建築設計者にとっての投資
先日、田村先生、寿太郎さん、野々垣さん達による、建築サバイバル塾KSJで講義をした時に思ったことを書いてみます。
ぼくは、ウェブ発信講義と題して、建築設計者が如何にネットを活用するかや、僕自身がどういうことを考えて今に至っているかを、お話しさせてもらっているのですが、毎回行っているのが、後半の、参加者の方のウェブサイトや発信を対話の中で診断、アドヴァイスさせていただくというコーナーです。
ぼく自身、業務としてアトリエ事務所から組織設計までのウェブ発信に関する助言も行ったりしているのですが、その簡易版と言った趣です。
一方的な指摘というより、対話の中でアイデアを発見して育てていきたいと思っているので、この形式が自分自身に非常にフィットしている感じがあります。
その中での僕自身の気づきとして、幅広く設計者の方にも伝えたいことがありましたので、ここにも書き綴ってみたいと思います。
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今日書くのは、ぼく自身を振り返っての反省もある内容です。というのは、ぼくも長らく設計者として活動をしていましたが、同じことを行ってしまっていたからです。
まず最初に、結論から書いてしまうと、「設計者は、もっと外部のプロフェッショナルとコラボレーションすべき」という事です。
設計者の皆さん全般に言えると思っているのですが、めちゃくちゃ器用でなんでも平均以上にできてしまう、という傾向があると思っています。
それは、ポジティブにも捉えられますが、同時にネガティブな側面があるというのも僕が思う所です。
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