私の病歴と服薬歴について(Part2)
胃の不調は相変わらず
2018年6月:仕事がかなり忙しく家に持ち帰って夜まで働くこともありました。毎日職場でストレスを抱えながらも、なんとか這いつくばって会社に行っていました。相変わらず「電車に乗った時の吐き気、食後の胃もたれ、仕事中の胃痛、寝る前の胃酸逆流」などの症状に悩まされていました。常に気持ち悪いので、おかゆ、ゼリー、卵、チーズ、果物、野菜スープ・・・みたいな消化の良いものしか食べられなくなりました。
それでも通い続けていた整体や鍼灸の効果もあり、またタケキャブも効いてきたのか少しずつ症状は治まっていきました。
2018年6月22日頃:会社での大きな仕事が終わり一段落したおかげか、かなり胃腸の調子が良くなりました!きっと会社でのストレスが原因だったんだろうと思い、胃腸が良くなったのを機に、今まで飲んでいた「タケキャブ、アコファイド、六君子湯」を飲むのを突然辞めました。薬なしでも平気になったので、普通にご飯を食べ始めました。
恐怖の急性胃腸炎
2018年6月26日:忘れもしませんこの日のことを(; ・`д・´) 胃の調子がかなり良くなったおかげで、普通の人と同じような食生活に戻したのです。ところがこの日、夜ご飯を食べたあと、急に胃がムカムカムカムカ・・・・・・
そして夜中までトイレで嘔吐し続けてしまいました(涙)何か変なものを食べたか?!と思いましたが、特に思い当たる節がないのです。昼食も夕食も、お米と、よく煮込んだ魚や野菜、豆腐を食べただけでした。
その日は結局嘔吐をし過ぎて脱水状態になり、何度か部屋の中で倒れました。洗面所で気を失い、トイレで気を失い・・・(苦笑)本当は救急車を呼べばよかったのかもしれませんが、そんな勇気もなく。
そして水を飲もうとしても吐き気が酷すぎて水が飲めなくなりました。実はこの嘔吐が私の病気を一気に悪化させてしまった原因となったのです。
2018年6月27日:翌朝すぐ近所の内科に駆け込み、血液検査をしてもらったところ、感染性の急性胃腸炎になっていたことが判明しました。医師からは数日会社を休むように言われました。
ここで処方されたのが
●ミヤBM(整腸剤)
●タフマック(消化剤)
●マグミット(制酸剤、下剤)
●ソリタ(電解質と水分を補う薬)
●レボフロキサシン(抗菌薬、細菌の感染を抑える薬)
●ドンペリドン(消化管運動改善薬/吐き気止め)
●チアトン(お腹の痛みを和らげる薬)
でした!薬だけでもお腹いっぱい・・・
※私が言えるのは、「胃薬は急に辞めるな!」ということです。この時私は仕事のストレスなども重なり、胃腸がだいぶ弱っていました。回復したと思ってもぶり返すのがFDの厄介なところです。胃薬をもし断薬したいのであれば、朝と夜だけ飲んで昼は飲まない、など少しずつ減らしていきましょう。(胃腸内科の先生にもそう言われました)
※勝手に全部の薬を一気に断薬することで、私のように急性胃腸炎にかかってしまう危険性もあります。また、治ったからといって急にガツガツご飯を食べないように!胃腸はゆっくりと回復していくので、消化に良いものを食べながら少しずつ慣らしていってください。
不眠にも悩まされるように
2018年7月3日:私の体調の話に戻ります。数日間薬を飲んで休んでも、一向に具合悪いまま。水を飲みウィダーなどの流動食を食べるだけで精一杯です😢そんな辛い日を送るうちにとうとう、夜全く眠れなくなってしまいました!本当は出社しないといけないのに、夜一睡もできないため、母に相談しました。母も同じような状態になったことがあったらしく、一時期メイラックス(ロフラゼプ)を飲んでいたことを聞いて、私も同じ薬を近所の内科にもらいに行きました。
「全く眠れないんです・・・メイラックス出してください・・・((+_+))」
ここで初めてベンゾジアゼピンを服用することになりました。
●メイラックス
を頓服として何錠か処方してもらいました
※本当はこの段階で心療内科や精神科に駆け込んでおけばよかったのかもしれません。夜眠れないといった睡眠障害が出ているにも関わらず、専門ではない内科で、精神の薬を処方してもらうのは、危険なことです。精神科を怖がって後回しにしてしまいましたが、精神薬は、専門の心療内科/精神科からきちんと処方してもらいましょう。特にベンゾジアゼピンの処方・服薬・減薬については気を付けなければなりません。(ベンゾについてはまた別途記事を書きます)
2018年7月6日:急性胃腸炎から1週間以上が経過し、私はガリガリに痩せてしまいました。ご飯もほとんど喉を通らないため、ずっとウィダーだけ飲んでしのいでいました。メイラックスを飲んでなんとか無理やり身体を寝かせつけ、意地で出社しました(-_-;)この時期、仕事が一番忙しかったのです!絶対に休めない重要なイベントや案件が沢山あり、休んでる場合ではありませんでした。
ところが当たり前ですが、安定剤を飲みながら・ご飯も食べずに出社しているので頭はボーっとして仕事がはかどりません。また電車では吐き気、会社では胃痛が酷すぎて仕事どころではありませんでした。
ここでまた同じ内科に行って
●ミヤBM
●タフマック
●ストロカイン(胃腸の痛みを和らげる薬)
を処方してもらいました。
さらに私は何故だか胃カメラをやった胃腸内科にも駆け込み、相談しました。
