ねことの暮らし#01【子ねこが迷いこんできた】
となりの空き地の草むらから鳴き声
土曜日のある日。
天気もよかったので、窓を開けて空気の入れ替えをしていました。
テレビをみながらのんびりしていると、外から「にゃーにゃー」と鳴き声が聞こえてきました。
我が家のとなりの空き地から、しきりに「にゃーにゃー」と子ねこの鳴き声がするのです。
「子ねこがお母さんでも呼んでいるんだろうな」
と、考えるともなく思っていました。
しかし、お昼をすぎても鳴き声はおさまることがありません。
「まさか、迷子の子ねこじゃないよね?」
徐々に気になりだしました。
網戸越しから鳴き声のする方をみていると、大人のねこが入れ替わりに何匹か来て、様子をみているようでした。
それでも全然鳴き声はやみません。
夕方になっても、相変わらず鳴き声は続いていました。
ネットで子ねこが迷い込んできた時の対処法を検索すると、
【母猫が迎えに来るはずだから放っておいた方がいい】とのことでした。
なので、放っておくことにしました。
一晩中鳴き続け、とうとう我が家までたどりつく
子ねこは一晩中鳴き続けていました。
朝になると鳴き声が近くから聞こえるようになっていました。
外に出ると、玄関横のブロックの上に痩せた小さな子ねこがちょこんといました。
しきりに鳴いています。
高校生の長男が「可愛そうだからうちで飼おうよ」といい出しました。
我が家にはすでに犬が一匹いるし、これ以上飼う余裕なんてないと思っていました。
しかし、長男の説得と子ねこの鳴き声に耐えられず、子ねこを我が家に迎え入れることに決めました。
子ねこを飼うということは、命を責任持って育むということ。
安易に決めぎてしまったと反省もしていますが、飼うと決めたからにはしっかりお世話をしたいと思います。
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