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婚活パーティの司会が一番向いている職業は何でしょう?

何だと思います?

今日は皆様の婚活とは直接関係ない話です。気休めにお読みください。

私も司会進行を何千回もやったことありますが、まぁ簡単なようで非常に難しい仕事だと思います。
単に進行するだけであれば、そこまで難しくないのですが、参加者の心理状態というか、気持ちを汲んで上手く進めていく事が出来る、となるとなかなか一朝一夕にはいかないものです。

私も数々の司会者を使わせていただきましたが、一番できそうでできなかったのが、意外かもしれませんが結婚式のMCです。

もうこれは、それこそ関西でも有数のブライダルMCでも、いざ婚活パーティとなると全くといっていいほど使えなかったりしました。

中には、自分には簡単に出来る、と思い実際にやってみて、出来てもないのに出来ていると勘違いしている人もいました。出来てないよ、と伝えてもプライドなのか、それを認めようとせず司会だからと他のスタッフに偉そうにふるまったり、と大変だった思い出があります。当時私は非常に気が短く、子供でしたので、そういう態度をとるMCはその場で激怒し、クビ宣告をし帰らせていました。反省してます。

結婚式の司会者と婚活パーティの司会者の一番の違いは、誰を対象にしているのか?という点です。
結婚式では当然、一番は新郎新婦です。極端に言えばこの両名さえ喜んで、満足していただければOKなんです。
一方、婚活パーティは当然参加者すべてが主役です。
この違いを理解し、どうするべきなのかを考えることが出来る司会者がいい司会者という事になります。

具体的には、
「合わせる」のか「合わせさせる」のか
の違いです。

司会の基本は、クライアントに合わせた進行をすべきで、ほとんどの司会者はそれが自然に身についています。
結婚式でいうクライアントは新郎新婦ですよね。

ところが、婚活パーティは、全員がクライアントな上に、ほとんどが初対面です。この人たちに合わせようとすると、合わせようがありません。
そして、グダグダになるか、シケシケになるか、になるのです。

つまり、婚活パーティーでは、参加者に「合わせる」のではなく、「合わせさせる」ことが必要で、そういう進行をしないといけないのです。
(そのやり方は企業秘密なのでいいませんが)

でないと、例えば席を動いてほしい時に
「動いてください」→「え、なんで。いやだ」
となってしまったり
「男性陣は〇〇してください」→「恥ずかしいからしないでおこう」
となったりしてしまいます。
結果、パーティ自体の雰囲気が落ちてしまう。

つまり、合わせているようで、実は合わさせていることで、スムーズな進行と、いい雰囲気をキープできるのです。

ちなみに、これを仕事として見せずに、究極的にやっている職業が

保母さん

です。園児たち一人一人に合わせている風に見せて、実際には合わさせている、そのように持っていく。これこそが素晴らしい婚活パーティの司会者としての素質なのです。

また、説明一つ、分からない前提、動かない前提で説明できるという点も他の仕事にはないアドバンテージでもあります。

普通1+1は?と聞いて、分からなかったら「お前あほちゃうか」
となりますが、保育園児に1+1は?と聞いてわからなかったらわかるように教えてあげますよね?、そしてわかる子には褒めますよね。
この能力も婚活パーティの司会ではとても大切です。

さらに、これは、なぜこうするのか、こうした方がなぜいいのか?という建前を作り動かしてゆくという事も必要な能力なのですが、これらすべての能力を保母さんは日々発揮して、子供たちと触れ合っています。

ですので、ある時から保母さんを副業で働いてもらい、MCとして育てるようにしました。
結果大正解でした。
ただ、保母さんは普段非常に忙しく、特に当時(25年前位)は運動会や学芸会など季節のイベント前になると徹夜もするほどでしたので、なかなか定着するのも難しかったので、この考え方を司会者の研修に入れるようにして、この適性に合う人を選ぶようにしました。

いずれにせよ、保母さんもしくはそのマインドを理解した司会者が婚活パーティでは最高の司会者という事になります。

これに関しては異論も反論も受け付けません(笑)
私がそう思っているからそうなんです!

あと、これまでの経験でよかったのは
「役者さん」
これも良かったです。

これは「理想のパーティ司会者」という「役」になってもらえるから、と思い採用したのですが、ズバリその通りの働きをしてくれました。
今、東京でイベント企画演出などで社長として活躍されている藤田政幸さんそして、現在も役者として大活躍中の浅野彰一さん、などは素晴らしく活躍してくださいましたし、たくさんの役者仲間を司会者として紹介いただきました。

また、もう一つ関西だからというのもあるかもしれませんが、
「芸人さん」も非常に活躍してくれました。
残念ながらもう亡くなってしまいましたが恐らく一番一緒にパーティをやったアトミック中野こと、中野秀幸さん
独特のテンポで面白おかしくパーティを進行してくださった現在も関西を中心にマジシャンとしても活躍中のこんばらさん

そしてプロダクション所属でありながら、私の無理や無茶をいっぱい聞いていただき一緒に頑張っていただいた現在もそれぞれの分野で活躍中の
河合康行さん
藤本幸利さん
SOCOさん

最後に、前半の話と相反してブライダルMCでありながら、婚活パーティもできる稀有な司会者で関西では知る人ぞ知る口から生まれた女性MC、私自身の結婚式も彼女に司会をお願いしたほどその能力は天下一品の
山下昌美さん

など、素晴らしい司会者たちを勝手にご紹介いたしました。
他にも素晴らしい方沢山いますが、私が仕事でご一緒させていただきました一部の方をご紹介いたしました。

最後に私が一番言いたいことは一つ。

婚活パーティの司会が出来るようになれば、大抵の司会業はできるようになる。

つまり司会者としての一流になるための登竜門のひとつが婚活パーティだと私は思っているのです。

司会業の方がこのNOTEを見てくれていることはほぼないと思いますが、もし周りで司会業の方がいらっしゃいましたら是非教えてあげてみてください。
余計なお世話だといわれると思いますが(笑)

というわけでどうでもいい話でした。

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