【デュエマ】ラッカミッツァイルメモ《アドバンス》
こんにちは、りっきーです。
今回はDTL(デュエチュ―ブリーグ)で使用したラッカBAKUONSOOO8thについて、軽く説明したいと思います。
原案はかいそら(@kai_sora)選手から頂いて、DTLまでに少しずつ改良していきました。
ありがとうございます。
あくまでメモ程度に自分の考えをまとめたものなので、いつもの記事と違って基礎的な部分は省いています。
デッキリスト
このデッキの中心となるフレアBAKUONSOOOにメタ+ドロソをうまく組み込んだ形になります。
採用カード解説
■メイン
■赤い稲妻 テスタロッサ ×4
アドバンスはこのカードがどの対面に対しても有効に働くので採用しました。
ざっくりと刺さる範囲は以下の部分。
ルータ型と比較して、バイクや天門対面に勝ちやすくなっています。
■同期の妖精 ×4
調整中盤では抜けていたものの、トリガーをケアしつつ他のメタクリを守れる点を評価して採用しました。
環境内のトリガーで言えば、ゼナークやザビミラに採用されている逆転撃やモルトDREAMに採用されるグレンアイラ、同型に採用される氷柱と炎弧の決断をケア可能です。
また、同期をテスタの横や冠の横に添えることでメタをゼナークの墓地の儀やバイクの終斗から守れるので、ゲームを後ろに伸ばすことができます。
下面もS・トリガー付きの除去なので、鳥対面にミサイル着地→次にド浮きの動悸で冠を除去して攻められます。
■ナゾの光・リリアング ×4
2ターン目に展開とドローを可能にする1枚。
BAKUONSOOOのデッキはフレアを使って展開するのが軸になるのですが、フレアが引けなかった時やテスタで展開が咎められている時に軽減効果を活かして素出しできる点がメタ軸の利点です。
リリアングは銀河で面を稼いだり、軽減で召喚の際にエスケープで守って打点として残ったりする点が噛み合っています。
また、エスケープによってゼナークの効果を吸収しつつ、手札を増やせるところも優秀ですね。
■♪銀河の裁きに勝てるもの無し ×4
リリアングと相性の良い呪文その1.
このカード経由で氷柱と炎弧の決断を撃って手札と盤面を稼ぐことができます。
GRを盾を殴らずに展開できるので、天門やバイク対面に銀河でジェイ-SHOCKERやダンダルダBBを探して早い段階でクリーチャーや呪文トリガーを封殺することができます。
■氷柱と炎弧の決断 ×4
主にドロソだが、他の2つの効果もよく使用します。
攻撃中にダンダルダBBから唱えて同期やミクセルを添えたり、トリガーで出てきた王道に対してフリーズ効果を使って止めたりします。
リリアングから直接唱えることはできないため、その点だけ気をつけてください。
■T・T・T ×4
こちらもドロソですが、リリアングから直接唱えることができます。
ドロー効果以外もタップ効果をブロッカーに当てたり、軽減効果でVTをSAにして殴ったりするので、覚えておきましょう。
■"必駆"蛮触礼亜 ×4
BAKUONSOOOを早期にキャストするための呪文。
バトル効果が強制で、ゼナークとバトルすると溶けてしまうなんてこともあるので注意しましょう。
個人的にはアニメ版のプロモが一番引けると思いました。
■頂上混成 BAKUONSOOO8th ×4
デッキの切札。
横にGRを展開していってSA付与を活かして盾を詰めていきます。
最後まで残してブロックされない効果で王道や革命の絆をケアできるため、場合によっては先に横の小型だけで盾を削っていったりマシンガントークで優先的にアンタップしたりします。
■飛翔龍 5000VT ×3
主にファイアーバードやアナカラー対面に使うメタ除去札。
状況次第なところはありますが、ゼナーク、ファイアーバード、卍夜、同型に合わせられれば1ターン稼げます。
ただモルトDREAMや天門には腐る札になるので、3枚に抑えました。
■ポッピ冠ラッキー ×3
外部ゾーンを使ってくるアドバンスの旨味を全否定するメタカード。
ドラグナー系や同型に対して特に強く、ゼナークやファイアーバードにも刺さります。
またリリアングと同様エスケープを持っているので、BAKUONSOOOを召喚する際にも生き残ってくれます。
ミクセルを2枚採用したかったことと、3の動きが多めに採れているので3枚に抑えました。
■奇石 ミクセル / ジャミング・チャフ ×2
上面は主にドラグナーや天門のトリガーをケアできて、下面はダンダルダBBから撃って呪文を封殺できます。
主に天門対面に対してテスタで貯めてチャフで呪文、途中のショッカー+アバレガンでケアするために採用しています。
