【初愛】 ~君に捧ぐいのちの物語~ 黒田勇吾 【クリエーション】としての新しい実験的作品に挑戦します。小説という20世紀型ノベルとは、違った方式の文学作品を創造することに挑戦させていただきます。
「初愛」という小説は、以前から創作中であり、それは云わゆる従来型の方法、または形式、もしくは決まり事、を前提に創られてきました。
その方式で「初愛」という”小説”は150枚ほどの物語として、創り上げ、さらにこれから続きを書く予定でした。
しかしながら、第二回「創作大賞」という形の中で、小説としてこの作品を書くことがいいのか、そんな思いを持ちつつ途中まで書いて、いったん中止したのは、従来型の小説表現形式で、いわゆる「恋愛小説」を書くことに強い動機付けが自分の心の中に見つかりませんでした。
つまり、そんな方法での表現に、興味がわかないことに気が付きました。
もっと別の形式で、新たな恋愛の”物語”を創造できないものか?と思索し、悩みました。
そんな中で、こんな表現形式でやってみたらどうか、という大げさに言えば啓示のようなひらめきがあり、その方法で物語を書いてみようという想いが生まれました。
今回の第二回「創作大賞」を応募するにあたっては、恋愛小説部門での応募をやめて。 #オールカテゴリ部門 として応募することに決めました。
「初愛」とはそもそも何なのか。この言葉自体は、私自身が考えた表題です。もしかして、過去に同じような表題の文学作品があるか、と思い調べてみましたが、私が探した範囲内ではありませんでした。
したがって「初愛」って何だろうと考えながら創作しようと思っていますしお読みになる方も、よろしかったらご自身にその問いかけをなされながらこの作品をお読みいただけたら、とてもうれしいです。
しかしながら、創造している内容の前半部分の8割ぐらいまでしかまだ
纏まっておりません。
5月8日月曜日からの連載開始でありますが、あまりにも1回の作品の分量が少なすぎても、読者様、また編集者様も読みずらいと考えました。
そこで完結からの逆算を計算して、週2回、2か月間で16回に分けて連載しようと予定しております。
「創作大賞」の締め切りは7月17日。したがって当然その前に完結する必要があります。その範囲内での連載完結を目指して取り組んでまいりますのでどうか温かい眼差しで、連載を見守り、お読みいただき、できれば応援していただければ幸甚です。
作品は大きく分けて前半と後半に分かれます。物語の舞台も、前半は「牧野石市」という東北地方の架空の街。後半は東京都の「八王子市」という実在する街になります。