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ひまわりの絆  作詞作曲 黒田 勇吾

1,小さな 小さな いのちでした
 わずかに開いた 双葉でした
 誰に観られる わけでもなく
 悲しみの岸に そっと根付いた 
 看板の 裏に  ひっそりと
 芽吹いた わたしを あなたが
 気付いて 毎日 欠かさずに
 たくさんの 水を くれました

 あんなに悲しい 出来事に
 あなたは こころ 傷ついてた
 それでも それでも 愛をくれました

 ひまわりよ ひまわり 希望と絆の花
 悲しみの 雨ニモ マケズ
 大空へ ひらけ

2、枯れる 定めの いのちでした
 瓦礫の 泥に 咲いた わたし
 それでも あなたの 優しさで
 こんなに 大きく なりました
 季節が 夏に 向かうにつれ
 瓦礫は 少なく なりました
 看板に 書かれた 言葉は
 この街の人の 希望になりました

 どんなに 苦しい 出来事も
 ちからを合わせ 乗り越えよう
 ひとり ふたりと 立ち上がりました

 あなたの こころに 支えられ
 私は 花を 咲かせました
 あなたは わたしを 希望と呼んだ
 こころの絆を 繋ぐ ひまわりと

 ひまわりよ ひまわり
 空は やがて晴れて
 雲間に 輝く 旭日が この街を照らす
 ひまわりよ ひまわり
 希望と絆の花
 悲しみの 雨ニモ マケズ
 大空へ ひらけ

 ららららら らららら らららら らららららら
 らららら らららら ららら らららららららら

 ららららら らららら らららら らららららら 
 らららら らららら ららら らららららららら

    作詞作曲 黒田 勇吾 2013年 夏 仮設住宅にて

    2023年11月30日  最終稿公開 作者