見出し画像

学生の時とは用途も気持ちも変わる

こんにちは、担当Kです!

今回は、社会人になってから始める”勉強する”ことについて、少し長いですがお話してみたいと思います。

お話をする前に…
私、担当Kはレメディコミックの執筆を担当しています。
今回は担当しているからこそのお話ができればと思います。

皆さんの参考になれば幸いです^^


はじめに‐仕事のために、身につける勉強‐


社会人になってから、「仕事に役立てるために」「仕事で必要だから」と新たに技術・知識を習得した経験がある人は多いと思います。

私も例にもれず、ExcelやGoogleスプレッドシートで使える関数、さらにはブログ更新レベルのHTMLの修正まで、過去に就職した企業、職種で習得をしてきました。

レメディ・アンド・カンパニー(以降、レメディ)に入社してからも、仕事に必要なことを学んでいく姿勢は変わらない!
っと思っていたのですが、レメディに入社してからは、その勉強が少しだけ変化しました。


今まで触れてこなかった医薬品開発について”勉強する”


結論から先にお話しをすると、勉強したのは、レメディの事業とそれに関連する医薬品開発の専門用語についてです。

レメディ・アンド・カンパニーは医薬品開発に関連する企業で、医療業界、医薬品開発の領域では「CRO」と呼ばれています。

事業内容は、医薬品を開発する際、世の中にくすりが出る前に行う臨床試験・治験に携わっています。
現在は医療×デジタルにも力を入れている、いわゆるベンチャー企業です。

こう聞いたら、なるほど…となってもらえると思いますが…
医療業界に携わっていない方が見たら、うん、何やってる会社?っとなりますよね…

そう、レメディの事業内容は私が言うのもなんですが、一般の方にはわかりづらいのです…

また、自分の勤めている会社について知っている・調べるのは当たり前だろ!っと言われるかもしませんが、レメディの事業内容は「医療」が関わってくるため、専門用語を知っていないと正しく理解をするのが難しく、私自身も中途入社で今まで医療に関連する仕事に就いたことがなかったため、入社当初は本当にわかりませんでした。(広報や宣伝の経験を持っていたので採用して頂いたと思っています)

そして、そんな私が改めて会社が取り組んでいることについて勉強するきっかけになったのが、現在連載中のレメディコミックの制作でした。

レメディコミックは、医療業界初心者の広報社員(担当K目線)で医薬品開発やレメディの事業内容について「読んで理解できた!医薬品開発ってこういうことをしているのか!レメディってこんな仕事をしているのか!」っと知ってもらうために始めたコラムコンテンツで、執筆・掲載内容の検討をすべて私が担当をしています。

と、いうことは…

説明・解説をするために、自分自身が「医薬品開発」や事業内容についてしっかり説明ができるぐらいに理解をしていないと制作ができない=理解をするために”勉強”する必要ができたのです。

語学の勉強ともまた違う、新たな分野を学ぶことの始まりとなりました。

マンガを描くために、”勉強する”


趣味で日々のちょっとした面白いことや自分の好きなキャラクターについてマンガを描くことがあるんですが、その時も、私は説明したいモノごとを自分の頭でしっかり理解をしていたり、物語の前後関係や人物の関係性などを理解していないと描き出せないタイプです。

そのため、コミックを描くにあたって最初にやったのは、こちら

・医薬品開発について基本を調べる
・医薬品開発に関連する各単語を調べて自分用辞書を作る

医薬品開発、と聞くと「薬を作っている」というイメージがでますが、レメディはそうではないため、医薬品開発の基本から学んでいくことにしました。
ただ、マンガを始めるにあたって一から本を読んで学んでいく時間がなかったため、基本はネットで様々な記事を見つつ、レメディの事業内容と合っているもので整合性をとっていました。

ちなみに、調べた単語などの主な例は、レメディコミック2話で解説した臨床試験・治験のこと、3話で解説をしたCRO・CRA・SMO・CRCなどです。

医療関係にお勤めの方は単語を見て
「あー、はいはい!」とわかる方もいらっしゃるかもしれません。

医療業界初心者の私は、こういった単語を少しずつ調べて、理解していくところからのスタートでした。

また、上記で調べた各単語は医薬品開発を解説する上で何度も何度も出てくる単語で、毎回ネットで調べて確認して…とやるのも効率が悪いので、いつでも見返せるようにまとめていたのが、自分用辞書でした。

