"なデッキをつくってきました。
特にcipが使いまわせる点に注目したデッキで、受けが厚く"ドラグハート"を器用に扱うため非常に強力です。
・デッキ作成の経緯
以前、【5Cカツキング】の記事を書いたときに《邪帝斧 ボアロアックス》が非常に強力だと感じていました。
さらに強力な進化獣が増えた今、《王来英雄 モモキングRX》も出せることを考えるともっと器用に《邪帝斧 ボアロアックス》を利用できるデッキがつくれるのではないかと考えました。
その結果、《王来英雄 モモキングRX》から進化できる《アアルカイト 〈ペガサ.star〉》を軸としたデッキが完成しました。
2.デッキリスト
■メインデッキ
カラーリング:火16枚, 水12枚, 自然24枚, 光11枚, 闇13枚, 多色26枚
■超次元ゾーン
3.基本的な動き
このデッキには主に2つの動きがあります。
まずは【シータドギラゴン閃】さながらに《切札勝太&カツキング ~熱血の物語~》や《王来英雄 モモキングRX》から《蒼き守護神 ドギラゴン閃》に繋げて面展開していき、その中で《闇鎧亜 クイーン・アルカディアス》を着地させて呪文を封じる動きです。
相手の盤面を破壊しながら自軍の展開ができるのが強みです。
2つ目は《最終龍覇 ロージア》等のドラグナーに《邪帝斧 ボアロアックス》をつけて《王来英雄モモキングRX》を出し、《アアルカイト 〈ぺガサ.star〉》に進化させcipコピー能力と"進化パワー"の「バトルに勝ったら案タップする」を駆使して一気に盤面を破壊したり、高打点で攻め立てたりするという動きです。
盤面をつくってもすぐ破壊される対面や受けの薄いデッキ等に有効です。
この2つを組み合わせて前のめりに殴っていく【5C】,それが今回の【5Cぺガサ.star】になります。
4.採用カード
■初動カード
《フェアリー・Re:ライフ》 4枚
このデッキの初動兼受けとなるカードです。
デッキに多色が多いため、3ターン連続で多色を置いてもプレイできる強みから4枚採用しました。
また、"G・ストライク"を持っており、《アルカディアス・モモキング》や《クイーン・アルカディアス》,《禁時王秘伝エンドオブランド》等呪文ロックが効かない受け札としての役割もあります。
《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー / お清めシャラップ》
ツインパクトであり、呪文面が初動になりつつ、《アアルカイト 〈ペガサ.star〉》や《爆熱剣 バトライ刃》,《爆銀王剣 バトガイ刃斗》で捲れて場に出せるカードです。
ついでに墓地を山札に返せる能力も山札回復や墓地メタとなるため非常に強力で、初動が11枚とれるよう3枚採用しています。
《天災 デドダム》
デドダム・マスターズと呼ばれる現代デュエマにおいて"最強のカード"です。
アナカラーというしっかりとした色基盤にもなることに加えて、プレイできれば山札を3枚も掘ることが可能です。
《邪帝斧 ボアロアックス》,《蒼き団長 ドギラゴン剣》からも出せることも強みで、文句なしの4枚採用としています。
■キーカード
《切札勝太&カツキング 〜熱血の物語〜》
盤面処理やサーチ、革命チェンジ元などさまざまな役割をこなすカードです。
メタを除去しながら《蒼き団長 ドギラゴン剣》や《時の法皇 ミラダンテⅫ》に繋げられるのはこのカードの最大の強みです。
コスト5以下の緑を含むドラゴンという点も十分評価でき、4枚採用しています。
《王来英雄 モモキングRX》
このデッキの動きの幅を大幅に拡張してくれたカードです。
《邪帝斧 ボアロアックス》からも出すことができ、《アアルカイト 〈ペガサ.star〉》でドラグナーなどの強力なcipを使い回したり《クイーン・アルカディアス》で呪文を封殺したりと状況に応じた動きが可能になりました。
また"進化パワー"でバトルに勝つとアンタップできることも非常に強力です。
このカードもデッキの核として非常に重要なので4枚採用しています。
