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Excel VBAユーザーのためのWord VBA入門 「はじめに」
『Excel VBAユーザーのためのWord VBA入門』は、Wordマクロも自分で作れるようになりたいと思っている、Excel VBAの経験のある方を対象とした、Word VBAの入門書です。
Word VBAのオブジェクトモデルの基本を、早く理解したいと考えている方に役立つことを目指しています。
サンプルコードをただコピー&ペーストしたいという方には、あまり役に立たないはずですのでご注意ください。
このnoteはKindle本『Excel VBAユーザーのためのWord VBA入門』の分冊版です
このnote『Excel VBAユーザーのためのWord VBA入門』は、Kindleダイレクト・パブリッシング(KDP)で出版している『Excel VBAユーザーのためのWord VBA入門(1)』の分冊版です。
2024年10月23日時点で、「chapter 7. WordにはSelectionオブジェクトがある」までnoteでもお読みいただけます。
Kindle版の内容を一部改訂しておりますが、chapter 8まで公開した後にKindle版にも改訂内容を反映しますので、Kindle版の『Excel VBAユーザーのためのWord VBA入門(1)』を既にお持ちいただいている方は、note版をお買い求めいただく必要は基本的にはないはずです。
上記の件をご理解いただいた上で、note版も購入いただけるのであれば、とても嬉しいです!
対象とする読者
Excelマクロを少しだけ書いたことがある、というレベルの方は対象としていません(ごめんなさい)。
オブジェクトブラウザーの使い方をご存知であることを前提としています。
オブジェクトブラウザーの基本的な使い方は、Excel VBAやAccess VBAと同じですから、本書では解説していません。
オブジェクトブラウザーの使い方を知りたい方は、拙著『いちばんやさしいPowerPoint VBAの教本』の「Chapter 2. オブジェクト操作の基本を確認しよう」などを参照してください。
Word文書での段落と改行の違い、テンプレートの基本的な役割、スタイルの基本についても理解していることも前提としています。
本書の役割
Wordに関わる作業も、Excelと同様にVBAを使って効率化が図れます。
Word VBAの入門書籍も、過去にいくつか出版されています。
しかし、Word VBAに用意されている大量のオブジェクトがどのような階層構造になっていて、それぞれがどのような役割を担っているのか、その概要を早く理解するのに向いている書籍を、筆者は見たことがありません。
Excel VBAにたくさんのオブジェクトが含まれているのと同様に、Word VBAにも大量のオブジェクトが存在します。Wordマクロを自分で作る場合には、最低でもWord VBAの基本的なオブジェクトについて、理解していなければなりません。
そのようなWord VBAのオブジェクトモデルの、基礎理解のお手伝いをするのが、本書『Excel VBAユーザーのためのWord VBA入門』です。
● リファレンスではありません
本書は、多くのオブジェクトやプロパティ・メソッドの紹介を目的としていません。
基本となるオブジェクトについて、皆さんが少しでも早く概要を理解できることを目指しています。そのため、紹介するプロパティ・メソッドは、オブジェクトの特徴をよく表しているものに厳選しています。
chapter 7までは、Word VBAのもっとも重要なオブジェクトであるDocument・Range・Selectionの基本と、これらに関連するいくつかのオブジェクトについて解説します。
また、Word VBAの基礎を理解するために、chapter 8までは(表や画像などを含まない)文字列だけで構成されているWord文書の、本文部分のみを操作対象としています。
自分の手と頭を動かしましょう
Excel VBAを使える皆さんならば、入門書を1冊読んだだけではExcelマクロを自分で作れるようにはならないことを、よくご存知のはずです。
同じように、サンプルコードを漫然と書き写しているだけでWord VBAのオブジェクトモデルを理解することは、なかなかできないでしょう。
プロシージャ内に書かれたプロパティやメソッドの戻り値が何なのかを自分で調べ、それらをイメージすることを繰り返すことが必須です。
ご自分の手を動かしてオブジェクトブラウザーを調べ、ローカルウィンドウで変数の中身を確認しながら学習を進めてください。
各chapterへのリンク
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