また、GPでは少ないとは思いますが逆アポロに対してどこかで拾えると勝ちになるのも大きいですね。
■禁断 ~封印されしX~ / 伝説の禁断 ドキンダムX ×1
BAKUONSOOOへの依存度が高く、特定のカードの封印落ちが困るデッキでもないため枠圧縮のために採用しています。
同時に各種メタカードやドロソも引きやすくなっており、リリアング+呪文の再現性も高められるのも良いですね。
■GRゾーン
主にこのデッキのGRゾーンの組み方は3種類あると思います。
今回は、対応力が高くトリガーケア性能も高いジョーカーズ型を取り入れました。
■マシンガン・トーク ×2
既に攻撃が終わったクリーチャーを起こせるので、実質2打点分に化けるGRです。
状況に応じて、BAKUONSOOO, ダンダルダBB, ショッカーとアンタップ先を変えましょう。
■ジェイ-SHOCKER ×2
クロックや王道ドギラゴン、グレンアイラ、サイフォゲートといった強力なクリーチャートリガーを封殺するために採用されています。
出せなくする効果について抑えておいてほしいポイントは2つ。
1つ目は効果が次の相手のターンにまで効果が及ぶこと。
5で次のターンのバルピアレスクを止めたり6でレッドゾーンFを止めたりできるので負けない状態で立ち止まれることを覚えておきましょう。
2つ目は効果がカード指定であること。
2で新世壊を止めたり4,5でドラグナーのドラグハートを止めたりできます。
■ポクタマたま ×2
ゼナークの墓地の儀残し、バイクのガレックをケアするために採用されています。
また、コスト3なのでショッカーで戻してクロックをケアできるのが優秀です。
■無限合体 ダンダルダBB ×2
Jトルネードで呪文が使えるので、チャフによる呪文対策、氷柱と炎弧の決断による追加展開、T・T・Tによるブロッカー対策等器用なことができる1枚です。
3ターン目にBAKUONSOOOを出している時はあまり強く使えませんが、ゲームが伸びて複数の呪文が選択肢に入るケースで強力です。
王道をケアしたりJトルネード用に欲しいコストのGRが来るのを待ったりするために、捲れてもすぐ殴らないことがあります。
■The ジョラゴン・ガンマスター ×2
主にショッカーのJトルネードのコスト用に採用されている1枚です。
基本的に効果は使えませんが、GRが5体並ぶとBAKUONSOOOが除去されても動けるようになるので覚えておきましょう。
採用されているGRの中では一番貧弱ではあるので、5コストのトリガーをケアする必要がない環境ではゼンノーやカンちゃんに変えるのも選択肢としてあります。
■The ジョギラゴン・アバレガン ×2
こちらも主にショッカーのJトルネードのコスト用に採用されている1枚です。
攻撃時に自分のシールドを割れるので、運よく氷柱と炎弧の決断が捲れたりすると追加展開ができます。
また、コストが6なのでゲンムエンペラーがいてもBAKUONSOOOのSA付与が消えません。
天門にミクセルを添えて殴っている時にできれば残して殴るようにしましょう。
■その他採用候補
■異端流し オニカマス
ファイアーバードに対するメタ。
他の対面では基本刺さらないため、ファイアーバードが多いと感じたら採用します。
選ばれないので、トリガーケアになる点は対面関係なく優秀ですね。
■時を戻す水時計
1マナで冠に触れるので、4マナ域で冠を超えつつBAKUONSOOOを着地させられます。
ただ面を広げていけるこの構築では5000VTを有効活用できて、そちらの方が使い勝手が良いので不採用にしました。
■終止の時計 ザ・ミュート
同型・NEXTに対するストッパー。
リリアングをメインに組み込み、パワーに寄せた構築にしたため不採用にしました。
同型の先走りを嫌うならミュートやクロックを採用すると良いでしょう。
■霧隠双頭龍 バイケン
受けの質を高めつつ、ゼナークへのメタとして働きます。
勇愛やザミュートを積んだ赤青のほうが使いやすいので、ラッカでは採用しませんでした。
■禁時王秘伝 エンド・オブ・ランド
呪文をケアできるため、
■勝利龍装 クラッシュ"覇道"
主にモルトDREAMのロッドゾージア対策として採用を検討します。
フレア覇道でロックを解除してからBAKUONSOOO着地が見込めます。
キャロルが採用されている構築ならまだしも、この構築は手札を多く抱えることができないので不採用にしました。
赤青(呪文軸)との違い
BAKUONSOOOを使うに当たって突き当たる壁は、ドローソースを多く積んだ赤青とメタを多く積んだラッカのどちらが環境に適しているかという点だと思います。