《アアルカイト 〈ペガサ.star〉》
山札の1番上を捲って進化ではないクリーチャーであれば出すという豪快な踏み倒し能力も魅力ですが、攻撃時に他のクリーチャーのcipを使える能力がこのクリーチャーを採用した最大の理由です。
ドラグナーのcipをコピーすることで、よりドラグハートを活かした戦術を取りやすくなります。
攻撃時能力である点も強く、《王来英雄 モモキングRX》の進化パワーで複数回攻撃してcipを使いまくることもできます。
スター進化である点も、ドラグハートを盤面に残しやすくなるため強力です。
《闇鎧亜 クイーン・アルカディアス》
呪文を主体とする【5Cコントロール】や【ラッカ天門】,【マーシャルループ】,【青魔導具】に対する解答です。
ST呪文を封殺しながら単色呪文のコストを5上げることができるため、【ドラゴンズ・サイン】や【ナウ・オア・ネバー】,【魔神轟怒 万軍投】といった呪文を許しません。
現環境への刺さりが良いため2枚採用しました。
《最終龍覇 グレンモルト》
このデッキのフィニッシャーです。
《邪帝斧 ボアロアックス》と組み合わせてとんでもない展開力を実現することができ、《アアルカイト 〈ペガサ.star〉》でもっとも能力をコピーしたいクリーチャーになります。
除去耐性によりしつこく場に残りアドバンテージを稼いでくれますが、1枚プレイできれば十分なので3枚の採用にしています。
《蒼き団長 ドギラゴン剣》
"革命チェンジ"によって主に《切札勝太&カツキング 〜熱血の物語〜》や《王来英雄 モモキングRX》を踏み倒すことができます。
単純に打点増強や盤面処理能力の向上に繋がる殿堂カードなので、1枚採用しています。
《蒼き守護神 ドギラゴン閃》
革命チェンジの後不確定ではありますが、山札から《切札勝太&カツキング 〜熱血の物語〜》や《王来英雄 モモキングRX》を踏み倒せます。
また、ターン終了時に自身のクリーチャーをすべてアンタップする多色クリーチャーである点も非常に優秀で殴り返し先を作りません。
色が少し弱いため、2枚の採用に留めています。
《時の法皇 ミラダンテⅫ》
クリーチャーの召喚をロックできる能力が非常に強力で、《闇鎧亜 クイーン・アルカディアス》と組み合わせてほとんどの受け札を無効化することができます。
《切札勝太&カツキング 〜熱血の物語〜》クリーチャー主体の【鬼羅.star】や【ドギラゴン閃】系統への刺さりが良いので、採用しています。
■サポートカード
《最終龍覇 ロージア》
《最終龍覇 グレンモルト》よりも1コスト低く《邪帝斧 ボアロアックス》を出せ、おまけにSTまでついているドラグナーです。
STで最大2面取ることができることも強みで、このデッキのカウンター性能を高めてくれています。
単色なものの光文明であることから、3枚の採用に留めています。
《最終龍覇 ボロフ》
黒単色で非常に強力なSTです。
墓地から確実にクリーチャーを回収しつつ、《最終龍覇 ロージア》と同様にドラグハートを付けられます。
しかし7コストと重く、《最終龍覇 グレンモルト》よりバリューが低いため、手札からプレイすることは少ないかもしれません。
それでも黒単色であり、盾からきた場合は強力なカウンター札になり得る点から2枚採用しています。
《闇鎧亜 ジャック・アルカディアス》
低コストの除去であり、ほとんどフィールド系やメタカードを焼却することができます。
STで盾から出てくると、自身のスレイヤーと合わせて2面取れるのは高く評価できる点です。
カード指定除去では《ボルシャック・スーパー・ヒーロー / 超英雄タイム》も強力ですが、こちらはSTを持っておりなおかつ黒を補えるカードなので採用しました。
《Dの牢閣 メメント守神宮》
"Dスイッチ"で相手をタップできる点が《王来英雄 モモキングRX》の進化パワーと噛み合っています。
また、全クリーチャーにブロッカーを与える能力もクリーチャートリガー中心のこのデッキの受けと相性が良いです。
