【優勝×2】対話するソリティア"アナカラーオービーメイカー"解説記事《オリジナル》
1.はじめに
はじめまして、Rikkyです。
今回は私が身内と1月から調整して、サガ環境から使い始めたアナカラーオービーメイカーについて解説します。
2.アーキタイプ"オービーメイカー"とは
このデッキは"高打点かつ広範囲のメタカード"となる《十番龍 オービーメイカー Par100》を主軸においたソリティアに近いデッキです。
このカードは自分のターンに自然のクリーチャーを3体出していれば1コストで召喚できるQブレイカーであり、シビルカウントを達成できれば相手のターン中の「出た時」効果(以下cipで省略)を封じることができます。
3,4ターン目に小型クリーチャーを複数体を広げながら《オービーメイカー》を建てて、最終的には殴り倒すというのがこのデッキになります。
他の最終的に殴るデッキと異なる特徴として、
《オービーメイカー》の相手ターンにも及ぶ行動制限
メタカードによる相手の防御手段(S・トリガーや邪王門等)の制限
これらが主に挙げられます。
3.なぜ"アナカラー"なのか
"アナカラー"である強みとして
この2つが大きく挙げられます。
"オービーメイカー"登場初期の緑単のものと比較して、出力が向上して《オービーメイカー》への依存度が低くなっています。
ただその分、色基盤に安定感がないことやできることの幅が広がったことが原因で、プレイ難易度が格段に上がっているのがアナカラーともいえます。
4.このデッキの環境における立ち位置
・"アナカラーオービーメイカー"を除いたTier表
基本的に"サガループ"がトップメタとして君臨しており、パワーの高いメタデッキである"アナカラージャオウガ""赤単我我我""青魔導具"といったデッキ、そして"サガループ"以外のほとんどのデッキを破壊できる"4C邪王門"が環境上位に位置しています。
"アナカラーオービーメイカー"はTier2以上のうち"赤単我我我"以外に五分以上を確保しながら、Tier3以下のデッキとも十分に闘えます。
形にもよりますが、ざっくりと対面相性を書くと
このようになっており、幅広く戦えるデッキとなっています。
5.戦績
■私の戦績
(2/20 VDuelCS リモート 準優勝 7-2)
2/25 キャットCS 優勝 7-2
2/27 龍星杯 ベスト8 5-2
(2/28 VDuelCS リモート 3位 8-1)
3/4 はっちCS in 十三 優勝 8-0
4/2 ダリアCS in プレイズ 3位入賞 8-2
サガ環境でオービーはまだ7回(リモート含めて9回)使って4(リモート含めて6)回予選突破+チーム戦全勝1回の好成績を残せています。
CSでの戦績は53-14(0.791)とかなり高水準な勝率をキープできています。
■他の方の戦績
menoさん
3/4 はっちcs in 十三 ベスト8 5-1
DAIDORAさん
3/4 最強位決定戦後半戦 2-1
次にデッキリストです。
6.デッキリスト
"サガループ"発売後から使っていたリストです。
日によって《エール》《メイデン》《ゲンムエンペラー》の枚数を変えて使っていました。
従来の2→4(キユリのASMラジオ)に寄せた構築ではなく、3ターン目まではメタを使いつつも手札を整えて、4t目に《オービーメイカー》をリソースを残しながら着地できるような構築を意識しています。
以下有料部分で採用理由やプレイング等を解説します。
気になった方は是非ご購読ください。
7.採用カード解説
《4枚》
■極楽鳥
このデッキの色基盤を支えてくれる強い鳥です。
除去されにくく、1t目多色埋めから2t目《極楽鳥》と動いても、次にしっかりと《デドダム》や《ジルコン》に繋がるのが他の2コスト初動にないポイントと言えます。
中盤以降も不足しがちな色マナを補いながら、最後殴るときにトドメのアタッカーにもなれるため4投されています。
■原始 サンナップ
マナ武装3で使ったマナを起こしてくれるので、実質0マナでオービー3軽減します。
《フェアリー・ギフト》もびっくりする軽減ですね。
《ASMラジオ》からリソースカードとセットでプレイできると、拾ってきた次のリソースカードに繋げやすいのも強い点です。
■天災 デドダム
このカードを使えるのがアナカラーの一番の強みです。
手札を整えながらマナを加速できるため、必要なカードを揃えつつ色確保ができます。
《ASMラジオ》で見えて一番強いカードでもあるので4投しましょう。
■Dis ジルコン
アナカラーで強いリソースカードその2.
