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Ryzen5 5600X 1ヶ月レビュー

新PCを組んでから約1ヶ月間経ったので、今回は特にCPUにフォーカスして集中的なレビューを行います。

結論を先に言えば「特殊なことをしないPCゲーマーはこのCPUで十分、買い」となります。

前提条件と使用用途

[前提条件]

- B550チップセット、32GBメモリーを搭載したWindows 10 ProのPC
- GPUはGTX 1050Ti
- SSDはM.2 512GB

[主な使用用途]
- ゲーム(League of Legends)
- Web系開発(WSL2+Docker、 PHP・MySQL・Node.js・React.js・Next.js等)
- 動画編集(Davinci Resolve)

満足度 ★★★★★

総合的な満足度としては文句なしの★5を与えたいレベルで、今回の基準では価格と入手難度が無い(あくまで製品のレビュー)為、揺るぎないかなと。

詳細は以下に記載するとして、一般的な用途ではCPUが足を引っ張ることはほぼ無いでしょう。
その点で、更に上のCPUがあることに比べた評価をするのであれば、満足度の大半はその「価格と性能と消費電力のバランス」にあると感じています。
なので今回のCPU群においては、最も一般的なCPUであることは間違いありません。

価格と入手難度についても言及しておくと、まず2021年2月時点ではRyzen 第4世代CPUの入手難度は非常に高く、価格も高騰気味でこの点は厳しいものがありました。

現在はある程度解消されているとはいえ、上位のRyzen9 5900などは全くない状態が続いていて、その比較で言うのであれば5600Xは2021年3月現在もバランスが良い製品かと思われます。

処理速度★★★★★

ベンチマークサイト等に数字は出ていますが、特にシングルスレッド性能が高いRyzen第4世代においてはシングルスレッド性能はすでに十分であり、「それはともかく6コアで足りるのか」というのが争点と認識しています。

動画編集も一部行いますが、4Kでバリバリ編集したいとかの要望がない限り、一般的なゲーム、画像編集、その他ブラウジングで困ることは一切ない性能です。
※この辺が特殊な事ですね

ちなみにゲーム配信を行うのもほとんど困りません。
そもそも動画エンコードもGPUの仕事になりつつあるので・・・。

WSL2を使ったWeb開発についても少し言及しておくと、WSL2上にDockerにてMySQL、PHPを立ててCRMソフトウェアの開発を行う限りにおいては、今までのCore i5 6600と比べてだいぶ早くなっています。
ストレージは変えていないので、CPUが影響しているとは思うのですが、正直こんな早くなるとは思いませんでしたね・・・。

安定性★★★★★

実績ベースにはなりますが、CPUが高負荷になり困ることは今までないです。また、後述する消費電力の部分もありますがそもそも高温になりにくいことからサーマルスロットリングが発生することも無いので、その点でマシン全体の安定性は高いと言えるでしょう。

消費電力★★★★★

2021年3月現在、Ryzen第4世代において唯一のTDP 65WのCPUです。
それでいてシングルスレッド性能(特にゲームに影響する)は上位のCPUとほぼ同等であることから、ワットパフォーマンスは非常に高いです。

消費電力が低いということはシステム全体の電力消費が下がり、安定性に繋がりますので、この点は評価しても良いと思われます。

互換性★★★★☆

互換性として、過去からの互換性と未来への互換性があります。
ソケットにAM4を採用していることから、過去のマザーボードからCPUのみをアップグレードすることも、BIOS対応次第ではありつつ実現していますね。この意味で過去からの互換性は高いと言っても良いでしょう。

ただ、私の場合未来への互換性は未確定であることと、噂レベルで第4世代でAM4が終わると言われていることから、評価しづらいです。
一応、最新のチップセットはPCI Express Gen.4にも対応しているため、CPUだけの評価ではないですが良い選択だと感じています。

総評

Ryzen5 5600Xはほとんどの人に問題ない性能があると思います。買いです。

CPUをわざわざ買う人なんてゲーマーが多いとは思うのですが、ゲーマーはCPUがベンチマークにどこまで影響を与えているかという部分を基準にベンチマークを見てください。
重要なのはGPUになるので、そっちにお金をかけつつ、Ryzen5 5600Xでも配信は可能というのが、選ぶポイントとしては大きいと思います。

と言いつつ前の記事にも書きましたが、本当はRyzen7 5800Xが欲しかったんですよね。
というのも、Ryzen 第4世代は8コアを1単位(CCX)としているので、本来であれば8コア、16コアの単位で効率がいいと思っているのですが、歩留まりの影響か8コアが高いので・・・。

なんにしても良い買い物ができました。
GPUの品薄が解消されたらRTX3060Tiに換装かなという感じです。

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