《希望のジョー星》に対する対策札としても期待できる殿堂カードであるため、1枚採用しました。
《生命と大地と轟破の決断》
《切札勝太&カツキング 〜熱血の物語〜》,《王来英雄 モモキングRX》に加えて《天災 デドダム》や《闇鎧亜 ジャック・アルカディアス》といった幅広いクリーチャーをマナから同時に2体呼び出せる最強呪文です。
また、クリーチャーに擬似"マッハファイター"を与える効果も強力で、《王来英雄 モモキングRX》を出しながらそのまま"マッハファイター"化して進化させると相手の盤面を崩壊させることも可能です。
よりテクニックな動きを可能にする殿堂カードであり、1枚採用しています。
■超次元ゾーン
※超次元ゾーンはかなりバリエーションがあるので、確定枠と不確定枠で分けます。
不確定枠は後述する〈採用候補〉のカードに変更してもよさそうです。
⑴確定枠
《邪帝斧 ボアロアックス / 《邪帝遺跡 ボアロパゴス / 我臥牙 ヴェロキボアロス》
このデッキの"ドラえもん"です。
マナゾーンから《切札勝太&カツキング 〜熱血の物語〜》や《王来英雄 モモキングRX》,《天災 デドダム》といった"秘密道具"を引っ張ってきて盤面を展開しながらリソースを伸ばします。
特に、《王来英雄 モモキングRX》を出して《アアルカイト ペガサ.star》に進化させる流れが強く、《アアルカイト ペガサ.star》攻撃時にもう一度ドラグハートを持ってくることができます。
《切札勝太&カツキング 〜熱血の物語〜》により受けとしても機能するため、必ず採用したい1枚です。
《銀河大剣 ガイハート / 熱血星龍 ガイギンガ》
《最終龍覇 ロージア》を無理矢理SAにしたり、いきなり"選ばれない2打点"を形成したりできるため強力です。
言わずもがなですが、2回目の"攻撃後"に龍解するため《堕呪 ギャプドゥ》や《閃光の守護者 ホーリー》をケアすることができます。
《アアルカイト ペガサ.star》や《最終龍覇 グレンモルト》に装備させると除去耐性で残ることも多いため、こちらも必ず採用したい1枚です。
《将龍剣 ガイアール / 猛烈将龍 ガイバーン》
《最終龍覇 ロージア》や《最終龍覇 ボロフ》の受け性能を向上させてくれるカードです。
バトル効果でパワーが低いクリーチャーを処理でき、龍解が簡単であるため、打点としても期待できます。
《最終龍覇 グレンモルト》について考えると《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》のほうがバトル時のパワー上昇がある点で優れているものの、装備できるドラグナーがこちらのほうが多いため採用しました。
⑵不確定枠
《爆銀王剣 バトガイ刃斗 / 爆熱王DX バトガイ銀河》
《最終龍覇 グレンモルト》とcipをコピーした《アアルカイト 〈ペガサ.star〉》にしか装備することはできませんが、元からデッキにドラゴンが多く、"革命チェンジ"によって意図的に龍解させることが容易であるため採用しました。
また、出したターン中に龍解して面展開できるドラグハートであるため採用しました。
しかし、《最終龍覇 ロージア》や《最終龍覇 ボロフ》には装備できないため他のドラグハートに変更しても良い枠になります。
《爆熱剣 バトライ刃 / 爆熱天守 バトライ閣 / 爆熱DX バトライ武神》
《爆銀王剣 バトガイ刃斗》同様に後続のドラゴンを呼び出せる可能性のあるカードです。
ドラグハートウェポンの状態ではターン中に龍解できる点で《爆銀王剣 バトガイ刃斗》のほうが優れているため、主に《最終龍覇 ロージア》や《最終龍覇 ボロフ》に装備させて《爆熱天守 バトライ閣》を建設します。
次のターン、《王来英雄 モモキングRX》や《切札勝太&カツキング 〜熱血の物語〜》攻撃時に追加で盤面を展開でき、《爆熱DX バトライ武神》をつくることができます。
攻撃時に効果を付与するカードで、《アアルカイト 〈ペガサ.star〉》につけると、進化パワーで相手のクリーチャーを殴りながら山札からドラゴンを呼ぶことができます。
