京都プロレス迷宮案内~Day2・未知はいつだって刺激的~
はじめに
2022.6.25~6.26の2日間、私は住んでいる東京を離れ、京都府まで1泊2日のプロレス遠征を敢行した。
初日(6.25)は、スターダム京都大会を観戦後、フォロワー様と力皇ラーメンやファミレスなどに行く充実っぷり。
2日目(6.26)は、大阪府交野市で無料プロレスが行われると聞き、そこに出向いた後、大阪や京都を巡って夕方には帰京する予定だった。
しかし、新幹線の予約を取ったあとで、Twitterから飛び込んできたあるツイートが、私の脳裏に焼きついて離れずにいた…。
日曜夜スタートで、翌朝から仕事な私。
それでも、折角京都にいるのに、全日を見ないで帰るのも勿体ないのではないか…?
気付いた時には、プレイガイドで全日のチケットを購入し、遠征前日の新幹線チケットをキャンセル&再予約している私がいた。
こういう時、直感のままに赴くのも悪くない。
かくして遠征2日目は、大阪と京都を巡るプロレス探訪と相成った。
Day2(6.26)
活気溢れる大阪のイベントプロレス
午前中から照りつける日差しの中、外に出る気力もない私は、13時過ぎにスタートする1つ目の興行に向けて行動を開始。
お目当ては、大阪府交野市で行われた『交野天の川プロレス』。
交野いきいきランドで開催された無料のイベントプロレス。
この日は屋外開催&照りつける陽射しに苦慮したものの、梅雨時の季節に快晴というラッキーを思えば、そんな障壁は何てことなかった。
無料プロレスで、この日は声出しOK!
そして、無料とは思えぬカードも多数組まれる充実度合い!
Twitterのタイムラインでは何度となく見かけていたけれど、生で見るのは初の選手も多数。
特に、松山勘十郎の試合を見たときは大変感動した。
告知タイムを挟みつつ、イベントは終盤戦へと突入。
メインイベントは、『ふせロボくん&太陽塔仮面vsKATANOミルキー&ダイナマイト野崎』!
関東圏では見られない選手が集う中、一際異彩を放っていたのが、ふせロボくん。!
端的に言ってしまえば、変態そのもの(笑)。
どれくらい変態かというと、セコンドにいたレッカが思わず「犯罪だよ!」と叫んでしまったほど。
そして、何より嬉しかったのは、ダイナマイト野崎が生で見れたこと!
「終わりにするよ」と言いつつ、カタい攻めを見せてくる恐ろしさ…。
試合はKATANOミルキーが太陽塔仮面から勝利。
かくして、大阪の治安は保たれたのであった…()。
コロナ禍の無料イベントプロレスということもあり、運営サイドからするとかなり大変だった模様。
それでもイベントは温かさに包まれていたし、何より声出しが活況ある雰囲気を作り出していた。
交野では、コロナ禍前にお会いしたことのあるフォロワー様と約2年半ぶりに再会する機会も…。
来て良かった!
『全日キテる』の存在証明
交野市でプロレスを見終えた私は、電車で片道約1時間かけて京都へと移動。
今回の遠征のラストミッションである、全日本プロレス京都KBSホール大会観戦へ。
前日に観たスターダムは向正面だったが、今回はサイドにあたる北側での観戦。
段差のある席から観れたので、前に遮るものはなし。
今大会は全6試合とコンパクトながら、アジアタッグ王座戦に永田裕志参戦、『ジェイク・リーvs諏訪魔』の三冠ヘビー級王座戦に向けた唯一の前哨戦と、濃い内容に。
この日のメインイベントは、『諏訪魔&近藤修司vs青柳優馬&ジェイク・リー』のタッグマッチ。
7.14後楽園ホールで行われる『ジェイク・リーvs諏訪魔』の三冠ヘビー級王座戦に向けた、最初で最後の前哨戦だった。
試合序盤から、VOODOO MURDERSのラフ殺法を織り交ぜた攻めに苦戦を強いられる王者陣営…。
試合中に巻き起こる、ジェイク達を後押しする拍手の嵐。
それを聞いた諏訪魔が、客席に向けて叫ぶ。
「何で拍手してんだよ!」
あまりの剣幕に怯みそうになる観客達に向けて、ジェイクがすかさず返した。
「(拍手を)やれ!やれ!」
この一声で底から響き渡るような拍手…!
私は思わず、鳥肌が立ってしまった…。
その後は、会場の後押しを受けた王者側が反攻に出る流れも、最後はジェイクのパートナー・青柳優馬が諏訪魔のバックドロップホールドを喰らってしまい、敗戦。
試合後も荒ぶる諏訪魔。
これで京都大会はバッドエンディングかと思われたが、立ち上がったジェイクがマイクを握る…。
負けて這いつくばって、その繰り返し。
振り返ると、ジェイク・リーのキャリアは順風満帆なものではなかったように思う。
全日再入団以降、長期欠場等もあってか、三冠ヘビー級王座獲得が遠く、ユニットを率いるも結果が出ない日々。
2021年に悲願の三冠ヘビー級王座初戴冠を果たすも、同年末の欠場で王座返上…。
そして、今年6月に、再び三冠王座を獲得したジェイク・リー。
彼がこの日発した言葉からは、宮原健斗とはまた違った形の、全日を背負う覚悟を垣間見た気がする。
自らの挫折や境遇を曝け出すことで、人々が仮託できる姿。
これは、ジェイク・リーにしか紡げない三冠王者像ではないか、と私は感じた。
京都大会の観戦を決めて、本当に良かったと感じる瞬間でもあった。
まとめ
1泊2日で敢行した京都(+α)遠征。
東京行きの新幹線にも乗車することが出来、旅は怪我もなく無事に終了。
京都を中心に関西を巡る旅は楽しかったけれど、観光だとかで行きたいところはまだまだ沢山あって、2日間ではとても足りなかった。
でも、またこの場所に行く理由が出来た。
何より、現地でお会いしたフォロワーの皆様に、色々とお世話になりっぱなしだった。
この御恩は必ずや…!
〜完〜
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