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夜の散歩で考えたこと


蟄居生活が続くなか、運動不足とストレス解消のために公園に行ったりしてたのですが、近くの公園も遠くの公園も人が集まっていて、小池百合子都知事の「密です!」っていう声が頭の中でリピートする感じなので、最近は夜に散歩しています。


散歩中の道端でよく見かけるオレンジ色の花があります。


写真家の幡野広志さんのブログか何かで読みましたが、ナガミヒナゲシという花らしいです。

1960年代頃から分布が始まった外来種で、2000年以降に爆発的に全国に拡散したそうです。

確かにここ10年ほどで、実家のある田舎でもよくみかけるようになりました。
庭の雑草を親の仇のように片っ端から引っこ抜く母が、このナガミヒナゲシは雑草かも知れないけど可愛らしいからと育てていたのを思い出しました。

柔らかいオレンジ色と、風にふわふわ揺れる感じがもともと好きでしたが、外来種というのを知ってますます好感度がアップしました。


ふと思い出したんですが、大学生の頃にSMAPの『世界に一つだけの花』が流行して、No. 1よりonly oneということばもよく聞くようになりました。
ゼミでもこの曲が話題になったとき、"花屋の店先に並んだ花だけをうたっているところが嫌い。雑草の花も花なのに。"と発言した学生がいて、"確かに。"と思ったのを思い出しました。
(よく聞けば、そういう曲じゃないことも分かるんですが。。)


"多様性(ダイバーシティ)"ということばも、頻繁に聞くようになって久しいですが、外来種の雑草の花もみんな特別なonly oneで、誰かから愛される世界でありますように。。と願った夜でした。