マナや墓地に逃しておけば、中終盤のリソースに困ったタイミングで使うことができます。
リソースの拡充という点では《デドダム》に劣るかもしれませんが、手札以外からの使用が可能で手札を増やせる点やブロッカーで相手のリーサルを遠ざけられる点はこのカード特有の強みです。
■キユリのASMラジオ
この歪な色基盤を可能にした最強カード。
マナの色が不安定でもこのカードから《デドダム》《メイデン》《極楽鳥》を持ってくれば解決しますし、手札が少なくてもリソースを稼ぐ《デドダム》《ジルコン》で解消して《オービーメイカー》に繋げることができます。
"アナカラージャオウガ"に採用されることのある《曲津風》には引っかかるものの、現在蔓延している《アプル》に引っかからないのが偉い点です。
"このカードを強く使えること"=このデッキの強さといっても過言ではないため、4枚採用しています。
このカードのhit率には十分気をつけて他のカードの枚数調整すると良いです。
■十番龍 オービーメイカー Par100
このデッキのコンセプトであり、着地点の"1つ"です。
このクリーチャーが"シビルカウント5 cip封殺"状態で着地すると、"サガループ""アナカラージャオウガ""4C邪王門"を筆頭とした多くのデッキに致命的な影響を及ぼします。
出たターンにも何気ないマッハファイターによって、相手の打点を削ったりメタカードを除去したりできる上、生き残れば4打点の優秀なアタッカーです。
呪文は自由に使えてしまう点や殴るタイミングではなんのメタ効果も発揮しない点が弱いので、リソース切れに注意したプレイや低コストメタカードや《ゲンムエンペラー》で補助しての攻撃を意識しましょう。
そもそもこのカードに頼らなくても勝てる場面もあることを忘れないでください。
■若き大長老 アプル
オリジナル環境最強メタカードといって差し支えないカードです。
《とこしえ》のように山上からの展開は防げませんが、その分こちらは墓地・マナ回収や《DOOM ドラゲリオン》《ガルラガンザーク》《ダークネス》等を止めることができます。
"サガループ""青魔導具"が対面の際に《とこしえ》より強いタイミングが多いので、こちらの採用枚数を4としました。
《3枚》
■応援妖精エール / 「みんな一緒に応援してね!」
上面が《サンナップ》と同じく実質0マナでクリーチャーの数を稼げるカードであり、下面が最大2面処理できる除去トリガーとなっています。
このカードの強いところは"実質0マナ""Sトリガー"であり、逆に弱いところは"水闇を含まない多色"という点です。
つまり、このカードを増やせば受けが強くなり《オービーメイカー》も早く着地しやすくなるため、ビートダウンに強くなりますがその分色基盤が不安定となり安定感が落ちます。
逆に、このカードを減らせば色バランスが安定して長期戦になりやすいコントロールに強くなり、その分ビートダウンに弱くなります。
ビートにある程度勝ちたいならここを増やして、コントロールへの勝率を安定させたいならここを減らします。
■とこしえの超人
メタカードその2.
"サガループ"や"4C邪王門"への勝率を確保するために、メタカードの5~7枚目として採用しました。
7枚採用したことで3t目までに最低1枚引く確率が上がりますし、メタカードを簡単にマナに埋めることができるようになりました。
他の"サガループ"対策カードと違う点として、メタ範囲がかなり広い点や1コストのため他のカードとのつながりが良い点が魅力です。
《アプル》と違って置換してマナ送りのため、《警官》や《サガ》に逆利用されることがあります。
《2枚》
■Dis メイデン
マナ色や手札の質を上げてくれるキーカード。
多色マナ1枚で使用でき、後から引いてきた多色カードをアンタップインさせられるため、出たターン以降の動きを安定させられます。
1-1交換のカードなのでリソースカードとしての性能は低く、多色問題に困った時に引ければ良いカードなので2枚に抑えています。
マナを伸ばすための初動の9,10枚目という意味合いもあります。
従来の《ステップル》が採用されていた時に友人の"きくらげさん"と見つけたカードです。
■∞龍 ゲンムエンペラー
フィニッシャーその2.
