リリーヴ閉店日のご挨拶
ご挨拶
今日の昼過ぎに「リリーヴの」橘みつとしての最後のご予約を終えたばかりで、
実はまだなにも振り返ることはできていません。
こんなにも実感が薄いのは、
ここで終わるのはお店の業務だけであると
思ってるからなのかもしれません。
だって実際、繋がったキャストとも、お客様とも、
全てが今生の別というわけではないんです。
わたしだけがみんなに会える…というわけではなく
今後も注視してくだされば、きっとまたあの時間を
懐かしむ機会に恵まれるはずです。
人の縁って本来、そういうものだと思うんです。
ある時は近くに結ばれて、
ある時には解けるかもしれないけれど、
また結ばれ直すチャンスもあるし、
どこか遠くで目にする日もやってくる。
わたし自身 とんでもない20代を生き抜く中で
必要な縁はそうして廻っているのだと信じて、
瞬間の寂しさをじっくり噛み締めてきました。
そしてやはり、じっと待った後には
わたしの手を取ってくれる縁に恵まれてきました。
今後広がっていく取り組みの中で、
今はまだ寂しすぎて未来を信じられない人にも
そんな繋がりを体感してもらえる日が来たらいいなぁ。
願いをかけつつ、明日からの年始休暇はのんびり
思いめぐらせながら過ごそうと思っています。
やっとお休みだ!やり切ったぞー!!うぉおお
唐突ですが、
今のあなたにとって、楽しみはなんですか?
ちなみにわたしはですねぇ、
ひとりで家に引きこもって
溜めてたゲームを攻略することを楽しみに12月を頑張りました。
誰とも話さず、共有もせず、自分の中でふふふ、と
ストーリーや演出を楽しむその時間が好き。
素直に感じ取ることを邪魔をされない、
共感される必要もないから説明も要らない。
自分だけの閉じた時間が、実は大好きなんです。
人によって楽しみの種類も性質もさまざまでしょうけど、わたしがみんなに聞きたいのは
たとえば
その楽しさ の中で、あなたはあなた自身をも
「幸せ!の勘定」に入れられていますか?
「楽しみ、特に思いつかないなぁ」という人は
たとえば、
毎日の中でなにか
つらいことを放置してしまっていたり、
居心地が悪い感じに疎くなっていたり、
「正しさ」を叫ぶ世の中に窮屈になったり…
なんかこう、
無邪気に「これ幸せ!」と言えるような
環境から遠ざかっていませんか?
2024年以降の橘みつの活動で軸になるのは、
「人間らしいってなんだろう」を明らかにすること
なんじゃないか、と密かに思っていました。
リリーヴが大切にしてきた「対話」とは、
"役割"を横に置いた「ただのその人」として
話し始めた時にやっと見える
「ほんとうに大事にしたい想いを見つめる」作業
でした。
つまり、日常の中でそれらは
いとも簡単に見えなくなってしまう。
それがなんで起きるのか
どうしたらなるべく人間のまま生き延びられるのか
今はまだこんなにも抽象的ですが、
いろんなアプローチを試していって、
日常の中にある"役割意識"を
少しずつ剥がしても大丈夫なエリアを拡大して
いけたらいいなぁと考えているところです。
一対一だからこそ、できたこと。
一対一だけでは、難しかったこと。
一対一に特化した対話型レズ風俗は閉店するけど、
続きのお話として、対話サロンが始まります。
もっとたくさんの人の
「人生のきっかけ」が次の場所でも
たくさん生まれていくことを願っています。
ひとまず、これまで5年10ヶ月、ありがとうございました!!
お疲れキャストたち!
お疲れじぶん!
さて、飲んで食べてのんびりとした正月を堪能してきます。
それではみなさん、良いお年を!
来年もよろしくお願いします!!
2023年 12月31日
対話型レズ風俗リリーヴ
店長 橘みつ