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【CS準優勝】 "4Cドラグナー覇道"完全解説 〈アドバンス〉

0.はじめに


はじめましてこんにちは、Rikkyです。

今回は使用者数・入賞数ともに増加してきている【4Cドラグナー覇道】の解説記事です。

デッキパワーが非常に高く、使い方をマスターできれば十分にCSで闘えるデッキになります。
筆者自身、4CS連続でベスト8以上の成績を残すことができました!

回すのがとてもおもしろいので、単純に楽しいデッキが使いたいという人にもおすすめです。

※今回の記事は、前回執筆した
ドラグナー系統調整録〜キメラ覇道完成まで~【アドバンス】
こちらの記事の有料部分の再掲のため、購入済みの場合、再度購入の必要はありません。
わかりやすいように別記事として出すことにしただけです。

主な入賞実績は以下になります。

Rikky
5/8 琵琶湖CS ベスト8
5/15 鈴鹿CS 準優勝
5/26 京都龍星杯 ベスト8
6/12 琵琶湖CS 準優勝

パパ@店長さん
5/15 ドレミCS ベスト8

ルナ/FRNさん
5/29 秋田CS 3位

774さん
6/11 COMP OFF 山室CS 4位


☆この記事は10/30時点で無料記事に移行しました。




■リスト

今までリストを非公開としていましたが、CSで公開され認知され始めていること・より多くの人に使ってもらいたいこと、この2点からリストを公開することにしました。

有料部分には、このデッキの作成経緯や回し方, プレイング等が事細かに書いてあるので、このデッキをもっと知りたい人やCSで結果を残したい人には強くおすすめします。


・リスト原案(5/8 琵琶湖CSで使用)


・リスト完成形(5/15 鈴鹿CS, 5/26 京都龍星杯で使用)

ここまでが無料部分となり、以下有料部分となります。
有料部分には作成経緯やプレイング, 改造案等が書いてあります。

このデッキで入賞された方は、Rikky(@Loser_Duel)のTwitterにDM, または #ドラグナー覇道 でツイートしていただけると幸いです。

DMでは同時に質問等受け付けております。


1.構築理由 ~【4Cドラグナー覇道】って何??~


もともと【4Cドラグナー】, 【ガイアッシュ覇道】といったドラグナーデッキを調整しており、その段階で私はふととんでもない暴論を思いつきました。

"【4Cドラグナー】と【ガイアッシュ覇道】組み合わせたら強いんじゃね??"


【4Cドラグナー】
《ドラゴンズ・サイン》《最終龍覇 グレンモルト》による防御力・リソース力、【ガイアッシュ覇道】による突破力・踏み倒し抑制力を掛け合わせたら、めちゃくちゃ強いデッキになるんじゃないかということです。

また、もし"ドラサイモルト""ガイアッシュ覇道"が共存するデッキを構築することができればどちらかのデッキに偽装して、相手のプレイを歪ませることが可能になるのではないかと考えました。


例えば…

"《最終龍覇 グレンモルト》を破壊することや《ドラゴンズ・サイン》を止めることに対して裏目をつくれる"

あなたはドラグナー系統のデッキを使っているとします。

Q.【4Cドラグナー】に対して、相手の《最終龍覇 グレンモルト》を除去したい場合あなたはどうしますか?
A.《切札勝太&カツキング ~熱血の物語~》からの《蒼き覚醒 ドギラゴンX》等への革命チェンジを利用して除去します。
Q.【4Cドラグナー】に対して、相手の《ドラゴンズ・サイン》を早期に止めたい場合あなたはどうしますか?
A.《切札勝太&カツキング ~熱血の物語~》から《音響の精霊龍 ラフルル・ラブ》革命チェンジをして呪文を咎めます。

とまあ、こんな感じになるでしょう。
【4Cドラグナー】ならばその行動に対して裏目は大してないでしょう。

しかし、もしそれが実は【4Cキメラ覇道】であるならば…意識外から突然の《流星のガイアッシュ・カイザー》が襲来して【 † ガイアッシュ覇道 † 】が始まります。

というように、《流星のガイアッシュ・カイザー》《最終龍覇 グレンモルト》を最大限に活かせるデッキになると考えて構築することにしました。

ということで、【4Cドラグナー】【ガイアッシュ覇道】を組み合わせた新デッキ、【4Cキメラ覇道】解説に行ってみようと思います!