呪文や低コスト獣を軸とするデッキに刺さりが良いです。
《オービーメイカー》だけでは詰まない対面へのサブプランとして採用しており、盾落ちさせないためと《サンナップ》のマナ武装と相性が悪いため2枚に留めています。
このカードを建てると、自身の《アプル》等の効果も消えるので注意してください。
《1枚》
■ダンディ・ナスオ
色問題を緩和したり、《ジルコン》や《ゲンムエンペラー》, 《サンマッド》を持ってきたりするためのカード。
山札を見られるので盾確認したり、使わないカードを山札から減らしたりする役割もあります。
■S級原始 サンマッド
3コストのクリーチャーを3打点に変換する殿堂カードです。
このカードは
といった強みをもつため採用しています。
特に最後の強みは色確保やリソース回復に使えるので、忘れないでください。
8.採用候補カード解説
■桜風妖精 ステップル
2ターン目にブーストできるカードで盤面に残るので、《オービーメイカー》のシビルカウントを補助してくれます。
2→4の動きが強く取れるのが強みで速攻系統のデッキが増えてきたら採用を検討するようにしています。
ただし、《ASMラジオ》や後述する《ホールインワン》とセットで強いカードな点がポイントでしょうか。
2ターン目にこのカードを使う場合、基本的に3ターン目に《デドダム》《ジルコン》が使えなくなるのでそれなりに手札が細くなります。
■環嵐!ホールインワン・ヘラクレス
結構このカードに目をつける人はいるのではないでしょうか。
墓地メタ+後続の確保で"緑単"のほうでしばしば採用されるカードです。
このデッキを使うからには勝たなければならない"サガループ"にも刺さる一枚です。
ただし、このカードには弱い部分も存在します。
これが今回の不採用理由ともいえます。
ただし前者の問題点は採用枚数を抑えること、後者の問題点は"このカード以外のカードで十分に"サガループ"を対策できるようにすることで解決できると考えています。
■S級原始 サンマックス
《サンマッド》に近い役割のカードです。
終了時にしか除去ができない点は《サンマッド》に大きく劣る点ですが、何回か使いまわすことができるのはこのカード特有の良さです。
盤面で押してくる"赤単我我我"やメタカードで大型フィニッシャーの着地を阻害してくる"アナカラージャオウガ"に対して強いカードなので、その母数次第で採用を検討すると良いです。
手札に来ても使いづらいのが気になるので、入れるとしても1枚かなというカードです。
■CRYMAX ジャオウガ
自身の手札の事故や相手のメタカードの影響で、《オービーメイカー》や《ゲンムエンペラー》を建てることができない試合が存在します。
そういったゲームにおいて、十分な盤面や手札を必要としないフィニッシャーとして重宝します。
カラーリングや《ASMラジオ》のはずれである点が弱いですが、比較的読まれにくい・ケアしにくいカードで厳しい盤面を返すことができます。
簡単な除去体制つきSAという点は、詰めでも強力な場面があります。
《B.F.F.モーメント》や《テック団》, 《ヘブンズ・ゲート》のようにケアするのに時間がかかり、詰めにくい状況を打破することができます。
自然以外のカードは基本的に入れたくはありませんが、1,2枚刺せるとより長期戦やメタに強い構築になるでしょう。
9.《キユリのASMラジオ》の期待値
このリストにおける《キユリのASMラジオ》の出力の目安です。
具体的には「何体生き物が出るのか」「どれくらいマナが起きるのか」「どれくらい手札が増えるのか」といった確率を計算したものです。
もし可能なら、《ASMラジオ》のデッキを組む時にはこれを計算すると良いでしょう。
☆リストの分析
■生き物が出る確率
■使用可能マナが増える数別の可能性
■手札が増える数別の可能性
☆使用したサイト
複数のカードの確率計算機(マリガン対応) (yazirusis.com)
※デッキ枚数39, 初手5に設定、上5枚の条件を入力して初手で揃う確率の部分を参照
10.各対面のプレイング
■vs青黒サガ : 有利
基本的にこのデッキに採用されているすべてのメタカードが効きます。
序盤はメタカードを1体建てながら自分のリソースを維持し、相手の5マナ域からメタカードを2体以上建てて闘うのが望ましいです。
というのは過去の常識、今は相手の次の動ける範囲を確認しながらメタが1体で足りるのか2体建てないといけないのかを判断しましょう。
例えば、相手の次使えるマナが4であれば除去+サガループができずメタ1体で十分、むしろ2体建てると《パーフェクトジョーカーズ》で一気にリソースを奪われてしまうなんてケースがあります。
相手が3t目にループできる可能性はそこまで高くないので、相手の4t目までにメタカードを建てて、除去された返しに《デドダム》や《ASMラジオ》で探しに行こうくらいで構えましょう。
