単なる小説 満月39 「どうか今、ここにきて、わたしたちをお助けください」「せめて、この世界をこえたかなたから、救い手をお送りください。さもなければ、わたしに救い手たちをよばせてください。わたしの声を、この世界をこえたかなたへ運ばせてください」とささやくように言う
この世界を超えたかなた
は
いつもある
ある時は
衣装ダンスの中
ある時は
額装の絵のなかの海
ある時は
、、、
どこか並行世界の
誰かが読んでいる「本」
その中から
助けを求める声
「どうか今、ここにきて、わたしたちをお助けください」
と呼ばわり
それから、
「もしご自身でいらっしゃらなければ、せめて、この世界をこえたかなたから、救い手をお送りください。さもなければ、わたしに救い手たちをよばせてください。わたしの声を、この世界をこえたかなたへ運ばせてください」
とささやくように言う
さいごの王 ナルニアのさいご
この世界をこえたかなたから、救い手
そして
最後の時
約束の時を知るものたち
この世界をこえたかなた
で
チリアンの声を
本の中からきく
「声は届く」
心に!
、、、いまやどんなことがはじまるかしれない
星のいまわのきわ
に立ち会うものもいる
「あらゆる世界は、かならず終わるもの」
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