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シドニー旅行!結婚式へ参列!

5泊6日の旅行を無事終えることが出来た。
印象深かった出来事をつらつらと書いて行こうと思う。



1日目:挙式リハーサル

約10時間のフライトを終えた。空港で突然セキュリティの顔色が変わり結構な剣幕で止められた以外には特にトラブルはなかった。後から聞いたら入国カード持ってる?という質問に旦那が適当に英語でNo♪と答えていた。そら止められるわ。

今回の目的は旦那の友人の結婚式に出席することだ。旦那の友人は留学を機に出会ったオーストラリア人の女性と付き合い、遠距離を含めて7年の長い交際経て結婚するという。空港に新郎と一足先に着いていた新郎の友人が迎えにきてくれた。みんなで一緒にシドニーのど真ん中シティエリアに向かったのだが、ずっとディズニーシーのパークの中を歩いているような気分だった。イギリス風の建物が並びどこを見渡してもオシャレで、ちょっとした標識1つ取ってもかわいい。
たまに日本でなんでそんなん撮ってるん?という外国人がいるが、すごく気持ちがわかった。

冬だったので少し着込んでいったのだが昼間は日差しが強く、体感だと日本の秋ぐらいだった。空気は冷たくカラッとしていてすごく心地がよい。

1日目は新郎のご厚意で部屋を用意して頂いたのだが、都会のど真ん中の高層階というかなりリッチなホテルだった。みんなではしゃぎながら写真を撮りあった。

軽くシャワーを浴びたあと、私が行きたかったクイーンビクトリアビルディングというショッピングモールに行き、みんなで昼食を取った。物価は確かに日本より少し高いと感じたが、何より一皿の量が多かったので旦那と半分してちょうどいいくらいだったのでそこまでなのかもとも思う。

夜は教会で結婚式のリハーサルに参加した。今回旦那を含めた新郎の親友4人がグルーズマンを任されたのだ。オーストラリアの結婚式には日本のようなプランナーがおらず、新郎新婦とその友人たちで準備をするらしい。今回は新婦側の友人ブルームメイトの4人がほとんどやってくれたというので感謝しかない。教会に行くとみんなでどこに花を飾るかを話し合っていてその手作り感が良いなと思った。

私は基本的に見ているだけだったが、無事リハーサルを終えた。私が絶望的に英語を聞き取れないので、牧師が何を言っているかさっぱりわからなかったがとりあえずStand up!にだけ注意すれば良いとわかった

夜になり、みんなで街を歩いた。まだまだ気分はふわふわしていて夢の中みたいだった。スポーツバーでフィッシュ&チップスをつまんだ。何を話したか覚えていないが、途中から始まったラグビーを眺めていた。周りの見ている人の表情が良くなかったので多分負けていたんだと思う。


2日目:結婚式本番!

朝準備してリビングに出ると新郎がかなり緊張していて強めのバーボンを飲んでいた。私以外の全員がお酒が強く、大学時代ずっとみんなで飲み歩いていた仲らしい。フルーツやサンドイッチを手配してくれてみんなで食べていたら、ホテルに手配した現地のカメラマンがやってきた。新郎とグルーズマン達の撮影を見ながら、私もスマホで写真や動画を撮った。

写真を撮り終えたらリムジン(!!!)が迎えがきた。イメージするような長いやつではなく旧式のレトロでかわいい車で、街中を走ると周りの人が指を指したり写真を撮っていた。中には緊張した日本人がぎゅうぎゅうに乗っていた

教会に着いて式が始まった。新婦のウェディングドレス姿がとっても美しく、入場の時に感動した。式を終えてから新郎新婦とグルーズマン・ブルームメイトで写真を撮りに行った。前撮りや後撮りではなく、当日撮るのは珍しいと思った。緑豊かな公園や美しい河川、大都会のビルなどシドニーの街はどこを撮っても絵になる。そしてなにより新婦さんがすごくキレイでとっても幸せそうだった。私達の前撮りをしてくれたカメラマンの友人がこんなんずるいよ〜と言っていてちょっと面白かった。

写真を撮り終え夜にパーティ会場に向かった。日本でいう披露宴と二次会を兼ねているようなパーティだと思う。会場はキャンドルに照らされてすごく雰囲気があった。たくさんの円卓があったが、日本と違い新郎新婦はグルーズマンとブルームメイトと同じ中心の円卓に座るらしい。それぐらいグルーズマンはとても大切な役割なんだと改めて気づいた。ご厚意で今回は私も混ぜてもらった。

ウェルカムドリンクと立食を終えて席に着いた後、前菜が出された。両隣の人とメニューが違ったのでメニューに書いてある2種類のうちのどちらかになるらしい。旦那とシェアしながら食べ、どれもとても美味しかった。前菜の後また立食、着席してメインを食べ、また立食〜という流れのようだった。

