読書note No.13「自分を変える」心の磨き方 第三章から　 マーク・ネポ　野口嘉則訳

恐れそのものにしろ、恐れている対象にしろ、それから目を背けていると、ますますパワーを増していきます。
　私にも子供の頃、家の中に怖くて入れない部屋がありました。しかしある日、ドキドキしながら、子供のちっぽけな精神力を振り絞って、...。

今日も読書ノート、開いていきますね🤗

2021/01/13 13日目
今日もできました！✌️
この本、心に響くのです。

＜1book＞
The Book of Awakening
「自分を変える」心の磨き方
マーク・ネポ　野口嘉則訳
三笠書房
第三章から

＜3point＞
① 自分の中の闇を見つめる
　恐れそのものにしろ、恐れている対象にしろ、それから目を背けていると、ますますパワーを増していきます。
　私にも子供の頃、家の中に怖くて入れない部屋がありました。しかしある日、ドキドキしながら、子供のちっぽけな精神力を振り絞って、ドアを開けました。入り口で身構えましたが何も起こりませんでした。部屋の中に踏み込み、ドキドキもおさまり、驚いたことに、目が暗闇に慣れてきたのです。すると、すぐに古くてかび臭い箱が目についたので、思い切って開けてみました。そこには父方の祖父の写真が何枚か入っていて、私は自分がこの祖父そっくりであることに気づきました。
　自分の中の「見たくないもの」も、これと同じです。恐れであれ、あるいは愛や死の予感であれ、私たちは皆、何度もこの選択に直面します。ドアを開けて、暗闇に目が慣れるのを待てば、自分自身についてもっと発見できるかもしれません。

② 心の痛みを癒す(1）
　私たちは大にして問題の真っ只中を手探りで進むより、問題の周辺で解決策を考える方が楽だと考えます。例えば不快な気分から抜け出すには、どんな気の紛れることをすればいいだろうとか。分析したり、戦略を練ったり、解決策を探したりしていると、それに意識を向けている間は気が紛れます。
　しかし、悲しみや失望を癒して先へ進むには、ただ感情を感じるのが1番の解決法なのです。そうすれば、その感情を通り抜けることができます。
　心の傷を癒すには、傷口を空気に探さなければなりません。痛みを癒すには、痛みを十分に感じて心のそこから「痛い」と叫ばなければならないのです。

③ 心の痛みを癒す(2)
　単純なことのように聞こえますが、自分に感情があることと、その感情の動きや変化はわかっても、心から自分の感情をありのままに感じること、ーすなわち感情を自分と言う存在に浸透させてしっかり感じることーはまた別で、とても難しい作業なのです。
　しかし、もし感情を初めから終わりまで感じなかったら、感情はいつまでも離れず、私たちがその支配から逃れるために、普通では考えられないようなことをしてしまいます。これが様々な依存症の原因です。
　「今どんな気持ちか話してみてよ」と尋ねられても、結局まだ苦しみの周辺にあるものについて話すだけで、感情をきちんと感じる事はしません。このようについ怖がってしまいますが、本当のところ、自分の感情を感じる事は、心の痛みから解放する唯一明らかで確かな方法なのです。

＜1episode＞
　人はしばしば、悲しみをまるでばい菌であるかのように嫌い、幸せをまるで憧れの楽園であるかのように思いこがれます。そして、幸せへの門には鍵がかかっていて、私たちが価値ある人間になるために欠点を矯正しないと、その門は開かないと思い込んでいます。
　人生において悩むと言うことは、痛いほど感じると言うことなのです。深くはっきり感じると、喜びと悲しみの両方へ心が開かれます。深く感じることによって、やっと体験したことの意味が明らかになるのです。例えば、喉が乾いて、川の水に顔をつけ「私は水素だけを飲んで、酸素は飲まないことにしよう」と言ったらどうでしょう。水素と酸素を分けたら、水はもはや水ではありません。
　感じると言うことも同じなのです。幸せか悲しみかどちらかだけを飲もうとしたら、人生はもはや人生ではなくなるのです。生きる事は感じることですし、感じることは私たちになくてはならない権利なのです。

＝心を整える今日のエクササイズ＝
→ごく最近、幸せを感じた瞬間を思い出し、なぜそれを感じられたのかを考えてみましょう。
→ごく最近、悲しみを感じた瞬間を思い出し、なぜそれを感じられたのか考えてみましょう。
→静かに呼吸をしながら、一呼吸するために、川が海と1つになるように、これらの感情を1つにしてみましょう。
　　
＜1action＞
　忙しいのは、現代病のようなもので、次は次はと、自分を駆り立てる自分がいることに気づく、置いてきぼりにされている感情に気づかずに、不安や悲しみ、怒りさえも感じていないことにして、日々を生きている。ちょっと立ち止まって、今感じている感情に、自分の内面に、目を向ける時間を作ることも、大切だなと気づきました。心がモヤモヤしたら、積極的に、感情の声を聞いてみようと思います。

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