SRしか存在しない世界線における10弾環境報告(ALL)
みなさんこんにちは、りろです
今回は1̶0̶弾̶が̶発̶売̶さ̶れ̶て̶か̶ら̶日̶数̶も̶経̶ち̶、̶環̶境̶が̶定̶ま̶っ̶て̶き̶た̶た̶め̶環̶境̶考̶察̶を̶執̶筆̶す̶る̶こ̶と̶に̶し̶ま̶し̶た̶。10弾環境、終わったらしい。(どうしてこんなに遅れたのでしょうか)
参考までに筆者の実績は以下の通りです。
・弟を肩車し、首を捻挫×1
・準備運動の首回しで首を捻挫×1
・マット運動の実技テスト5分前に倒立を失敗して首を捻挫、実技テストは0点×1
前回の環境考察はこちらです
また気づいた方がいるかわかりませんが「環境考察」が「環境報告」に変わりました。
今後は新弾ギリギリor遅刻していたら「報告」、余裕を持った投稿ならば「考察」という表記になります。多分「考察」の出番は金輪際ないです。
以下本編です。
期待の10弾登場
現在のアースプラチナム環境に風穴を開けてほしい、そんな多くの期待を背負って記念すべき10弾がリリースされました。
さていったいどんなカードが収録されてるのでしょうか?まずはシークレットカードから見ていきましょう。
不滅の精霊パーフェクトギャラクシー
「シールドがブレイクされるまで場を離れない」という単純かつ強力な能力を有しています。
ギャラクシーにオルゼギアの味方破壊を当てることで自分のクリーチャーは失わずに相手のみ2体破壊することが可能です。
これは非常にわかりやすいコンボですが、決めると人が死にます。ほとんどの場合1ターンに1体召喚するこのゲームで、デメリットなしの2体破壊する姿はまさに殺戮兵器。
当然ながら守備に使用してもその強さは確かなもので、パワー9000が非進化のクリーチャーに対して超えられない壁となります。
そして攻撃に転ずる際は場持ちのいい2打点になり…という風に攻めにも受けにも妨害にも使える、まさに「パーフェクト」の名に相応しいカードとなっています。
いや〜これには僕も白凰くんもにっこり、光入りで枠さえあれば常に採用候補となる強さです。
ボルバルザーク・紫電ドラゴン
何をジェネレートするつもりなんでしょう
『侍流ジェネレート』という効果を知らない方のために公式が出した説明画像を紹介します。
つまり「出てきた時クロスギア1枚無料になるよ〜」といった効果で…
いやクロスギアってなに!?!?
そんなものは一枚もありません。
バトルゾーンに出てもただ飛び跳ねるだけ、お前はコイキングか。
このカードの一番強い使い方はカチュアから発射して、2回攻撃するWブレイカーとして扱うことでしょう。
ただガルザークやアースが採用されるデッキがほとんどの昨今、限られたドラゴン枠を紫電に譲るのはなかなか厳しいと感じます。SAついてないこいつが悪い。
邪眼皇ロマノフⅠ世
何を唱えるつもりなんでしょう
攻撃する時にコスト7以下の闇の呪文を唱えることができますが、当然の如く闇のコスト7以下の呪文なんて存在しません。
さっきも似たような紹介の仕方をした気がします。デジャブでしょうか?
そんなセルフ逆スペルデルフィンことロマノフくんですが、探索による不確定要素はあるものの、墓地にグールジェネレードを落としてアースや武者に気持ち程度の除去耐性をつけることができます。
明らかに「墓地に落とす→落としたものを唱える」というコンセプトでデザインされているにも関わらず、「墓地に落とす」の部分のみ使われてるのは可哀想ですね。
いや唱える呪文持ってこなかったこいつが悪いわ。生意気にビームを撃つな。
こんな殺戮兵器とコイキングとセルフ逆スペルデルフィンが表紙を飾るパックですが、他のカードも優秀です。
天雷の龍聖ロレンツォⅣ世は現代環境を象徴するドラゴンを選ばれなくし、オルゼギアのない対戦相手に試合を放棄して風呂へ入らせることが可能です。
蒼神龍チェンジ・ザ・ワールドはcipで大きく戦況を変えることができる上、グールを手札から墓地に落とすことができる優秀なドラゴンです。
弱点は顔がデカイことくらいでしょうか。
竜星バルガライザーは連ドラカチュアの必須パーツになり得る効果をしています。
実際バルガライザーからバルガライザー出てきたらスマホを食べちゃいますし、アースも踏み倒せるため連ドラカチュアは環境に復帰しつつあります。
この方々に関しては特に言及しないことにします。
さて、どんな環境が繰り広げられたのでしょうか?時系列順に見ていきましょう。
恐怖のデッキ爆誕
環境初期、まさに恐怖と言えるデッキがルギアかって勢いで爆誕しました。
アースブライゼです。正確には前環境にも存在したのですが構築が確立されていませんでした。
