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カルマ哲学

今この記事を書き始めたのは、
大事な家族である
愛猫コンタの体調が新年早々急変し、
入院して3日目の動物病院での待ち時間。。。

あぁしていればよかった
もっとこうしてあげたかった、など
たくさんの後悔が頭をよぎり、
気がつけば涙がポタポタ垂れてしまい、
ネットで病名や回復した例がないかを探すなど、
あまり心地よくない時間がどんどん経っていくばかり。
ヨガを学び、実践している者として
「今、この瞬間」に何をすべきか、
頭をフル回転して辿り着いたのが
「カルマ哲学」の理解を深めることだった。
やっぱり人間は、大切な存在の
生死を目の当たりにすると大事なことを思い出すんだなぁと
身をもって実感したここ数日。。。

もちろん、現実的なこととして
数日後に帰宅するであろう
コンタの緩和ケアができるよう
家を整える準備や
帰宅後はコンタとの時間が取れるよう
日々の雑務を先にこなしておくことや
予定の調整など、、、
考えれ始めたらたくさんある。。。

さて、カルマ哲学とは?
通常のヨガスタジオで行なっている
体を動かすアーサナのクラスでは
もしかしたらあまり耳にすることはないかもしれないが
ヨガのTTC(TeachersTraningCourseの略。先生になるための講座)を
受講するとだいたい出てくる項目。
インド哲学、ヨガ哲学の中でも割とメジャーなものかもしれない。
カルマ(Karma)とは
神様の言語と言われるサンスクリット語で
「行為(action)」を意味する。
よく、原因と結果の法則の話で使われる場合も。
仏教の輪廻転成や因果応報などにも通じること。

私が学んできた
カルマ哲学、カルマヨガについての教えをまとめていきたいと思う。

『あなたがあげたものがあなたに返ってくるーYou Get, What you giveー 』

まず、ヨガを学んでいく中で
神様や宗教的なこと、
私たちの存在(肉体や魂)についても学んできた。
いろんなヨガの流派を学び、頭が混乱していた時に
今哲学を私が学んでいる先生が説明してくれた
「哲学と宗教の違い」と「自己認識」について。
これがわかっているとカルマが理解しやすいので
ここで簡単に書いておく。

「哲学と宗教の違い」
神様の固有の名前が出てきたら宗教であり、
神様という存在(創造主など)の話であれば哲学。

「自己認識」
私とは一体誰なのか?と問うた時に
私は〇〇(名前、国籍、性別、職業など)です、
と肉体を持つ今存在する「個」として認識しているか
私とは魂の存在だ、と認識しているか。
「魂」というと一気に宗教っぽく感じられるけれど、
きっと幼い頃に誰もが想像したことがある
天国のこと、死んだ後のこと、生まれる前のこと、
この宇宙や地球の始まりなど思い返すと、
ビッグバンとか地球以外の惑星とか
物質的な始まりやイロイロはあるにせよ、
同じ魂が身体を持って生まれて、居なくなって、また生まれて、、、
という輪廻転成の考え方もあるんだろうなって
私は感じている。

カルマ哲学の話に戻ると、
あなたが今行ったことに対する反動は、
今世の間、または来世でいつか必ず受け取るよ、ということ。
逆に、今世で起きていることは
前世、もしくは今世で今までしてきたことの反動だよ、ということ。

さらに、今起きていることが宗教的に
〇〇という神様から与えられた罰、もしくは慈悲だ
というのではなく、
今起きていることは全て自分の責任だ、という考え方だ。
ほとんどの人は前世の記憶は持っていない。
(生まれるとき、産道を通る過程で忘れると言われることも)
だから今起きていることは、
今世の反動は理解できても、
前世からの結果だよとはなかなか認識しにくい。

でも考えてみると
たくさん努力した人が絶対にいい結果を出すわけでもない。
(努力しないことを勧めているのではなくてね)
いいことをしている人に急に不幸が起きることもある。

今している行いが、
その後すぐに起こる結果に必ず全部
イコールで繋がるわけじゃない、って経験を
自分だったり、家族や友人などまわりを見ていて
感じたことがあると思います。
そう、そこに時間差が生じることがあることを
理解するのがそれがカルマ哲学の考え方。


コンタが今の猫の姿の猫生を終えても
どこかで幸せにいて欲しいな、と願ったり、
あわよくば私の今世でまた巡り合えないかな、とか、
私たち家族に無償の愛を教えてくれた彼は
もしかしたら猫の次は人間を飛び越して
悟りの境地にまで行けるんじゃないかなとか。。。

本来、たくさんいる生物の中で死後、
悟りの境地に行けるチャンスがあるのは人間だけ。
人間だけが他の生物の幸せを願ったり、
他の生物の幸せのために行動を起こせる!!
そんなことばかり彼がいなくなった今は願っています。



R.I.P.

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