2.構築ver.1


■リスト

5/8の琵琶湖CSアドバンスで使用した構築です。
結果はまとめに載せておきます。


2-2.に載せている【ガイアッシュ覇道】3.2.に載せている【4Cドラグナー】を足した後に、そこから必要ではないと感じたカードを抜きました。

採用カードの理由については【4Cガイアッシュ覇道】, 【4Cドラグナー】それぞれの採用候補と大体同じなので、割愛させていただきます。
今回は不採用にしたカード(採用候補のカード)について詳しく解説していきます!

3.構築ver.1における不採用カード


■龍風混成 ザーディクリカ

おそらく、一番最初に構築を見た時に"あれ?"と思ったのではないのでしょうか?

このカードのパワーはとても高く、《ドラゴンズ・サイン》を連鎖させたり、相手の小型メタクリーチャーを除去したり…とビート対面・コントロール対面ともに強力だと思います。

では何故採用しないのか、このデッキにおけるビート対面・コントロール対面それぞれにおける《龍風混成 ザーディクリカ》の必要性を吟味していくことにしましょう。

i. ビート対面
このカードがあれば、《ドラゴンズ・サイン》を連鎖させて、盾とブロッカーをどんどん展開することが可能です。
しかしながら、そこまでしなくても《最終龍覇 グレンモルト》単体で出したり《最終龍覇 ロージア》《インフェル星樹》を複数枚踏ませることで止められる盤面が多く、このカードが必須かといわれるとそうではないように感じました。
初動をしっかりと撃って、相手に"次のターン走らなければ負ける"という圧力をかければ、過剰な受けは必要ではないと感じたということです。
※もちろん勝率が落ちるのは確かです。

ⅱ.コントロール対面(アナカラーダークネス想定)
盤面に残せば、呪文を唱えるだけで《とこしえの超人》等のメタクリーチャーを焼却しながら手札を増やせます。
しかし、《流星のガイアッシュカイザー》で十分にハンドリソースを確保でき、【ガイアッシュ覇道】の一面を活かしてドラグナーに頼らずとも打点を伸ばすことができ、呪文のバリューが落ちているこのデッキには《龍風混成 ザーディクリカ》が不要だと感じました。


以上の2点から《龍風混成 ザーディクリカ》を積まずともどちらのタイプのデッキに対しても十分対抗できると判断し、不採用に至りました。


■ボルシャック・スーパーヒーロー / 超英雄タイム

小型クリーチャーを焼却できるこのカードですが、《龍風混成 ザーディクリカ》同様、《とこしえの超人》がいても戦えることや《とこしえの超人》が採用されたデッキが活躍しにくい環境になってきているため不採用としました。

やはり《インフェル星樹》の登場によって、このカードに頼らなくてもカード指定除去ができるようになったのが大きいですね。


■龍覇 ラブエース

最速3ターン目に《爆熱天守 バトライ閣》を建てられる上振れをつくれるのが魅力ではありますが、中盤以降に引いても弱く、枠が圧迫されているこのデッキに採用する余地はないと判断。

2→4(龍覇 ラブエース)の動きに特化できるデッキにこそ採用するカードだと感じました。


■龍罠 エスカルデン / マクスカルゴ・トラップ

相手のメタカードを除去しながら自分の強力なクリーチャーを展開することができる一枚です。

《龍風混成 ザーディクリカ》が抜けたため、呪文面のバリューがかなり落ちてしまったため不採用です。


■メガ・マナロック・ドラゴン

"欲張り野郎にはお仕置きが必要だな。"

