RemakeVoiceMethod②【地声裏声回復理論】


この章の目的は力みをとり、音域を拡大することです。


この章を最後まで見ていただければ力まずに響く発声でチェストボイスがA2~F4、裏声発声が〜G5まで可能になります。

そしてRVM②では前回の上達公式に基づき、以下の5ステップで確実にミックスボイス習得をイメージングできるようにしていきます。

※RemakeVoiceはミドルボイスでの歌唱のみにこだわるのではなく、ブレスや肺活量、ファルセットや響きのあるヘッドボイス、地声の鳴りや安定感といった、基礎習得にもっともフォーカスを置いたmethodです。

前回の「上達公式はコチラ」

【5STEP理論】

声帯操作と上達公式(前回のテーマ)

4方向を使った地声裏声の回復理論(←今回の内容)

内喉頭筋理論と声門閉鎖理論

ミックスボイスの自動習得理論

ミドルボイスの強化、バランス改変理論


4方向を使った地声裏声の回復理論】

今回の理論の目的は音域を無理矢理伸ばすことではなく、4方向の力を使い地声、裏声の力みを取っていく結果的に音域が拡大するという点にあります。


地声と裏声で分離し、出せる音域にも限界がある。

→4方向の自由度が回復していないため、過度な声の傾きによって発声体感、声帯操作に不自由さが生じている。

→4方向のトレーニングを行いまずはチェストボイスとヘッドボイスを育てていく。

→自由度が回復した結果、音域が伸びていく


ちなみにどこまで回復させられるかというと、一般成人男性であればチェストボイスはA2〜G4、ヘッドボイスはA3~G5 付近になります。

ここでのポイントはそれぞれの最高音域ではありません。それぞれの「最低音域」に注目してください。


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