しかし、メインを食べている途中に旦那を含めたグルーズマンと新郎で席を立ち写真を撮ったところ食事中に席を立つとは何事かと花嫁にブチギレられていた。日本では披露宴中に席を立つことは特に咎められることではない。食事と食事の間に立食があるパーティでは、食事中は席を立たないというマナーを知った。あとで私の旦那がごめんなさいと新婦に謝ると、私の旦那に問題があるからあなたは気にしないでと言ってくれた。

一方こちらはこちらで旦那がすごい勢いで酔っ払っていって大して面白くないダル絡みを延々としていたので、酔いつぶれるなと私がブチキレていた。焦った友人の一人が間に入って旦那に水を飲ませ、旦那はこの1杯で最後にすると約束してくれて収まった。ご迷惑おかけしました。

両家のお父さんのスピーチがあった。新婦のオーストラリア人のお父さんの挨拶は日本語で、日本人のお父さんの挨拶は英語で、それぞれ翻訳されていた紙を読みながら聞いていた。
新郎のお父さんが英語ができないから日本語で、と断りを入れた後、「本日はご多用のところご出席賜り〜…」と挨拶を始めた時は英語ばかりを浴びていたところ超難しい日本語が飛び込んできてギャップに笑いそうになった。新婦は日本語を勉強していらっしゃるらしいが多分全然わかんないと思う。

主食が終わり、ダンスタイム(!!!)が始まった。音楽をかけてダンスゾーン?で踊ったり談笑をしたり写真を撮ったりしていた。みんなベロベロで新郎もグルーズマンもアホほど絡まれていた。私も旦那と一緒に踊ってすごく楽しかった。かわるがわるであるが、オーストラリア人は3時間くらい?踊り続けていた。昼の式から参加しているはずなのでシンプルに体力がすごい。旦那の友人の1人が、俺も来世はあんなにはっちゃけて踊りたいと言ったので、今世でやろうぜ!と負けじとみんなで踊った。

が、正直クタクタだったので後半ずっと夜風に当たっていたら、新郎のお父さんに話かけられた。国際結婚すごいですねと伝えたら、自分の息子じゃないようですと笑っていた。後から聞いたがみんなに言ってるこれは鉄板ネタらしい。後、このパーティは何時に終わるんですか?と聞かれた。それは私が知りたかった。

日付が変わる頃パーティが終わった。新郎が家族と先に帰ってしまいどうやって帰るのか途方にくれていたら、ブルームメイトの1人がUberでタクシーを手配してくれた。助かった…。

夢のような1日が終わり、とりあえず今回の旅の大きな目的を果たせてみんなでホッとした。次のホテルにチェックインをする際、来世に期待していたはずの友人の1人がロビーで踊っていてシュールだった。写真を撮っておいて後から見せると全く記憶がなかったみたいだ。


3日目:街散策でまさかの…

3日目は元々ノープランだったが、シドニーといったらやっぱりオペラハウス!みんなで見に行くことにした。シドニーは5分に1本くらいのペースで路面電車が走っており、かなり観光しやすい。カメラマンの友人が歩きながらハムサンドを食べていたら鳥に取られていた。鳥が争うようにハムサンドをつついていて初めはおもしろーい!と言っていて変なやつだと思っていたらカフェラテが襟元に溢れていて服が汚れたことによる萎えが勝っていて笑った。

ここまでの旅で気付いたのだが、男どもは景色の写真は撮れど自分達の写真は撮らない。絶対後から見返した時に楽しいと思ったので、オペラハウスの前で積極的に写真を撮ったり撮ってもらったりした。

オペラハウスの近くにはフェリー乗り場があり、なんとICカードでフェリーに乗れるらしい。乗って対岸の遊園地ルナパークに行こうと思ったが、夕方〜夜の方が景色が良いのではということになり週末だけやっている路上のロックスマーケットに向かった。ロックスマーケットはハンドメイドのグッズやちょっとした軽食などが売られていて見ているだけで楽しかった。自分用にアクセサリーを買った。

昼食にハンバーガーを食べた。オーストラリアのハンバーガーは肉がぎゅ!となっていて食べごたえがありめちゃくちゃ美味しい。店員さんに、日本人か聞かれてYesと答えると来週から日本に旅行に行くという。「OMIZU Kudasai」と「SUSHI Kudasai」の日本語を披露してくれた。

