教育移住:1年目、無事終了!
2022年の夏、
家族3人でタイ、バンコクへ移住してきて
1年が経ちました。
K1クラスに入学したのが、
1年前の8月。
今日、無事K1クラスを終えました。
忘れる前に、この一年のbefore / afterを
記録しておこうと思います。
入学当初
誰のサポートもなく移住し、
タイでの生活すら右も左も分からない中
始まった生活。
正直、初めの3-4ヶ月のことは
ほとんど覚えてません。笑
でも
日本の保育園では、教室まで
娘を送って、バイバイ!と教室を
去っていた日々だったのが、
インターに入学した初日から
一人でスクールバスに乗り
不安な顔を見せたまま、
バスのドアが閉まり、
バスが去って行った日のことは
今でも鮮明に覚えています。
(入学式などはない。)
当初の英語力について
日本で英語絵本をほぼ毎日読んで
いたり、英語の歌を少しだけ歌えた
とはいえ、生きた英語には
全く触れていなかった娘。
先生から毎日スクールでの様子が
動画や写真で届くのですが
それを見ていても当時は
学校で先生たちがよく言う
"everyone, come here!"
"Make a circle"
"Stand up" "Sit down"
こんな英語を聞いても全く
理解できず、
手をつないでいるお友達に
引っ張られるように
立ったり座ったり…
という感じで
多分毎日何をしているのか
全く理解できていなかった
と思います。
それでも毎日楽しそうに
通っていたのが印象的でした。
日本では担任の先生に
「学級委員長みたいだね」
なんて言われていましたが
言葉のハンディキャップが大きかった
当初、周りの友達が
言語面だけでなく、生活面でも
かなり助けて
くれていたみたい。
優しい子が多くて
恵まれていたことに感謝。
1年後の今
1年過ぎて、季節(?)が一周し
私たちもタイの生活に慣れて
生活リズムがなんとか整ってきたかな。
振り返っても、娘が
「行きたくない!」と泣いたのは
2日目だけで、あとは本当に、
本当に楽しそうに毎日通って
いました。
担任の先生もすごい良い先生で
娘は先生が大好きだったし
(日本の保育園でも、先生みんな
大好き!な娘だった)
お友達も大好きで、
日本にいた時よりも、
よりのびのび、楽しく過ごしている
印象。のびのび自由に過ごすのが
"許されている"環境、というのが
正しいのかな?
現在の英語力
「子供はあっという間に言語を
覚える」とよく聞くので、
数ヶ月でペラペラになる!
みたいなイメージを持つ人も
多いのですが、実際はそうでは
ありません。
(そういう子もいるのかな?)
だってそもそも、英単語をほぼ
知らないし、文の組み立て方を
知らないから。数ヶ月でペラペラに
なるためには膨大の単語力が必要。
さすがにほぼゼロから数ヶ月で…
というのは難しいよね。
でも、
先生が言っていることを理解できているな
と思い始めたのが、インターへ通い始めて
から、4ヶ月目くらい。
そして
「これ英語でなんていうの?」
という質問が増えたり
文章を作れるように
なったなぁと思うのが、6-7ヶ月目
くらいでした。
今は正しい英語
ではないけど、コミュニケーションを
取れるようにはなっています。
例えば、
"This one is mommy and daddy for."
(This one is for mommy and daddy)
"Ms. XX, he is like this."
(先生、〇〇くんがこうやってやってる!)
”Mommy has big big English,
daddy has small small."
(ママは英語いっぱい、
パパはちょっとだけ(話す))
こんな感じで、文章っぽいものを
つくれるようになってきました。
そして、1年前は
"Stand up" "Sit down"
と聞いても全く理解できず、
友達に手を引かれながら
立ったり座ったりしていた娘
ですが、つい先日送られてきた
動画を見たら
同じグループの友達に
"Stand up!" "Clap!" "turn1"と
英語で率先して次の動作を
指示していました。
1年間で本当に大きく成長したなぁ。
教育移住1年を終えて
一言で言うと、本当に濃い
一年でした。そして、たった一年の
滞在で語れることなんて少ないけど
引っ越してきてよかった。
いろんな国のお友達と出会えたこと
自分の意見を言えるようになったこと
クリエイティビティを大切にできる
ようになったこと
(IBカリキュラムの中にはアートの
要素が多いです)
そして、ルールなどに縛られずに
自由に、楽しく生活できていること。
でも、3歳7ヶ月まで過ごした日本で
大好きなお友達や先生に会えたことは
娘の大きな心の拠り所になっています。
タイの後に別の国へ移動する
かもしれないし
日本に帰るかもしれないし
まだそこははっきり決めていないけれど
日本が"ホーム"であることは間違い無いので