それを評価するためにひとまずそれぞれのカラーリングの特徴をまとめていきましょう。
赤青の特徴
ラッカの特徴
考察
速度×受けという点が売りの赤青に対して、メタ×S・T突破のラッカだと認識しています。
現環境は赤青およびラッカBAKUONSOOO, NEXTが増加傾向で、それに対して強い天門を中心とした受けデッキが対抗馬として上がってきました。
対してゼナークやファイアーバードは減少傾向にあります。
増加傾向のデッキはテスタや冠といったメタカードが刺さりやすく、除去に1ターン要求できたり同期でメタを守れたりするのでラッカのほうが環境に合っていると考えました。
デュエチューブリーグでも、天門→邪閃光やミキサーを採用した受けデッキとして似た環境が予想されたため使用しました。
各対面との向き合い方
vs 同型
テスタや冠ラッキーを同期で守りながら、先に自分のBAKUONSOOOを通しに行きます。
ただメタを意識しすぎると5000VTにたどり着かれる、エンドオブランドでターンを稼がれて水時計+フレアで突破されることもあり得るので、先攻で先にBAKUONSOOOが通せる場合やもうメタが出せていて相手が対処に1ターンかかりそうな場合はテスタや同期よりもドロソを優先します。
対面が赤青の場合一度走りだしたらザミュート、バイケン×2くらいしか受からないので、先に走りやすいこっち側に分があると思います。
vs ゼナーク
テスタや同期、冠ラッキーでメタを出して3ターン目までを凌ぐ、リリアングでゼナーク効果をエスケープで吸収しながらフレアBAKUONSOOOを通しに行きます。
アガルームがいて墓地の儀→ゼナークでテスタが容易に突破されそうな場合、テスタよりもリリアングや同期を優先してゼナークが着地した後の状況が悪くならないように立ち回ります。
墓地の儀を残された状態でターンを返されると突破が厳しいので、先に走るしかありません。
vs ファイアーバード
テスタ等で遅延しつつ、BAKUONSOOOの着地を目指します。
一旦着地さえしてしまえば相手側は除去できないので、冠が立っていても同期の下orVTさえ絡めば突破可能になります。
赤青と比較して盾受けがしにくい構築な点、少し勝ちにくいです。
詰める時はインタビュー→冠の負け筋をケアするためにコストが低いクリーチャー優先で殴ったりJshockerで3を戻してケアしたりしましょう。
vs モルトNEXT
テスタや冠ラッキーで踏み倒しとドラグハートをケアしながら、自分のBAKUONSOOOを通しに行きます。
特に冠ラッキーはドリームドラゴンやゾージアで処理されず、ドラグハートを封じる(=殴れなくなるバトガイを出させない)ので、BAKUONSOOOが出せない場合は最優先で出して時間を稼ぎます。
両方ない場合、バトガイを処理できる同期の妖精を抱えつつドロソを回していきましょう。
BAKUONSOOO着地後は王道とアイラをケアするために、Jshockerで5,6を残したりアタッカーにダンダルダやBAKUONSOOOを残したりして立ち回りましょう。
vs 天門
テスタで遅延しつつ、ジャミングチャフでロックして殴れる状況を目指します。
呪文ケアさえできればサイフォゲートと向き合うだけで良く、それもJshockerでケアできる場合があります。
ジャミングチャフを撃ったターンに殴り切らないと勝てないので、除去されないBAKUONSOOOは縦置きして貯めます。
テスタに対する除去はパーフェクトアルカディアしかないものの2面を一気に解体されるため、2体目のテスタや同期は3体目まで出せる場合以外添えません。
vs バイク
天門と同じくテスタで遅延、トリガーケアできる状態をつくるためにテスタ+BAKUONSOOOが組める状態では貯めることを意識します。
トリガーケアはJshockerの3>4でクロックとドキンダムの禁炎霊をケアしつつ殴りましょう。
メタに関しては鬼丸終斗、アーテルゴルギーニでしか基本処理されないので、2面以上建てても問題ないです。
あとがき
以上、ラッカBAKUONSOOOの構築・対面メモになります。
メタとトリガーケア能力を共存させた高出力のBAKUONSOOOのデッキを今回は紹介しましたが、これ以外にも赤青を含め様々な組み方があるので是非いろいろ試して見てください。
ここまでご精読ありがとうございました、また定期的に記事を出そうと思うので是非読みに来てください!
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