まだ時間があったので新郎におすすめされたお土産スポットのチャイナタウンに向かった。文字通り中華系のお店が多く、物が安く手に入るらしい。途中途中のお店に入り買い物しながら歩いて向かったのだがこれが少し誤算で、距離はないがかなりの坂だったこともありチャイナタウンに着く頃には少なくとも私はクタクタになってしまった。チャイナタウンでの散策も終えフェリー乗り場に戻らないといけなかったが一旦ホテルに戻り休むことにした。

仮眠を取って目が覚めたあと、お!行けそう!と起き上がった瞬間身体が悲鳴を挙げた。気持ちはかなり元気だしルナパークも見たかったのだが、次の日もあるので私はなくなくそのままホテルで休むことにした。結果的に休んでよかったと思う。体力が回復したのはもちろん、別コミュニティの友達と通話したりして3日目にしてありあまる情報量をスッキリさせることができたのかかなり元気になった。

晩ごはんに行けなかったので、1人でコンビニにカップ麺とポテチを買いに行った。今まで店員との会話は旦那か英語が話せる友達に任せていたので、私にとっては小さな大冒険だった。後から聞いたがみんなも体力が限界でルナパークは行かなかったらしい。悔いが残るのはフェリーとルナパークだったが、また来たいねとみんなで話した。


4日目:ブルーマウンテンとカンガルー肉とカジノと隠れバーと

この日は新郎も交えてブルーマウンテン観光に行った。セントラルから片道2時間ちょっとなので東京から名古屋に日帰り旅行するもんだねという話になりちょっと贅沢だと思った。

最寄りに着いたがバスが満員で乗れず、Uberしたタクシーも来なかったので歩いて向かった。昨日休んだのもあったのと歩くことに慣れてきたのか不思議と平気だった

ブルーマウンテンはオーストラリアの世界遺産だ。オーストラリアは日本の国土の約8倍でその半分以上が手付かずの自然だという。マウンテンといっても山を登るというよりは高地の崖から眼下に広がる大自然を眺めるといった感じだった。圧巻の光景を横目にお昼ご飯を食べて崖の近くを歩いた。ない玉がヒュンとした気がした。

私は飛行機やビルなどの高いところは平気なのだが、自分の運動神経やドジが関わってくるアスレチック系となると話が別になるタイプだ。運動のセンスが全くなくそれをわかっているのでジャングルジムも2段までしか登れない子供だった。途中までこわいね〜と笑いながら歩いていたが、人一人が通れるくらいの最後に急な階段を下っていくゾーンがあり2回チャレンジしたがどうしても降りれなかったので先に行ってしまった旦那の帰りを待った。中腹で私を置いて行った旦那を若干憎んだ。

帰りは無事バスに乗れた。ここまでカード支払いばかりでオーストラリアドルで支払おうとしたら、駅で6ドルのコーヒーに60ドル払おうとしてしまい恥ずかしくて一人で大笑いしていた。店員さんは親切にお金を教えてくれた。

ホテルに戻って少し仮眠を取り着替えた後、新婦も合流してみんなでお肉の美味しいレストランに行った。カンガルー肉を食べてみたが、全くクセがなくかなり食べやすかった。みんなでサーロインやステーキなどをシェアして食べたがどれもめちゃくちゃ美味しかった。特にラム肉は今まで食べたラムの中で一番だったかもしれない。談笑中、身長の低い友人が新婦からなぜ彼はそんなに小さいのか?ゴリゴリのイジりをされていた。

その後みんなでカジノに行った。ドキドキしながら着いて行って新郎新婦も慣れているのかと思いきや初めてだったらしくみんな緊張していた。登録が必要らしく住所やら犯罪歴?やらなんやら聞かれたが旦那に助けてもらった。

男性陣はルーレットやダイスロール?をやっていたので、私と新婦はハグをしながら怖いよ〜といいながらそれを眺めていた。大方、みんな一度はプラスになったもののそのあとゼロになるからトントンに戻るかだった。トントンでも手数料があるので実質マイナスだ。勝ったり負けたりの一喜一憂は見ていておもしろかった。新婦は途中で飽きてもう眠いと言っていた。

新婦は先に帰られて、私たちだけで新郎オススメのバーに行った。雨に降られながらついていき、え?ほんとにここ?という路地裏の地味な扉に入り地下に降りると別世界だった。暗い地下をキャンドルの明かりが灯し、大きな音で音楽がかかっている中それに負けないくらいたくさんの人が賑わっていた。

隣で声がギリギリ届く中、なぜか半分がしんみりモードで仕事や結婚や家族の話などいろんな話をした。みんな違う環境や悩みの中で、自分の持てるカードで戦ってるんだなと思った。気になったのでMBTIも聞いてみたりした。やっぱりENFJとENFPはお気楽だった。帰国が近づいてきたからか少ししょんぼりしていた人もいたけど、後で旦那に聞くと badに入るのはいつものことだから気にしないで良いと言われた。いつものことなの?あと badに入るって何?