刺さればマナを縛って数ターン実質EXターンを取ることができる殿堂ドラゴン。

しかし、終盤はやや刺さりづらい面があり、また枠を取れなかったためやむを得ず不採用

初動枚数が多いと感じた場合は、《お清めシャラップ》を1枠こちらに変更することを是非検討してほしいです。


■生命と大地と轟破の決断

マナゾーンから《切札勝太&カツキング ~熱血の物語~》《インフェル星樹》を合計2体まで射出できる殿堂カード。

マナゾーンから撃てる呪文であり、採用候補であるが《最終龍覇 ロージア》《最終龍覇 グレンモルト》を使って《邪帝斧 ボアロアックス》で役割を代用でき、"《メンデルス・ゾーン》のはずれはできるだけ減らしたい"と考えたため不採用としました。

パンプアップ等の他のモードもあり、採用するとプレイの選択肢が一気に広がります。
《メガ・マナロック・ドラゴン》と同じく積極的に採用枠を見つけたいカードです。


以上が主な不採用カードとその理由です。
次に結果を見ていこうと思います。

4.構築ver.1の課題


おそらく、不採用カードを見ている過程で構築を忘れた方も多いと思うので、再度掲載します。


これを暫く使ってみて実感した課題をまとめると…

"《流星のガイアッシュ・カイザー》が欲しいタイミングで引けない…"

そりゃそうなんですよ…45枚ですもん…詰め込みすぎです。パンクします。

これを解決する手段は2つ…

①40枚に圧縮すること
②"40枚ではやりにくいことをできるようにする"構築にすること

《流星のガイアッシュ・カイザー》の5,6枚目になれるような強力なカードが現状おらず、少し厳しいように感じました。
であれば、①の"さらに不要なカードを吟味して40枚まで圧縮する"というアプローチで今回はこの課題を解決しようと考えました。


5.構築ver.2


■リスト

ver.1の課題を解決するべく、練った構築がこちら。



バイクちゃん(@kusokey_)にチューニングしてもらったものをもう一段階組み替えて構築しました。

初動や殿堂カードを削り、自分の動きを確立させました。
受け札である《インフェル星樹》を1枚削ったものの、その分デッキ圧縮によって《ドラゴンズ・サイン》や《最終龍覇 ロージア》を踏む確率を上げています。


6.構築ver.3 【鈴鹿CS, 琵琶湖CS 準優勝】


5/15の鈴鹿CSにて使用した構築。
【アナカラー墓地退化】が少ないと踏み、《お清めシャラップ》《八頭竜 Ace-Yamata / 神秘の宝剣》に変更。
《流星のガイアッシュ・カイザー》によって軽減できる出し先が増えたため、軽減先である《勝利龍装 クラッシュ覇道》も削減しました。
水や闇のマナを用意できる点を評価しました。


《ドラゴンズ・サイン》による受けと《流星のガイアッシュ・カイザー》によるカウンター性能でしっかりと予選本戦ともに勝ち切れる試合が多かったです。

次の項ではこのデッキの自由枠になるカードを理由とともに解説していこうと思います。

7.自由枠のカード



■闘争類喧嘩目 ステゴロ・カイザー / お清めシャラップ

初動にもなりつつ、クリーチャー面でマナ回収、呪文面で山札回復が可能です。

40枚に圧縮する上で、初動枚数をまず削れると感じました。
急激なマナ加速を重視しているので、《メンデルス・ゾーン》《ボルシャック・栄光・ルピア》を優先して採用したいため、1ブーストしか期待できないこのカードを2枚削りました。