かなり自分流です…(ここは参考にならない)

様々なページを参考にして作っている実際の自分辞書

また、それだけでは「レメディ」として正しい内容かわからないため、マンガ公開前に社内の方にご協力をいただいて内容の監修をしてもらうことで、「レメディではこう!」という部分を入れたり、覚えるようにしています。

まだまだ、描いていない事業内容などが多いので私もすべてを学べたわけではないのですが…
おかげで、社外の人に会社のことを聞かれた際に「弊社はこういった企業です!」「こういうことをしているので~」とすぐに説明できるようになりました。


ここまでは、私個人の勉強法です。

問題は、説明ができるようになった次の段階、「マンガで説明するためにまとめる」ことでした。

やはり実際に手を動かしているので、ここの段階で一番身に付いたな~っとも思います。

手を動かして覚えるって、本当に効果的ですね。

まとめる作業の前に、一般的なマンガ製作の流れから簡単にお話すると

①描く内容、話の流れをざっくり決める(プロット)
②ネームを作る(テキストor実際に描く)
③下書きをする
④本番を作成する

※制作者によって作業手順が異なる場合があり、あくまで参考になります。

もしかしたら、プロットやネームと言った単語を聞いたことがある方もいるかもしれないですね。

プロットの時は主にテキストで「どんなシーン」で、「こんなセリフ」を言うなどをまとめることが多く、それをもとに、実際のコマの配置や描写のメモとして作るのがネームです。

よく、漫画家を主人公にしたお話などで原稿用紙に丸の中に十字が描かれた大まかな人物のイラストや大小さまざまな箱が描かれているシーンが描かれていることがありますが、その原稿用紙がネームです。

まぁ……私はめんどくさくなって時々、一気に下書きまですっ飛ばしてしまうこともありますが……(おい)

さっと描けるので、私はアナログでやることが多いです

レメディコミックを製作するときはこのネーム段階で「一目でわかる」「理解できる」図解やイメージイラストを入れて考えるようにしています。

また、この時にネームをまとめながら説明する内容を整理している感じです。

時には、説明が多くなってしまい、テキストと図解だけでページを埋めることがあるので、1ページに2コマしか入っていないことも…
「これはマンガなんだろうか…(虚無顔)」と考えることもしばしば……(笑)

特に、レメディコミックの2話、治験の流れを説明した時がすごかったです。
個人的には、自分の勉強ノートをマンガにしたような感覚で作成していました(笑)

下書きなので字がとても汚いのですが…

似たような図解はインターネット上にあふれているのですが、出てくるのは被験者目線の流れの説明画像ばかりで治験を対応する企業や医療機関側の流れを説明する図は出てきませんでした。

なので、この図解も自分で調べつつ、どのように配置したらいいのか整理して作成したものを実際に社内の方に確認をいただいて描いたものです。

最終的にはチャートの形になりましたが、最初は双六のような形で作っていたので、描いては消して、描いては消してを繰り返し、本当にノートをまとめているような気分になりました…。

おかげで、各事業部の皆さんの細かい仕事の流れや業界の仕組みを学ぶことができたため、他の仕事でも役に立っています。

おわりに‐学生の時の勉強と今の勉強について思うこと‐


学生時代の勉強は、高校受験や大学受験のために学んでいることが多く、自分の将来のために興味のあることや好きなこと以外を学ぶ方は少ないのではないかと思います。

私もそうでした。

そのためか、自分の好きな教科や趣味のことは好きでしたが、あまり勉強が好きではなく、今思えば惰性で勉強していたのだと思います。

今やっている仕事のための”勉強”も時にはわからないことが多すぎて、しんどい…わからん…と頭を抱えることは多いですが、学生の時とは違う気持ちで勉強しなくてはっと考えている自分がいます。

そこには塾などで半ば強制で教えられているわけではなく、自分で調べて学ばなくてはいけないという形の違いもあるかもしれませんが、”知りたい”と思って”勉強する”違いもあるのかなっと思っています。

大人になっても、仕事を始めても勉強をすることはたくさん。
ただし、学生の時とはその意味や自分の心境も変わるんだなぁ~っと
感じつつ、今は会社のグローバルメンバーと会話できるように英会話もがんばりたいなぁ…と考えている担当Kでした。

ご覧いただき、ありがとうございました!
レメディコミックをこれからもよろしくお願い致します!