RemakeVoiceMethod③【内喉頭筋理論と声門閉鎖理論】

今日でミドルボイスとミックスボイスの違いについて明確にしましょう。

おそらくあなたの出したいと解釈している声はミックスボイスだと思いますが、ミックスボイスとは地声から裏声音域まで「音域をまたいでも声を一本で繋げられる状態」を指します。


それに対しミドルボイスとは、この音域を跨ぐ際に生じる地声と裏声の中間発声、いわば地声と裏声が混ざったかのような発声のことをいいます。


なのであなたが出したいのは「ミドルボイス」であり、ミックスボイスという状態に自然と「なりたいんだな」ということを覚えておいてください。


【内喉頭筋群とミドルボイスとの関係】


・ミックスボイス=地声〜裏声音域まで声が一本で繋がる状態でしたね。

ということはチェストボイスとヘッドボイスを無理矢理にでも張り上げてくっつけられれば、あなたは「ひとまずミックスボイスを習得した」と言えてしまうんです。


ですが果たしてこれで終わりなのでしょうか。


これで満足できる人はいないでしょう。なぜならそのミックスボイスは未完成であり、内喉頭筋が覚醒したミドルボイスを、力みなく正確に目覚めさせることがまだできていないからです。

中高音E4付近〜HiC付近までを地声の強さを残したまま発声するためにはこのミドルボイスを徹底攻略しないといけません。


何度も言いますが、ミックスボイス(ただ繋がる状態)になった後はミドルボイスの開発が必要になります。

そしてこのミドルボイスの開発において最も必要になってくるのが「内喉頭筋」と呼ばれる筋肉群です。


【内喉頭筋=神7⁉︎】


ミドルボイス(あなたの歌声)の質を決めるのは以下の筋肉群をボイストレーニングで育てることです。


①甲状披裂筋(全体) ②内側甲状披裂筋 ③輪状甲状筋 ④後輪状披裂筋 ⑤閉鎖筋 ⑥声帯筋 ⑦輪状甲状筋垂部


これらすべて、内喉頭筋と呼ばれる喉の筋肉群です。

筋肉の説明だけだと難しいと思うのでさらにわかりやすく4つの発声に落とし込みます。チェストボイス、声門閉鎖率の高いチェストボイス、ファルセット。ヘッドボイス。ますはこの4つの発声を習得してください。

そしてこの4つの習得条件として、具体的にRVMでは音域設定をしています。

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