1枚だとあまり大きな役割を果たすことができないため、色マナ確保ができる《八頭竜 Ace-Yamata / 神秘の宝剣》との選択枠だと思います。


■八頭竜 ACE-Yamata / 神秘の宝剣

自分の動きを優先させるためのカードで、呪文面はこのデッキで困りがちな水文明や闇文明の色の確保、そして山札確認に役立ってくれます。

また、クリーチャー面は《流星のガイアッシュ・カイザー》の軽減対象で《とこしえの超人》等のメタクリーチャーを除去しながら《最終龍覇 グレンモルト》等の大型クリーチャーを出すことができ、一気にフィニッシュまで繋げてくれます。

《お清めシャラップ》との選択枠です。

■インフェル星樹

2ブースト2ドローで5マナ域で積極的にプレイしたいカードですが、現状3枚あれば十分活躍させられます。

《流星のガイアッシュ・カイザー》《最終龍覇 グレンモルト》含めあらゆるカードでリソースを取れる点が3枚で十分と感じられた要因だと思います。


■蒼き団長 ドギラゴン剣

《切札勝太&カツキング ~熱血の物語~》《流星のガイアッシュ・カイザー》を使いまわすことができる強力な殿堂カード。

《切札勝太&カツキング ~熱血の物語~》を使いまわすことで、盤面を取りながら、《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》にアクセスできる。

このデッキに足りない"スピード・アタッカー"を増やすことができる強力な一枚でもあります。

ただし、このカードがなくても十分押し切れると判断したため、自由枠としました。


■時の法皇 ミラダンテⅫ

他のカードでは代用できないクリーチャーをロックする性能を持っています。

この【4Cドラグナー覇道】において、入れ替えるとするならば《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》の枠になります。

しかし、今の環境では《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》で呪文に制限をかけるだけで十分に勝てる対面が多く、《界王類邪龍目 ザ・デッドブラッキオ》《勝利龍装 クラッシュ覇道》のようなこのカードの制限範囲を超えてくるカードが流行っているため、《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》の3枠目より優先して積む理由がないように感じました。

結果、自由枠として選出することになりました。


8."超次元ゾーン"の自由枠について


続いて《13番目の計画》が抜けた枠に入れたカードとその他候補について話そうと思います。

■覇闘将龍剣 ガイオウバーン / 勝利の覇闘 ガイラオウ



《最終龍覇 グレンモルト》
に装備させるドラグハートで《我我我 ガイアール・ブランド》《"罰怒" ブランド》を上から取ることができるようになります。

防御性能を高めた上で能動的に使うと、3面一気に取ることができる点が優秀です。

今回は【火単我我我】【4Cドラグナー】を含め、次のカードと比べて広い範囲を見られる点を評価してver.2で採用に至りました。


■始まりの龍装具 ビギニング・スタート / 終わりの天魔龍 ファイナル・ジ・エンド

もう一枚の採用候補です。

《ドラゴンズ・サイン》から出てきた《最終龍覇 グレンモルト》にスレイヤーとバトル時+2000を与えて、【JO退化】に対して進化クリーチャーの要求枚数を上げることができます。

スレイヤーによって《キャンベロ <レッゾ.star>》の下のカードまで破壊できるため、【JO退化】を強く見てver.3で採用しました。





9.各種対面の勝率・プレイング


※まだ勝率を正確に出していない対面があります。

■【火単我我我】対面

勝率 : 先攻 13-4(.765) 後攻 6-5(.545)
※先攻のとき1点《最終龍覇 ロージア》等多かったので、もう少し勝率は落ちると思います。

"確実にブーストして相手に殴らせる"

この対面では相手に圧力をかけて、早く殴らないと死ぬという圧力をかけることが重要です。
《龍風混成 ザーディクリカ》がない分、溜められると正直きついです…

キルターンが基本的に向こうのほうが短いので、《切札勝太&カツキング ~熱血の物語~》を埋める、《ドラゴンズ・サイン》からの出し先を用意することを意識してカウンターに備えることもポイントです。

