未来に残したい名曲⑥「糸」
1998年2月4日にリリースした中島みゆきさんの「糸」を紹介します。
作詞:中島みゆき
作曲:中島みゆき
編曲:瀬尾一三
歌詞全文
この曲は元来、1992年に天理教の4代真柱である中山善司さんの結婚を祝して作られた楽曲で、当時のTBSドラマ「聖者の行進」の主題歌に起用され、他のたくさんのアーティストからもカバーされています。
そして、この名曲「糸」を原案にして、2020年8月21日に、菅田将暉さん、小松菜奈さん主演で映画化されてます。
平成元年に生を受けた2人の男女が出逢いと別れを繰り返し、平成の終わりに再び出逢うまでの18年間の軌跡を「生活者の視点から見た平成史の変遷」と共に描いた内容です。
最後の歌詞に「仕合わせ」とありますが、
「幸せ」は幸福や幸運という意味ですが、
「仕合わせ」とは、めぐり合わせ・運命という意味合いがあります。
Wikipediaより引用
考察
あなたは運命って信じますか。
「なぜめぐり逢うのかいつめぐり逢うのか
私たちはなにも知らない」
人はいつどこでどう逢うのかは分からないですよね。
この曲「糸」を元にした映画は、平成元年に生まれ出会いと別れを繰り返し、平成の終わりに再び出会うという内容です。
逢うべく人とはその後もやはり逢うようになってるんですね。
「仕合わせ」というように運命・めぐり合わせはあるのかもしれない。
「一期一会」という四字熟語がありますがこれは、一生に一度限りの機会という意味で、何度も会っている人とでも、「これが最後かもしれない」と考え、その一瞬一瞬を大切にしたいという教えでもあります。
「これが最後かもしれない」はあまり考えたくないのだけど、どこでどうなるか誰にも分からないから、「一期一会」という出会いは大事ですね。
糸は1mm以下の非常に細い物だけど、
縦の糸(=あなた)と横の糸(=わたし)が交わるとプラス(+)に、そしてその糸を使って作った(織りなした)布は、
「いつか誰かを暖めうるかもしれない」
「いつか誰かの傷をかばうかもしれない」
1本の糸が多数集まれば誰かのためになっていると。
そして、
「逢うべき糸に出逢える事を
人は仕合わせと呼びます」
ここの最後の所は、人とのめぐり合わせ・運命を強調したいから、あえて
「幸せ」ではなく「仕合わせ」という表記にしたのかもしれませんね。
いつも逢っている人は当たり前に逢って過ごしているのだけど、それが当たり前と思わず、毎日感謝しないといけないですね。
一期一会の出会いを大事にして、1日1日を感謝していきましょう。
最後に、映画「糸」ver.の「糸」を載せますので、聴いてみて下さい。
最後まで読んで頂きありがとうございました。