そこでは以前と同じように
●タケキャブ
●アコファイド
●六君子湯
●頓服でドンペリドン
を処方してもらいました。
胃の不調の原因は・・・
2018年7月7日:あまりにも胃の調子が悪すぎるので、実はこの日、また別の胃腸内科で再度胃カメラをしてもらったのです。どんどん病院をはしごしていきました・・・。こんなに酷い嘔吐があって、毎日胃の不調に悩まされ続けているんだからきっと自分は深刻な病気に違いない!と思い込んでいたのです。
ところが驚いたことに、「あなたの胃は綺麗なピンク色で健康な若者そのものだ」、と先生は言うのです!あんなに酷い胃の不調に毎日悩まされていたのに、一体どういうこと?!と信じられませんでした。
先生は「うーん、ストレス抱えてませんか?ストレスからくる胃の不調だと思いますよ」と言うのです。
正直ストレスという言葉一つで片づけられてしまっても全く納得がいきませんでした。今までの人生でもっとストレスを感じることは沢山あったし、こんなことでメンタルや身体を壊してしまう自分が情けなくなりました。
そして「うつ病」と診断されたわけではありませんが、ここからは精神に作用する薬を処方されるようになりました。
●モサプリド(消化管運動改善薬)
●スルピリド/ドグマチール(胃薬兼抗うつ剤として使用されている)を処方されました。
2018年7月半ば:精神的なストレスからくる胃の不調ということは分かったものの、私のストレスは会社や満員電車以外に思い浮かびませんでした。とはいえ会社での仕事も忙しく大変ではあったけれど、やりがいもあって「ストレス」だと捉える感覚があまりなかったような気がします。ただやはり会社に行くと吐き気や胃もたれ、胃痛に悩まされていたし、寝る前は胸焼け、胃酸逆流に苦しみました。しかも、新たに処方された薬を飲んでも一向に良くなる気配がありませんでした。
そして、会社の健康診断で体重を測ったら、なんともともと55kg近くあった体重が44kgにまで落ちていました|д゚)身長が159cmなので、BMI21→BMI17にまで下がってしまったのです。
※ちなみにBMIは22が標準で、18.5未満になると「低体重/痩せ」となります。私はたった数週間で体重が10kg以上も落ち、低体重になってしまったのです!後に、主治医に「1週間で5kg以上落ちた場合は入院治療が必要だ」と言われました。私、入院しなきゃいけなかったんかーい( ;∀;)
原因不明の体調不良に心も限界!
いよいよ私も精神的に追い詰められてきました。食事はずっと流動食しか食べられないし、夜もあまり眠れないし、気付いたら早朝3時とか4時に目が覚めてしまい、そこから一睡もできなくなってきました。胃腸障害だけでなく、睡眠障害にも悩まされるようになったのです。早朝に目が覚めるのは「早朝覚醒」といって、若い人で早朝覚醒が起こる場合は「うつ病」の可能性が高いとネットの記事に書いてありました。
でもまさか、自分が・・・うつ病なわけないよね?だって私は強いはず。こんなことでめげてしまうような弱い人間じゃないもん”(-“”-)”と自分を奮い起こすために、なんとか心の中で自分を励ましていました。
とはいえまともに食事がとれないことが一番辛く、毎日「これは一体なんなんだろう?いつになったら治るの?何でご飯が食べられないの?何で薬飲んでも治らないの?」と、不安と恐怖がグルグル頭の中に渦巻いていて、毎晩涙が止まりませんでした。
2018年7月18日:胃の調子は悪化していきました。特に2018年は全国的に猛暑日が続き、自律神経も一気にやられていました。さらに追い打ちをかけるように、仕事がとんでもなく忙しくなり、泊まり込みの出張も続いていました。毎日猛暑の中を駆けずり回りながら仕事をしていくうちに、身体もどんどんボロボロになっていきました。
そこでまた近所の内科に行き、薬をもらいました。
●ミヤBM
●タフマック
●スルピリド
●モサプリド
●頓服でドンペリドン
●頓服でメイラックス
実はここの内科と同時並行で、胃カメラを行った胃腸内科でも
●アコファイド
●タケキャブ
●六君子湯
を処方してもらっていました。
とても危険なことですが、病院を何カ所か並行して通い、飲んでいる薬を伝えずに闇雲に色々な胃薬をもらっては飲み続けていたのです。
身体もガリガリになり、毎日涙も止まらずわけがわからないまま、仕事を休むこともできず頑張って働いていました。もちろん周りの人たちも心配して色々聞いてきましたが、私だってこれが一体何なのか分からなかったのです!食べろと言われても食べられないし、勝手に身体は震えだすし、毎晩涙は止まらず、夜も眠れない。どう考えても典型的なうつ病ですが(笑)、私は精神科に行くのを頑なに拒んでいました。
気がかりだったのが、医師たちは口をそろえて「君はまだ若いから大丈夫」と励ましてきたことです。
血液検査では栄養失調になっていましたが、若さや体力があったおかげか、なんとか倒れることなく毎日仕事に行けていました。とはいえこんなボロボロの状態で働くのは異常なことでした。本当はすぐにでもドクターストップを出してもらい休職に入るべきだったと思います。何故ならこのあと、とんでもない地獄の日々が待っていたからです・・・。(つづく)
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