手札に余裕があるなら、《最終龍覇 グレンモルト》《ドラゴンズ・サイン》をマナに埋めて【4Cドラグナー】に偽装すると、対面が《GIRIGIRI チクタック》を使って貯めてくれる場合があるので、そこに《流星のガイアッシュ・カイザー》を当てましょう。


■【JO退化】対面

勝率 : 先攻 11-6 (.647) 後攻 7-8 (.467)

"赤単同様、圧力をかける"

《禁断のモモキングダム》等の厄介な進化先が複数枚揃わないうちに【火単我我我】対面同様、早めに走らせることがポイントです。

先程同様キルターンが基本的に向こうのほうが短いので、《切札勝太&カツキング ~熱血の物語~》をマナに置く、《ドラゴンズ・サイン》からの出し先を持っておくことを意識しましょう。

また、カウンターを決められるように初動を撃つために必要な時以外は《流星のガイアッシュ・カイザー》は1枚手札に抱えるようにしましょう。

一度止めることができれば、《流星のガイアッシュ・カイザー》からの《勝利龍装 クラッシュ覇道》で攻め切ることができます。


■【4Cドラグナー】対面

勝率 : 先攻 4-2 (.667) 後攻 3-2 (.600)

"ひたすらマナを伸ばして相手をけん制"

この対面に対しては、【ガイアッシュ覇道】としての一面を前面に押し出して闘います。

【4Cドラグナー】側は基本的に《流星のガイアッシュ・カイザー》から《勝利龍装 クラッシュ覇道》で一気にフィニッシュされることが苦手です。

そのため、

①ひたすらマナを伸ばして能動的に《勝利龍装 クラッシュ覇道》から詰められるようにする
②《最終龍覇 グレンモルト》のような厄介な除去先を用意し処理させて《流星のガイアッシュ・カイザー》を当てる

これらがポイントになってきます。

①における詰め方について

基本的に《勝利龍装 クラッシュ覇道》でEXターンを取りながら、《流星のガイアッシュ・カイザー》等で盤面を形成した上で《最終龍覇 グレンモルト》で一気に詰め切ることがポイントです。

マナが伸びているので、《爆銀王剣 バトガイ刃斗》を能動的に龍解させて詰めたり、《始原塊 ジュダイナ》で容易にマナから2体目の《最終龍覇 グレンモルト》《勝利龍装 クラッシュ覇道》を出すことができます。

②における《最終龍覇 グレンモルト》の装備の選び方について

自分が次のターン相手に仕留められそうな状況ではなく手札に《流星のガイアッシュ・カイザー》をキープできているのならば、《最終龍覇 グレンモルト》からは《爆熱天守 バトライ閣》を建設してどちらを処理するかの2択を押し付けましょう。

その他のケースでは、《邪帝斧 ボアロアックス》からの展開でリソースを稼いだり《切札勝太&カツキング ~熱血の物語~》で盤面を取ったり、苦しい局面であれば《爆銀王剣 バトガイ刃斗》で詰めるのもありでしょう。

この対面は受け札の枚数がほぼ同じで、こちらには【ガイアッシュ覇道】のギミックが詰まっているためこちらが基本的に有利ですが、ドラグハートウェポンを扱う都合上分岐が多く、練度が出てしまう対面です。
事前に練習して勝ち筋をしっかりと把握しておくことがポイントです。

■【4Cガイアッシュ覇道】対面

勝率 : 先攻 6-5 (.545) 後攻 4-4 (.500)

"マナをひたすら伸ばすことを意識した上で、適切なタイミングで《流星のガイアッシュ・カイザー》を投げる"

《ドラゴンズ・サイン》《最終龍覇 グレンモルト》を積んでいる都合上、"ブースト力"の部分では若干劣ってしまう部分があります。

そこでこの対面では

①踏み倒さずに《最終龍覇 ロージア》や《最終龍覇 グレンモルト》を出して《爆熱天守 バトライ閣》を建てて相手をけん制する。
②《勝利龍装 クラッシュ覇道》を投げられる前のターンに《流星のガイアッシュ・カイザー》を投げる。
③マナを伸ばして《勝利龍装 クラッシュ覇道》を1度投げてから《最終龍覇 グレンモルト》で一気に詰める。