《ゲンムエンペラー》を建てる、メタカードを添えて《開けるか》をケアして殴るのが勝ち筋です。
■vs赤単我我我 : 五分
先攻を取られると終わりに近いですが、こちらが先攻を取ればチャンスをつくりやすいです。
3割くらいの対面だと思っています。
最速で《オービーメイカー》を出すこと、もしくはマナを伸ばして次の動きの幅を広げることを意識します。
盾の受けを前提として返せる可能性を上げることが大切なので、クリーチャーはできる限り並べて"赤緑ギャラクシー"のように立ち回ることも重要です。
■vsアナカラージャオウガ : 微有利
正直型によって勝率が変わります。
《曲津風》採用だと五割に近づくと思いますが、"メタジャオウガ"なら微有利、《カマス》採用型だと有利まで行くと思います。
《とこしえ》で《ASMラジオ》をけん制しつつ、手札の枚数を多めにキープしながら《オービーメイカー》の着地を目指しましょう。
一度着地すると、相手の動きが《ダークネス》くらいに絞られるので《秩序の意志》をケアできる打点まで引き延ばすことがポイントです。
《キャディ》が入っている型が対面の場合は、リソースキープしながら《オービーメイカー》をキープせずに盤面に生き物を増やして殴るのがベストです。
1体なら《サンマッド》で除去して《オービーメイカー》着地まで狙えることもあります。
■vs青魔導具 : 五分
相手が《新世壊》を引いている場合は3,4t目の《オービーメイカー》安定着地を目指してください。
相手が引いておらず、なおかつ自分の手札に《サンナップ》や《エール》等がある場合は、クリーチャーをできるだけ並べてどんどん殴るのも手です。
このプランは《アプル》を建てていないと強力なドルスザクの着地で形勢逆転もあり得るので、どこまで殴るかはリスクを考えてプレイしましょう。
イメージとしてはこんな感じですかね。
■4C邪王門 : 有利
相手は4t目でなければこちらに干渉できず、強力な動きを行うターンが概ね5となっています。
《オービーメイカー》さえ建っていれば相手は大きな動きを仕掛けられないので、リソースを確保しながらの着地を目指しましょう。
マナが伸びてくると、除去+《カツキング》のような可能性も出てくるためなるべくマナが伸び切らないうちに詰めたいです。
基本的に《吸い込む》や《イデア》が入っている構築だと、《ゲンムエンペラー》を建てるor《オービーメイカー》を2体とメタクリを建ててS・トリガーを踏むまで1点ずつ小突く、が良いと思います。
当然ですが、ダイレクトアタックする際は小型メタクリか《ゲンムエンペラー》で《邪王門》をケアして殴りましょう。
なお、《ゲンムエンペラー》を添えて殴るのに対して《スーパーヒーロー》の裏目が存在するため、建てる場合は《ゲンムエンペラー》+《オービーメイカー》に加えてできるだけ《バラド》をケアできるよう4,000以上のパワーラインを増やしましょう。
■vs赤緑アポロ : 不利
唯一といってもいいでしょう、割り切らなければならない対面です。
最速の《オービーメイカー》着地を目指しましょう。
走られたら負けです。
■vsミラー : 五分
《オービーメイカー》+4体をつくる、《ゲンムエンペラー》を建てることが目標点です。
撃てれば《オービーメイカー》に到達しやすい《ASMラジオ》が強いものの、そのカードを止められる《とこしえの超人》がお互いにキツいメタカードです。
最速で《オービーメイカー》しかり《ASMラジオ》を目指しつつ、《とこしえの超人》を添えて闘うのがベストだと思います。
11."3/20の殿堂発表"の影響
■《ダンディ・ナスオ》がP殿堂入り
このカードのP殿堂入りによって、マナ色の確保や《ゲンムエンペラー》の確定サーチができなくなりました。
ただし、このデッキの核には影響がなく《Disメイデン》や《ホールインワン》に枠を変えれば問題なく回るでしょう。
■他のカードの影響
このデッキが五分程度にとどまっている"青魔導具"デッキにおける強力なドルスザク《ガルラガンザーク》が殿堂したことによって、立ち位置がよりよくなる可能性があります。
《イワシン》と《希望のジョー星》を採用していた"サガループ"や"アナカラージャオウガ"が戦いやすくなると考えられます。
《ナスオ》によって勝っていた試合よりも今回殿堂入りした他のカードの影響のほうが大きいと考えられるので、"火単我我我""火自然アポロヌス"が増加しない限りはこの殿堂はプラスに働くと感じています。
12."殿堂施行"後の最新構築 ~引きだけとは言わせない~(3/27追記)
■vs サガ重視構築
■安定感重視構築
新殿堂後から使い始めた構築です。