龍解させることで大幅な面展開が期待できるため採用しました。
《熱血剣 グリージーホーン / 熱血龍 リトルビッグホーン》
装備したクリーチャーにアンタップキラーを与えるドラグハートで、相手のクリーチャーを処理したいときに使います。
タップしているクリーチャーを殴るときに《アアルカイト 〈ペガサ.star〉》につけられると、ついでにアンタップしているクリーチャーも処理できるため強力です。
龍解後も盤面を処理できるクリーチャーとして残ってくれる点も優秀なため、採用しています。
《革命槍 ジャンヌ・ミゼル / 聖槍の精霊龍 ダルク・アン・シエル》
ドラグハートウェポンの攻撃時に相手のクリーチャーをタップさせる能力も強力ですが、もっとも魅力的なのは龍解後に最大3打点を止められるブロッカーが完成することです。
ビート対面に強く出られるため採用しています。
《獄龍刃 ディアボロス / 破滅の悪魔龍 ディアジゴク》
簡単に墓地回収ができるカードです。
《蒼き団長 ドギラゴン剣》や《時の法皇 ミラダンテXII》といった"革命チェンジ"持ちクリーチャーを回収してすぐ使い回すといった柔軟な動きを可能にします。
このデッキで数少ない墓地に触れるカードであるため、今回は採用しました。
5.採用候補カード 〜デッキ作成で迷った点〜
■初動カード
《フェアリー・ミラクル》
現在、多くの【5C】系統のデッキに採用されている初動カードです。
一気に2ブーストできるカードで、今回最後まで《フェアリー・Re:ライフ》とどちらを採用するか迷ったカードです。
不採用に至った原因としては「遅くとも4ターン目にビッグアクションを起こさなければ、現在の環境デッキには太刀打ちできない」という考えがありました。
何故なら、今の環境デッキが4ターン目までには過剰打点を並べる、大型ハンデスをしてくるといった大きな動きを仕掛けてくるからです。
そこで、このデッキの作成時に"安定して"4ターン目に5マナを貯めて《王来英雄 モモキングRX》や《切札勝太&カツキング 〜熱血の物語〜》でアドバンテージを稼ぐことを目標にしました。
さて、もし《フェアリー・ミラクル》を採用してプレイする場合、3ターン目まで単色を一枚抱えておく必要があります。
もし5色を揃えられなかった場合はさらに1枚単色が必要ということになります。
一方で、《フェアリー・Re:ライフ》は前述の通り多色を3連続で埋めてプレイしても良いので、4ターン目に単色1枚持っていれば良くなり、比較的要求値が低いです。
おまけに"G・ストライク"で受けとして機能してくれる点も含めて比較すると、今回は《フェアリー・Re:ライフ》のほうが優秀だと捉えたというわけです。
もちろん、3→6の動きまで可能にしてくれるため、【5Cコントロール】に寄せるのであれば採用したいカードです。
■サポートカード
《ボルシャック・スーパー・ヒーロー / 超英雄タイム》
最近、さまざまなデッキに採用されているカード指定除去であり、クリーチャー面も小型獣を全焼却できる効果をもっています。
《闇鎧亜 ジャック・アルカディアス》とどちらを採用するか迷ったカードです。
これら2枚の相違点は主に、STの有無とコスト、色になります。
《超英雄タイム》は2コストであるため、先攻《希望のジョー星》を処理できる他、余ったマナで《DG パルテノン 〜龍の創り出される地〜》等を処理できることがよくあります。
しかし、最近の【ジョー星ゼロルピア】はなかったとしても《超英雄タイム》を警戒して6マナ以上で同時だししてくるケースが多いです。
そのため《闇鎧亜 ジャック・アルカディアス》のほうが速攻系に対する回答になりながら、このデッキに少ない黒を補ってくれるため必要だと感じ、こちらは今回不採用としました。
ただし、黒を他のカードで補える構築であればこちらのカードを採用した方がよいと思います。
■超次元ゾーン
《覇闘将龍剣 ガイオウバーン / 勝利の覇闘 ガイラオウ》