この3つがポイントになってきます。

《最終龍覇 グレンモルト》だけで攻め切ろうとすると、GSや《最終龍覇 ロージア》で止まってしまった時に相手の《流星のガイアッシュ・カイザー》が飛んできてそのままこちら側が《勝利龍装 クラッシュ覇道》によって押し込まれてしまいます。

そのため、この対面では決めきる最後のターン以外は《流星のガイアッシュ・カイザー》が4枚見えていない限り、踏み倒さないことを意識しましょう。

その上で《爆熱天守 バトライ閣》《最終龍覇 グレンモルト》, 《流星のガイアッシュ・カイザー》といった"除去しなければならないもの"を用意して、相手に安易なマナ加速をさせないことが重要です。

終盤までにしっかりマナを加速できれば、【ガイアッシュ覇道】側は《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》を絡めて殴るために準備する必要があり、その必要がないこちらに分が傾いてきます。

この対面も事前に練習して勝ち筋を確立しましょう。


■【5Cコントロール】対面

勝率 : まだ未測定、体感微有利

"《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》を投げ続ける"

このデッキは7マナ域になるまでを基本呪文に頼っているので、

①呪文を止め続けて《ロスト・Re:ソウル》を撃たせない
②撃たれても大損害にならない状態をつくる

この2点が重要です。

可能ならば、《切札勝太&カツキング ~熱血の物語~》《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》を使い回すことで時間を稼ぎ、最後に《勝利龍装 クラッシュ覇道》を活かして押し切ることを意識しましょう。

しかし、7マナ域になると呪文を止めていても《最終龍覇 グレンモルト》で盤面を取られ始めます。
また、手札に《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》を抱えられていない場合、先に《ロスト・Re:ソウル》を撃たれてしまう恐れがあります。

そんな時はがポイントになります。
《爆熱天守 バトライ閣》を建てたり積極的にマナを伸ばしたりして、《ロスト・Re:ソウル》を撃たれても大丈夫なように準備しましょう。

《爆熱天守 バトライ閣》さえ残れば、トップのドラゴンによって《爆熱DX バトライ武神》をつくり一気に試合を決めきることができます。


■【墓地退化】対面

勝率 : 先攻 11-8 (.529) 後攻 9-12 (.429)

"《流星のガイアッシュ・カイザー》で貯めるか《最終龍覇 グレンモルト》で詰めるか"

コンボが決まるスピードが速いため、先攻を取らなければそこそこ厳しい戦いを強いられますが、

①《流星のガイアッシュ・カイザー》で相手の《龍魔神王 バルカディア・NEX》が出てきても殴られないようにする
②【墓地退化】側の受けが薄いため、《最終龍覇 グレンモルト》からの《爆銀王剣 バトガイ刃斗》で一気に決める
③《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》で相手の《龍脈術 落城の計》を止めながら詰められる準備を進める

ことを意識してテンポをとっていきましょう。

相手の手札と次の動きを予測しながら、退化されないように縛りながら詰めましょう。


■【アナカラーダークネス】対面

勝率 : 先攻 4-2 (0.667) 後手 3-3 (.500)

"《流星のガイアッシュ・カイザー》でハンデス抑制しながら《最終龍覇 グレンモルト》で押し切る"

デッキの性質上、《流星のガイアッシュ・カイザー》で早期のハンデスを抑えながら《最終龍覇 グレンモルト》《とこしえの超人》を要求できます。

《とこしえの超人》に対しては《切札勝太&カツキング ~熱血の物語~》《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》を投げながら処理することができます。