デッキの動きは簡単で、アースの後にブライゼナーガ(以下ブライゼ)を出してロストソウルなりデカイクリーチャー投げつけて好き放題暴れまわります。飲食店のクレーマーでももう少し大人しい。
アクアンがアース、ブライゼ共に回収することが可能なためコンボが決まりやすい点も見逃せません。
そしてこの環境に対抗するためにボルパンサーを搭載し、ブライゼでシールドが減ったタイミングでぶち抜く戦略を取る構築も見られるようになりました。
残りシールド2枚の状況で押し切るのは現実的な対策ですが、ブライゼの捲り次第で関係なくなる点、アースプラチナムが立っていると結局突破が難しい点からブライゼの使用率は大きく変動しませんでした。
また、早期に運任せでゲームを決定づけてしまうことの多さから非常にヘイトを集めていることも事実で、テコ入れを求める声が再び大きくなっています。
同じくブライゼを使用するデッキとしてはバルガライザーやロレンツォによって大幅強化を受けた連ドラカチュアが有力でした。
一応ブライゼを採用しない型の5cも健在です。ブライゼを採用しない分、後半邪魔になるカードを減らすことができるため一つのアプローチと言えるでしょう。
以下環境デッキのサンプルリストです。
5cブライゼ
先ほども紹介しましたアースブライゼの爆発力を利用したデッキです。
話は少し変わりますがカードゲームにおいて、メインギミックが運任せなものは環境トップや中心とはなり得ないことが多いです。
理由は単純明白で安定感に欠けるからです。
では何故ブライゼという運任せなカードをデッキの主軸に据えながらこのデッキは環境トップになり得たのでしょうか。
その一番の理由は勝利ルートへの柔軟性です。
別に「アース→ブライゼ」って動く必要がないんですよね。
できたらラッキーというレベルで、ブライゼ絡ませずに除去札を連打したり大型獣をマナ払って出したりしても勝つことができます。
イメージ的には元々tier1の5cがイージーウィンできる確率を上げたといったものです。ダメに決まってんだろ。
また人によって採用カードが大きく変わることもこのデッキの強さを支えています。
対面した際は常にあり得る全ての可能性を想定して何をケアするのか、何を割り切るのかの判断することが重要です。
ところで10弾発売前までTwitterのTLでは武者を「弱い」と評するツイートが多くみられましたが、10弾出てから突然みんな手のひらを返し始めたんですよね。
やっと気づいたのでしょうか、今までエアプだったんですかね??全員土下座してほしいです。
連ドラカチュア
ブライゼ、バルガライザー、カチュアを駆使してひたすら違法入国するデッキです。
やはり特徴は圧倒的なパワー
なかやまきんにくんをも凌駕するパワーはムーやパギャラで耐久しようとするデッキを一瞬で崩壊させます。
コントロール的なカードを全て前のめりなものに変えた5cブライゼと表現するのが相応しいでしょうか。ブライゼミラーの際、相手のブライゼで盾が減少した隙を上手くつくことができるのが優れています。
またボルメテウスサファイアドラゴンを採用するプレイヤーもいるのは興味深い点です。
今までクソ雑魚ゴミカス扱いされてきましたが、パーフェクトアースを無視して勝ちに行ける点が優秀であり、採用する価値はあります。
5c(ブライゼ抜き)
パーフェクトギャラクシーが採用され、相性の良いオルゼギアのフル採用が基本となったこと以外は前環境とあまり変わりません。
サンゾンを採用することで攻守ともに強化するリストも増えてきてるのが最近の傾向です。
今後の期待
10弾のリリースによってあまり環境が変わらなかったことは率直に残念です。
変わらないアースブライゼ、アースプラチナム、起動し続けるカチュアにムーの群れ。(ムーの群れって想像したらまあまあ怖いですね)
ただ思い返せば今まで1年近くほぼ変わらない環境が続いていたのでそれに比べたらマシかもしれません。感覚麻痺の可能性はありますが。
もうアースプラチナムに頼らない構築、というのはしばらくないと思うので、アースプラチナム内での構築の多様化がさらに増えていくと面白くなるのかなと思います。
"これがほしい!!!"というのは今回ありません。実用的なカードであればなんでもウェルカムなので10弾exも楽しみにしましょう。
終わりに
環境で見るメンツも固定化されており、新生のデッキというのが生まれにくくなっています。そもそも生まれやすい環境がありませんでしたが。
10弾exではどのように環境が変化するのか、今までに類を見ないようなデッキは作られるのか期待しましょう。
それでは。