《最終龍覇 グレンモルト》に装備することで容易に3面をとることができるカードです。
バトル時にパワーをあげる能力もポイントで、12,000ラインまで取れるようになります。
しかし他のドラグナーに装備できず、《切札勝太&カツキング ~熱血の物語~》によって盤面を取る能力はデッキに十分備わっていると思ったため、今回は不採用としました。
またバトルだけなら《将龍剣 ガイアール》で役割が補えていることも不採用理由です。
《銀河剣 プロトハート / 星龍解 ガイギンガ・ソウル》
【5Cモルト】の超次元ゾーンによく採用される1枚で、2回攻撃を可能にする1枚です。
2回攻撃を可能にするため、《最終龍覇 グレンモルト》単体で非常に高打点をつくることができます。
しかし、《最終龍覇 グレンモルト》以外のドラグナーも採用されている中で打点形成をする上では《銀河大剣 ガイハート》のほうが有効だと感じ、不採用に至りました。
また、《アアルカイト 〈ぺガサ.star〉》でcipをコピーしてドラグハートを装備させる場合にはこのカードの能力を最大限生かせないと感じたのも不採用理由の一つです。
《始原塊 ジュダイナ / 古代王 ザウルピオ》
【5Cモルト】の超次元ゾーンによく採用されているドラグハートで、マナからの召喚を可能にします。
このデッキはドラゴンの割合が高く、相性が良いと最初感じました。
しかし、実際には《切札勝太&カツキング ~熱血の物語~》や《王来英雄 モモキングRX》といった出したいドラゴンの多くは《邪帝斧 ボアロアックス》で引っ張ってくることができ、召喚フェーズ以外では役割がないというのが採用結果でした。
もちろんマナを手札のように扱える能力は強力ですが、ドラグナーが着地したターンからどんどん攻撃していくこのデッキには他に優先できるドラグハートがあると感じ、今回は不採用にしました。
《始まりの龍装具 ビギニング・スタート / 終わりの天魔龍 ファイナル・ジ・エンド》
《最終龍覇 グレンモルト》に装備させることで、"ブロッカー"や"スレイヤー"を付与できます。《最終龍覇 グレンモルト》を中心に闘うデッキや【ドラグナー】系統のデッキでは非常に強力であるため、このデッキも合うのではないかと感じていました。
しかし、このデッキのドラグハートを装備できるクリーチャーとこのカードの相性を考えてみると
①《最終龍覇 グレンモルト》・・・付与できる効果が多く場持ちがいいため相性が良い
②《最終龍覇 ロージア》・・・元からブロッカーを持つため意味がない
③《最終龍覇 ボロフ》・・・わざわざスレイヤーを与える必要がない
④《アアルカイト ぺガサ.star》・・・何も能力を付与されない
となっており、全体的に見れば相性が良くありません。
そのため、今回は積極的に採用する必要性がないと判断したため不採用としました。
《凶乱の魔鎌 ディスカルド / 凶乱の悪魔龍 ドクロカルド》
攻撃時にハンデスができるカードです。
おそらく採用されているデッキをほとんど見ないカードだと思います。
殴らないとハンデスできないため、弱いと感じると思います。
それでもここにこのカードを載せた理由としては、攻撃時に発動する効果で《アアルカイト 〈ぺガサ.star〉》との相性が良いと感じていたことが挙げられます。
《王来英雄 モモキングRX》の進化パワーによって相手の盤面を荒らしながら手札も破壊できるのは脅威でしかありません。
今回不採用にした理由は枠がない、そこまでしなくても返せない盤面をつくれているので十分だというものです。
しかし限定的ではありますが、場面によっては本当に強力な性能となるため、採用の検討圏内にあると思います。
6.各対面のポイント・有利不利
①【5Cコントロール】対面:五分
《DG-パルテノン ~龍の創り出される地~》の採用や、【万軍投型5C】か【ドルマゲドン型5C】かによって多少なりとも勝率に変化はあるものの、ほぼ五分です。
【5C】側は《とこしえの超人》を建てて《最終龍覇 グレンモルト》等のパワーカードで制圧することが勝ち筋です。