日付を大きく回って眠気が来たので旦那と先にお暇させていただいた。深夜の街も問題なく歩けたので新宿より治安が良いというのは本当だと思う。夜歩きながら旦那と改めて2人で海外を歩いている不思議や本当に来てよかったという話で笑い合った。


5日目:最終日ダメ押しシティ巡り!

この日も特に大きな予定はなかったが、平日しか空いてないエリアがあるという大聖堂に向かった。途中結構な雨に降られたのでブランチがてらカフェに駆け込むと、たまたま新郎の別グループの友人の日本人がいて挨拶した。
ブランチを済ませると雨も上がっていた。シティは大都会なのだが道が広くて歩きやすい。そして自然も豊かだ。

都会の道が突然開けて広い公園と美しい大聖堂が現れた。みんなで写真を撮ってから中に入ると、威厳ある雰囲気に圧倒された。高い天井と大きなステンドガラス、意匠を凝らした柱や壁、厳かな雰囲気の中キャンドルの炎がゆらめいていた。修学旅行か遠足か何かの学生の集団や観光客が多かったが中は静かで、壁にかけられた絵画などをゆっくり見て回った。平日しか入れないという地下には神がこの世界を作るまでのプロセスの絵画が飾ってあり、後から旦那のふんわりした意訳を聞いてなんとなくわかった気になった

大聖堂の近くには図書館と美術館があるというので見て回ることにした。大聖堂も含め、全て無料で見て回ることができるらしい。図書館はなんとなく雰囲気を楽しんで軽く見るつもりが思った以上に中が広く、写真や絵などの展示物が多かった。Peter Kingstonという人のシドニーを親しみやすいタッチで描いた絵がとてもかわいくて気に入った。どことなくウォーリーを探せの絵に似ていたので、旦那がウォーリー探してみなよと友人に冗談を言ったら一瞬信じていた。そのピュアさでうちの旦那と友人でいてくれてありがとうと思った。

図書館でお腹いっぱいになった我々は美術館をスキップしてスーパーにお土産を買いに行くことにした。ここまで何件かお土産屋さんを回ってきて日本と同じようにぬいぐるみやキーホルダーは豊富だったが、ザお土産屋のお菓子!的なものは少なかった。みんなに配るようなお菓子はスーパーで買うのが良いらしい。ホテルで食べて美味しかったポテチを友達用に大量に買い込み、会社にはコアラ柄のチョコレートを買った。

ホテルに戻って預けていた荷物を受け取り、お土産をスーツケースに詰め込んだ。オーストラリアに一足先に来ていた友人はまた一人旅に戻るらしいので、ホテルで別れた。彼も私と同じでごく簡単な英語しかできないはずなのだが、肝が据わっており私にも気を使ってくれて旅行中ずっと頼りになったのでとても感謝している。ありがとう!

シティとの別れを惜しみつつ持ってきていたもののあまり撮りきれていなかったチェキの残りを駆け込みでつかいつつ、空港に向かった。空港にはザ!お土産屋さん!がたくさんあり、そういえば11月に実家に帰る用事があることを思い出して、家族へのお土産を買ってオーストラリアドルを使い果たした。

最後の食事に空港内のマクドナルドに行った。2階に厨房があり1階に商品をレーンで落とす変わった作りが楽しい。日本には無いサラダラップを食べた。こちらの料理には珍しいあっさりした味で美味しく食べやすかったので、ぜひ日本でも売って欲しい。最後に今回の旅行で撮ったチェキを並べて、たくさんの思い出に浸りエンドロールみたいと盛り上がった。チェキって思ってるよりすごく良い。チェキを相談して配って、帰りの飛行機に乗った。

今回の旅の感想

濃厚濃密濃縮還元!な5泊6日を過ごし、ここには書ききれないほどのたくさんの思い出ができて最高だった。特に今回の旅の目的であった結婚式の参列は、人生で一度経験できないような素敵なことだった。特に私はグルーズマンではなく、そのうちの連れなのでかなり特例で配慮して貰ったんじゃないかと思う。また、基本的に友人の男性3人と旦那と行動しており、女性は私1人だったのでみんなにも気を遣ってもらった部分も多くあっただろう。おかげさまで私はすごく楽しく旅行ができた。感謝感謝!

日本に帰ってきて、早速うどんと寿司を食べた。出汁や醤油の味を噛み締めている。また連日1万歩以上の歩きとフライトによって破壊された腰を労わりながら、ゆるく仕事を再開している。

次オーストラリアに行く機会があれば、フェリーに乗ってルナパークに行ったり、美術館や今回はスケジュールになかった動物園に行ったりしたい。また行きたいと思える最高の旅でした!