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yamong
街で偶然出会う、誰かに丁寧に設計された建物をどのように評価すべきか。
今日もモヤモヤと考えていて、答えの出ていない思索をここに書き綴ってみます。
ぼくは、街で偶然出会った、それほど建築的な新規性はないかもしれないけれど丁寧に設計された建物が大好きです。そういう建物は見えない光を放っているような気がしていて、街並みの中でもすぐに気が付きます。
そういう建物に出会うと設計者のことを想像します。
例えば集合住宅だと、組織設計の中に属していて社会から求められる経済性や商品性といった視点での要求に答えながらも、美しい建築を作りたい、という思いを持ち続けて設計に取り組んでいる人たちがいるんだろうなあと思い、建物のタイル割りやディテールを見ながら、建物の背景にいる設計者と対話している感覚を覚えます。
ぼくは、短い期間ですが分譲集合住宅の設計部門にいたこともあるので、その経済合理性の厳しさも体験してきましたし、その背後にいる設計者の中には、合理性に答えつつも、建築として美しいものをつくりたい。という感性を持った人がいることも知っています。
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