一方で、こちら側は《闇鎧亜 クイーン・アルカディアス》を建てて殴る、または《とこしえの超人》がいない状況で《アアルカイト 〈ぺガサ.star〉》とドラグナーを並べながら殴ることが勝ち筋になってきます。
結局は自分の動きを通せるかその前に妨害されるかのどちらかになります。
"革命チェンジ"を利用して前のめりに殴っていくのがベストだと思います。
②【シータドギラゴン閃】対面:微有利
【シータドギラゴン閃】は《アルカディアス・モモキング》で呪文をロックしながら、《切札勝太&カツキング ~熱血の物語~》等で盤面を壊して詰めてくるデッキです。
しかし、こちら側はもちろん《蒼き守護神 ドギラゴン閃》で盤面をつくりながら詰めることもありますが、《最終龍覇 ロージア》等に《邪帝斧 ボアロアックス》をつけて《王来英雄 モモキングRX》を中心に一気に責め立てていくプランが取れるため、盤面除去が対して効かないことも多いです。
また、受け札に呪文系STを採用していないため、《アルカディアス・モモキング》が刺さりません。
このような理由から、この対面には微有利が付きます。
③【ラッカ天門】対面:有利
この対面では《闇鎧亜 クイーン・アルカディアス》が幅を利かせます。
《ナウ・オア・ネバー》や《ドラゴンズ・サイン》,《ヘブンズ・ゲート》といったあらゆる呪文を無力化できるからです。
一度場に出ればそのまま数ターン稼いでくれるため、あとはどんどん殴っていけば勝ちです。
一刻も早く《闇鎧亜 クイーン・アルカディアス》を建てることを意識して、下手に盾を割らないことを頭に置いてください。
④【ラッカ鬼羅.star】対面:有利
【ラッカ鬼羅.star】は《赤い稲妻 テスタロッサ》や《奇石 ミクセル》で妨害しながら、《奇天烈 シャッフ》で呪文を止めつつビートダウンしてくるのが基本的な流れです。
しかし、呪文が少なく《奇天烈 シャッフ》は刺さらないため、クリーチャートリガーで容易に返していくことができます。
一度トリガーで攻撃を止めてしまえば、《切札勝太&カツキング 〜熱血の物語〜》でメタカードを除去しながら盤面を制圧していくことができます。
メタカードがなければ《アアルカイト 〈ぺガサ.star〉》で盤面を壊しながら他のクリーチャーのcipを有効活用して制圧すれば良いです。
⑤《ジョー星ゼロルピア》対面:微不利
理論上では《希望のジョー星》が【5Cぺガサ.star】に強烈に刺さるため、圧倒的不利だと感じていた対面です。
しかし、実際は相手が勝手に《超英雄タイム》を警戒して3ターン目に安易に貼らないパターンが多く、《闇鎧亜 ジャック・アルカディアス》が間に合ったり《王来英雄 モモキングRX》から《希望のジョー星》が貼られる前にシールドを削っていったりと意外と勝てる場合もありました。
【ジョー星ゼロルピア】側の6マナが貯まると《希望のジョー星》と《ゼロ・ルピア》を同時に出されて容易にゲームが終わる場合があるので、相手が次のターンに6マナ以上確保できる場合は6打点を揃えてから殴ることを基本的には意識しましょう。
⑥《赤緑ボルシャック / モルトNEXT》対面:微不利~微有利
正直、相手の構築と捲り次第というのが現状の答えになります…
基本的に先にリーサルが組めるのは【ボルシャック】側なので、相手の捲りが強く、過剰打点を並べられる場合は正直受け札が20枚近くあるとはいえ、返せません。
しかし一度受けきってしまえば、《最終龍覇 ロージア》から《邪帝斧 ボアロアックス》,《王来英雄 モモキングRX》を経由して《アアルカイト 〈アアルカイト ぺガサ.star〉》に繋ぐ等の方法で過剰打点をつくって攻めることが可能です。
この対面はまだ調べ切れていない部分もあるので後日追記します。
7.おわりに
長い文章を最後までお読みいただきありがとうございました😊
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