長期戦になるとかなり厳しくなってくる部分があるので、

①【4Cドラグナー】に偽装してオーラを使わせることで《流星のガイアッシュ・カイザー》から勝ち筋をつくっていく
②《とこしえの超人》を出されないうちに《最終龍覇 グレンモルト》で押し切る

これらがポイントになると思います。


対面が分かっている状態での事前調整では五分程度に落ち着きましたが、リスト割れがしないリアルでのCSだともう少し勝率が期待できると思います。

ハンドキープ、そもそもマナを伸ばすのか、というところから考えてプレイをすることがポイントになります。
マナを伸ばさないことで、ハンドが刈り取られないタイミングとマナを伸ばさないと回答札がなくて負けてしまう局面があるので、しっかり見極めることが重要です。

こちらも事前練習が重要な対面だと思います。


以上が各対面の勝率、ポイントになります。


10.【4Cドラグナー覇道】結果まとめ


筆者(Rikky)

5/8 琵琶湖CS アドバンス ベスト8
構築は45枚のリストをそのまま使用

5/10 vault大会(40人規模) ベスト4
構築は40枚のリストをそのまま使用

5/14 ZweiLanceのDM大学でのリモート大会"DM大CS"(26人規模) 準優勝
40枚のリストから覇道1, お清め1, ラフルル1→神秘の宝剣2, ダンテ1に変更して使用

5/15 鈴鹿CS(73人規模) 準優勝
構築は同上

5/26 京都龍星杯 5位
構築は同上、予選を4位であがっているため5位と記録されていた。

6/12 琵琶湖CS 準優勝
構築は同上

※あーちゃん5Cは5Cドラグナーに近い感じの5Cです



パパ@店長さん(@rukapapagzxx)

5/15 第104回ドレミCS ベスト8
構築は鈴鹿のものから《神秘の宝剣》1枚を《メガ・マナロック・ドラゴン》に変更。

ルナ/FRNさん(@Lunadmp_FRN)

5/29 秋田CS 3位入賞

5/28 BOX争奪戦優勝



11.構築案置き場 (殴り書き)


こういう構築もありだなあと思いつつも、まだ試せていない構築です。
詳しい解説はしませんが、試してみることをおすすめします。

■構築案 5/12 A

バイクちゃんが組んでくれた40枚基盤(この記事には載せられていない)から《お清めシャラップ》1枚を《神秘の宝剣》に変更したもの。
黒マナを確保できるため、《最終龍覇 グレンモルト》が素だししやすくなる。
殿堂カードを2枚積めているため、上振れも存在。
超次元には《始まりの龍装具 ビギニング・スタート》を備えて今環境的に立ち位置が良い【JO退化】を見れるようにしている。

初動初動9枚に不安がある人は《最終龍覇 グレンモルト》または殿堂カード1枠を削って《神秘の宝剣》に枠を譲ってもいいかも。
その分《ドラゴンズ・サイン》のバリューは落ちるが、《八頭竜 Ace-Yamata》を活かせるため、長期戦に強くなるのではないか。

今度試してみます。




12.ご精読ありがとうございました


ここまで長文、ご精読ありがとうございました。

様々な対面とほどよい勝率を出しつつも、【4Cドラグナー】【5Cコントロール】に強く出られる【4Cドラグナー覇道】是非CSで使ってみてはいかがでしょうか?

チューニングによっては特定対面に特化させたり殿堂カードを複数枚積むことも可能です。

再度になりますが、もしこの記事が良いと思われましたらいいねしていただけると今後の励みになります。

アドバイス・質問等ございましたら、
Twitter :
Loser/Rikky(@Loser_Duel)のDMまでお願いします。
その他、感想等送っていただけると嬉しいです。
(特にこの枠を削ってこうしたらいいんじゃないか?といった質問を特にお待ちしています!)

皆様の入賞報告もお待ちしております。
こちらもDMまでお願いします。


それではまた次回の記事で会いましょう。
ありがとうございました!

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