見出し画像

【浴衣リメイク】キッズワンピース

今回は、冬には季節外れになってしまうのですが、浴衣リメイクで子供用のワンピースを製作した時のことを記録しておきます。


浴衣リメイクをされている方は沢山いらっしゃいます。
皆さん、浴衣や着物の素敵な柄を良く活かして、バッグや洋服、とても素敵に作られていますよね。

浴衣や着物の柄って素敵ですものね…
たんすに畳まれたままでは勿体ない。私もそう思ううちの1人です。

【浴衣リメイクをしようと思ったきっかけ】

浴衣が大好きだった私ですが、母になった事で着る機会が少なくなりました。
いつかは着られるかと期待していましたが、その機会はなかなか来ず…、ある時、気持ちを切り替えて、着崩れを気にせず夏祭りを楽しめるアイテムに作り替えたいという思いからスタートしました。

私は、ドレーピングによる女性らしいシルエット作りが好きなので、それを活かして、オリジナルパターンでリメイクしたいと考えていました。

【浴衣を解いて知った事】

浴衣は、洋服よりも生地が沢山あることは理解していたので、リメイクの幅も広がると言う期待と、実際にどれくらいの生地があるのかが気になり、まずはデザインを考える前に糸をほどき、布の状態にしました。


これは浴衣のサイズにもよると思いますが、
 (横×縦 cm)
⚫︎38×320    2枚 ←驚き!3m以上の生地が2枚も。
⚫︎38×102    2枚
⚫︎19×205    1枚
⚫︎19×143    2枚
⚫︎19× 88     1枚

最終的に自分が予想していたよりも生地が沢山あることに
リメイクの追求心が刺激され、更に期待が膨らみました。


その後、母目線で考えるパタンナーだからこそのアイディアで、親子で「浴衣のリンクコーデ 」を楽しめるアイテムが出来ないか?を最初の課題にしました。

そして、まずは、まずは、19cm幅の細い生地を使って、子供用から取り掛かることにしました。

【キッズワンピース】

最初のアイテムは、前回のリメイクエプロンのパターンをアレンジして、重ね着するタイプのワンピースを1点仕上げました。

front

back


【浴衣リメイクの裁断の難しさ】

とても悩んだのは裁断時の柄出し
浴衣は、柄にもよりますが、大きい柄のものだと、どこの柄を使うかで全く見え方の違うものになります。

キッズサイズだからこそ、小さいパーツのどこに何色の柄が出るかは大きな違いになります。

これは実際に挑戦して知った、
浴衣リメイクならではの裁断の難しさだと感じました。

【後ろ姿のポイント】

浴衣は帯の組み合わせでも楽しめるアイテムですよね。
その後ろ姿の可愛さをどこかに取り入れたくて、共布でリボンを製作しました。

これは生地が沢山ある浴衣リメイクならではのアレンジ。

これを、バッククロスの部分に結びます。


取り外し可能なので、お出かけの際は、気分を上げてリボン付きで後ろ姿も可愛く!

洗濯する時は外して、アイロンもし易く
これは母目線での工夫。


キッズサイズのワンピースを作っても、浴衣の生地はまだまだ余っています。


この残りの生地で、来年は大人服を製作したいと思います。
いつか、浴衣ワンピースのリンクコーデ で、夏祭りに行けることを楽しみに…



引き続き長い時間をかけて浴衣リメイクも追求していきたいと思います。


この様に、リメイクアイディアもシェアしていくので、
興味のある方にとって、リメイクならではの作り替えの楽しみが少しでも伝わると嬉しいです。

浴衣を大切にされている方、着ていない浴衣がある方、
共感していただける方と長いおつきあいになれたら嬉しいです。


Instagramはこちら
興味のある方は覗いてみて下さいね。


※この記事の文章、画像は全て、無断転載をお断りいたします。
宜しくお願い致します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?