"サガループ"を重視して見るなら前者を、"アナジャオウガ""ラッカ鬼羅.star"を重視するなら後者を使用することをおすすめします。
前者の構築を東京のチーム戦で使い、個人3-0まで行くことができました。
ということで、今回新しく採用したカードはこちらです。
■絶望と反魂と滅殺の決断
「さすがに緑じゃない色増やしすぎ」「ラジオのハズレどうなの」と思うかもしれませんが、一度試してみてください。
思ったより気になりませんし、きっとこのカードの強さがわかります。
このカードの役割は主に4つです。
中でも強力なのは2つ目で、"サガループ"が《警官》や《零誕祭祭でメタを乗り越えようとした時や、"鬼羅.star" "アナジャオウガ" がメタカードでこちらの動きを制限しようとした時に刺さります。
このデッキの《ダークネス》は警戒されないので、2ハンデスの通りが良く、1回目にハンデス、次のターンにメタ除去といった動きが可能になります。
仮に警戒してハンドキープしてこようものなら、普通に《オービーメイカー》を着地させてゲームを決めに行けばいい、そのためそもそも警戒させられるだけでも大いに意味はあります。
またこのカードの採用によって、"3t目のオービー着地率"こそ下がりましたが、その分色基盤が安定してこのデッキ特有の事故がかなり緩和されました。
もう二度と引きだけ脳汁デッキなんて言わせません。
対応力・安定感が向上したダークネス採用"アナカラーオービーメイカー"。
是非興味のある方は触ってみてください。
13.5000VT採用構築 ~オービーの帰還~ (7/28追記)
皆さん!!!お待たせしました!!!
ついにオービーメイカー復権の時がやってきました…!!!
《飛翔龍 5000VT》!!!
今までちょっと怪しかった"鬼羅.star"やリソースゲームに陥っていたミラーに格差をつける1枚がやってきました。
展開するほど出しやすくなっていき、《オービーメイカー》出した後、出す前問わずにゲームの展開を制圧…噛み合いすぎです。
相手に着地されこちらの盤面を返されてしまいそう…いいえ。先に《オービーメイカー》さえ着地できれば相手の《5000VT》を止めて一方的に使うことができます!!
ということで、完成したデッキリストがこちら!!!
《ASMラジオ》の成功率を上げるために3コスト以下のクリーチャーをしっかり採用しつつ、様々なデッキに対応できるように残りの枠でチューニングしました。
超CS大阪、通っていれば使用候補の筆頭といっても過言ではなかったです。
しばらく使ってないうちに《CRYMAX ジャオウガ》入りのリストもよく見かけるようになりましたが、今回は明確な理由を持って不採用とさせていただきました。
このような理由で《CRYMAX ジャオウガ》を不採用として、メインの動きを重視した構築を編み出しました。
現環境の一角、"赤緑アポロ"には明確に不利がつきますが、他のデッキには《オービーメイカー》を強く作用させることができ、マークされるまでは非常に強力なデッキなので是非CS等で使用してみてください。
本当に強いです。
14.スペシャルサンクス
一緒に1月頃から調整してくれて、さまざまな意見をくださった富山のきくらげさんありがとうございます!
彼の地域的にcsがほぼ無く結果を残せていませんが、《ステップル》out《メイデン》inの初期案を提示してくれた共同開発者です。
15.さいごに
ここまでご精読ありがとうございました。
ビートダウン以外にはかなり強く出られ、環境トップの"サガループ"も殺せる安く組めるデッキなので是非みなさん使ってみてください。
もしここのプレイがわからない等の質問があれば是非私、Rikky(@Loser_Duel) のDMまでご連絡お願いします。
みなさん長い時間ありがとうございました、それではまた次の記事で。
■アーカイブ
本編に記載していたものの、不要になった部分をこちらに移動させています。
"殿堂施行"後の最新構築(3/10)
《ナスオ》のP殿堂で生まれた枠に《ホールインワン》を採用しています。
"水魔導具"の衰退から、それに不利で殿堂の影響がそこまで大きくなかった"アナカラージャオウガ""サガループ"がやや増えるかなという印象です。
そこに強いカードとして"サガループ"に有用な墓地メタでありながら、自身が後続確保・高打点の役割を担う《ホールインワン》が良いと感じました。
そして、"水魔導具"対策で優先されており《ホールインワン》と相性がやや悪かった《アプル》を削って、《オービーメイカー》とひっつきが良く"アナカラーサガループ""アナカラーオービーメイカー"にまで有用な《とこしえ》を4枚採用しています。
殿堂後はこの構築を使って、ビートダウンが増加してきたら《エール》の3,4枚目か《Disメイデン》の3枚目あたりに枠を譲る、もしくはそもそもデッキ選択を変えると良いでしょう。